「ラフレシア」は世界最大の花と呼ばれている。
大きいものでは直径1メートルを超し、重さは4‐5㎏にもなる。
2017年に発見された世界最大のラフレシアは直径が120センチもあったらしい。
ラフレシアは、ぶどう科の植物の根に寄生し、茎、根、葉を持たず、寄生した根から直接花を咲かせる。
開花まで1年くらいかけて成長するが、開花すると3~7日ほどで枯れてしまう花で、東南アジアの島、マレー半島に生息し、特にボルネオ島では見られる確率が高いらしい。
[ラフレシア]
[蕾]
そこで一度は見てみたいと思い、コタキナバルへ行ってみた。
今はコタキナバルまで直行便があるので便利になった。
いつ見られるか分からないので1週間の予定を立て、もし見られなかったら諦めるつもりだった。
現地でガイドさんを頼み、毎日開花情報を伝えてもらった。
3日目の朝、連絡がありすぐにガイドさんと合流し、車で1時間くらい走ったところにある民家に行った。
普通の家で、この花を見せるために入場料を取り、生活費の足しにしているらしい。
日本円で2千円くらいだった。
安い金額ではないが、1日何人来るか分からないし、滅多に咲かないので、しょうがないかとも思った。
ラフレシアは腐った臭いがするので有名だが、この花の受粉はハエ。
この臭いはハエをおびき寄せるために出しているらしい。
でも見たときには臭いは感じなかった。
ただ、花が見られたのが嬉しくて、そこまで気づかなかったのかもしれない。
コタキナバルでの1週間はあちこち歩いた。
ボルネオ島で生息するテングザルやツチボタルを見に行ったり、キナバル山の麓まで行って、ポーリン温泉にも入ってみた。
キナバル公園内のポーリン温泉は第二次世界大戦中に旧日本軍が掘り当てた源泉がある場所で、今では観光地となっている。
[テングザルを探してジャングルクルーズ]
[テングザル]
ボートが動いているので見つけてもうまく撮れない。
[キナバル公園内にあるキャノピーウォーク]