ウォーキング中にまだ色づいていない「イチジク」の実をみつけました。
イチジクは漢字では『無花果』と書き、花がない果物なのです。
花が咲かないイチジクにどうして実ができるのか不思議だと思いませんか?
イチジクの花は、普通の植物の花のようには外側からは見えないのです。
実の中に花が咲いているのです。
イチジクの実は内側に空洞があって、そこに花びらのない小さな花が咲いているのです。
実を半分に割ったときに見える赤いツブツブが花で、花がたくさん集まった集合体(花序)になっています。
花が入っている回りのものは花嚢(かのう)と呼んでいます。
だから、イチジクは実を食べているのではなく花嚢とその内側に入っている花序を食べているのです。
イチジクの花期は6~9月。
新枝の葉腋に花を入れた多肉質の袋である花嚢(かのう)ができる。
花嚢は果嚢となり、厚い肉質の壁に囲まれ、倒卵状球形に肥大化する。
初夏に花嚢の内面に無数の花をつける。
雌雄異花であるが、イチジク属には雌雄同株で同一の花嚢に両方花をつける種と雌雄異株で雄株には同一の花嚢に雌雄両方の花、雌株には雌花のみを形成する種がある。(Wikipedia)
学名:Ficus carica
英名:fig tree
別名:トウガキ(唐柿)、ホウライシ(蓬莱柿)、ナンバンシ(南蛮柿)
科名・属名:クワ科 イチジク属(フィクス属)
原産地:西アジア