桜が開花してからずっと天気も良くなくて、雨が降ったり寒い日が続いたりしていました。
満開宣言から数日過ぎたので、ちょっと遅いかなとも思ったのですが、3月31日にやっと晴れたので思い立って東京の桜めぐりをしてきました。
コースは東京の桜の名所と言われている場所のうち、増上寺→靖国神社と千鳥ヶ淵→上野公園→隅田公園を回ってきました。
『増上寺』
浄土宗の七大本山の一つの増上寺、東京タワーのすぐ下にあって、徳川将軍家とのゆかりの深いお寺です。
[大殿の一部と東京タワーと桜]
枝垂れ桜にはすでに緑色の葉もチラホラと見られましたが、花はまだ残っていました。
大殿の隣にある安国殿脇の通路はちょっと風が吹くと桜の花びらが舞って、桜吹雪になっていました。
その様子は散り際の桜だからこその風景でした。
4月4日からは「御忌大会(ぎょきだいえ)」も始まるようで、その準備のためなのか、たくさんのテントが張られ、修行僧らしき人たちが境内を掃除したり、大殿の階段の雑草を抜いたりして忙しそうに働いていました。
『靖国神社と千鳥ヶ淵』
言わずと知れた、多くの祖霊や英霊が眠る場所、靖国神社には東京の桜の標準木があります。
この木に付いた蕾が5~6輪確認された日が、東京の桜の「開花日」となります。
今年の開花日は3月14日で平年よりも10日も早かったんですね。
満開後、1週間も過ぎましたが、それでもまだまだ桜は持ちこたえていてくれていました。
満開後の寒さや悪天候が良かったのかもしれません。
[標準木]
[右近桜]
九段下駅に向かう出口付近にあった緑色の桜。
「右近桜」とプレートがありました。
「鬱金桜」ではなく「右近桜」でした。
靖国神社を出て千鳥ヶ淵へ。
千鳥ヶ淵の一番端、花筏が見事でした。
『上野恩賜公園』
上野駅へは久し振りでした。
公園口の周辺がしばらく来なかった間にずいぶんと変わりましたね。
公園内はウィークデーなのに、とにかく人、人、人でびっくりするくらい混雑していました。
桜はまだまだ大丈夫、ここでは桜並木を歩き、初めて東照宮にお参りをしてきました。
東照宮までの参道は両脇に出店が並び、狭い通路は人にぶつからないように歩くのが精一杯で、桜どころではありませんでした。
東照宮前、唐門には長い列ができていました。
それは何と、お賽銭箱までの列だったんです。
[唐門]
金色に輝く唐門、金箔の下は漆塗りで、贅を尽くした造りになっているそうです。
『隅田公園』
上野公園から隅田公園に向かいました。
途中、浅草寺前を通ったのですが、ここでも雷門前に人、人、人、門の中にはとても入れそうにもありません。
人力車が忙しそうに走り回っていました。
隅田公園は隅田川を挟んで墨田区と台東区の両側に広がる公園で、長さは1.2km以上、面積は18haもある広くて長い公園です。
そしてその両川岸には桜が植えられています。
隅田川に架かる吾妻橋から言問橋までを桜を見ながら歩き、その後は隅田川遊覧船に乗りました。
この時期だけ特別の「お花見船クルーズ」があり、川沿いの風景を見ながらの45分間のクルーズでした。
[船から見た風景]
こうして桜めぐりの1日が終わりました。
万歩計は18,000歩になっていました。
「あづまはし」の脇の船乗り場からみた墨田区側の風景、左のビルから墨田区役所、スカイツリー、アサヒビール本社、オブジェです。
このアサヒビール本社は琥珀色のハーフミラーガラスになっています。
外から見ると金色ですが、内側からは普通のガラス窓のように外が見えるようです。
このビルの壁に金色のスカイツリーが現れます。
台東区側、東武線の鉄橋の少し南側、ここから見ると夕日を反射して金色にきらめいているスカイツリーがアサヒビール本社ビルに映っているのが見られるのです。
桜を入れて撮ってみました。
少しでも場所を移動したり、天気が悪かったりするとダメなのだそうです。
素敵ですねぇ🤗
こんにちは!
私もビルに映る金色のスカイツリーのことは全く知りませんでした。結構有名なようです。
歩いたときに偶然撮れた写真ですが、この場所で条件が合えば誰でも撮れますよ。