日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

「オステオスペルマム」と「ディモルホセカ」

2023-03-21 07:00:00 | 植物

「オステオスペルマム」「ディモルホセカ」のこと、この二つの花はずっと同じものだと思っていました。

ところが名前が違えばやっぱり違う花なのですね。

写真を撮って花の名前で検索すると、両方の名前が出てくるのです。

だから二つの名前でそれぞれ調べてみました。

その結果何と、オステオスペルマムは多年草、ディモルフォセカは一年草として区別するのだそうです。

これは難しい分け方だと思い、さらに詳しく調べると、オステオスペルマムは、花びらに艶があり、カラーバリエーションが豊富で、八重咲きや斑入りなどの品種もあるとのことでした。

そのことを頭に入れて、ウォーキング中に見つけたオステオスペルマムを貼っていきます。

 

 

それに対してディモルホセカの花色は黄色、橙色、白の3色だけしかないようです。

 

オレンジ色と黄色の花、これは友人宅で咲いていた「ディモルホセカ」です。

ホームセンターで買ってきた時に名前のタグが付いていたのでまちがいありません。

 

最近では両方を交配してできた品種もあって、見た目だけでの区別は難しくなっているようです。

あるサイトで他の区別方法が書いてありました。

「オステオスペルマムの葉はやや幅が広く光沢があるが、デモルフォセカの葉はやや幅が狭い。」

この方法だと分かりやすいと思うけれど、これは両方の葉を一緒に比べてみなければ分かりませんね。

 

これは花色が黄色でどちらか分からないもの。

でも葉っぱの様子から多分オステオスペルマムだと思います。

 


『オステオスペルマム』

学名:Osteospermum

英名:African daisy

科名・属名:キク科 キンセンカ属

原産地:熱帯アフリカ、アラビア

 

『ディモルホセカ』

学名:Dimorphotheca

英名:Cape marigold、Namaqualand daisy

別名:アフリカキンセンカ 

科名・ 属名:キク科   アフリカキンセンカ属(ディモルフォセカ属)

原産地:南アフリカ

 

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エリオステモン・ディフォルミス

2023-03-19 07:00:00 | 植物

数日前、ウォーキング中にあまり見かけない木が目に留まった。

ちょっと赤っぽい葉と小さな玉のような赤い蕾。

 

この赤い蕾が開いたらどんな花になるのだろう?、と数日間その場所に注目していた。

1週間後くらいからポチポチと開いてきた花を見たら、何とミカンの花にそっくり、ただ色が赤いだけ。

 

 

花が開いたらこっちのもの、すぐに調べてみた。

花がミカンのようだと思ったらやっぱりミカン科の「エリオステモン」の園芸品種の一種で「エリオステモン・ディフォルミス・プロファッション」だと分かった。

何と長い名前、オーストラリア原産だとのこと。

ところがエリオステモンという名前は旧属名になっていて、現在の学名はフィロテカ・ディフォルミス(Philotheca difformis)ということになっているらしい。

まあ、どっちでもいいけれど、両方ともオボエラレナイ・・・(今日のブログタイトルは旧名のエリオステモンにした)

 

暖かくなってきたからどんどん花が開いていく様子が見られ、近づくと全体からほのかに柑橘系の香りも感じられた。

 

 

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花かんざし

2023-03-17 07:00:00 | 植物

ぽかぽか陽気に誘われたように、鉢植えの「花かんざし」もあちこちで見かけるようになった。

白くて先端がちょっと淡い紅色の蕾、これが”かんざし”のように見えたから「花かんざし」という名前になったとか。

 

 

丸い蕾が開くと、ドライフラワーのようなカサカサした手触りの白い花になる。

 

この花、「花かんざし」は流通名で、学名ではローダンセ・アンテモイデス(Rhodanthe anthemoides)。

花の大きさは2cmくらい、草丈は15~25cmほど。

 


 

学名:Rhodanthe anthemoides

英名:chamomile sunray

流通名:花かんざし

科名・属名:キク科 ローダンセ属

原産地:オーストラリア

 


 

同じ品種で花弁が尖っているのが、ペーパーカスケード(Rhodanthe anthemoides cv. Paper Cascade)。

花の咲く時期は少し遅い。

 

[ペーパーカスケード]

 

ところがこの花、とっても紛らわしいことがある。

別の花で和名が「ハナカンザシ」、「ヒロハノハナカンザシ」というものがあって、3つともローダンセ属の花だから名前と姿が似ていてややこしい。

 

①「花かんざし」--- ローダンセ・アンテモイデス(Rhodanthe anthemoides)

花の大きさは2cmくらい、草丈は15~25cmほどで白花だけ。

②「ハナカンザシ」--- ローダンセ・クロロセファラ(Rhodanthe chlorocephala subsp. rosea)

花の大きさは3cmほど、草丈は40~60cmにもなって、①の「花かんざし」より全体に大きめ。

花の色は白のほかに、赤、ピンクなどもある。

③「ヒロハノハナカンザシ」--- ローダンセ・マングレシー(Rhodanthe manglesii)

花が②の「ハナカンザシ」とよく似ていて、花色は白とピンク。

名前の通り葉が丸いのが特徴で、蕾は下を向いて付き、花が開くと上向きになる。

 

本当にややこしい (;゚Д゚)エエー

 

 

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ハーデンベルギア

2023-03-15 07:00:00 | 植物

フェンスに絡まってい咲いていた「ハーデンベルギア」を見つけた。

鮮やかな赤紫色の花がフェンスいっぱいに垂れ下がっている様子は遠くからでも目立っていた。

 

 

あまり見かけないけれど、ハーデンベルギアはオーストラリアの花。

日本名ではコマチフジ(小町藤)という名前、その方が花の姿をイメージできると思う。

花色には白、紫、ピンクなどの種類がある。

 

まるで胡蝶蘭のような花。

白花だったらもっと似ているのかも。

それがたくさん連なっているのだから、『みごと!』としか言いようがない。

この花は鉢植えでも楽しめるようで、別の場所ではもう少し紫色がかった花も見つけた。

 

やっぱり地植えにした方が立派な花が咲くようで、鉢植えの方の花は小さかった。

 

ハーデンベルギアという名前はドイツ・ハーデンベルグ伯爵夫人の名にちなんでいるらしい。

でも、伯爵夫人の名前をなぜこの花に付けたのかは分からなかった。

 


 

学名:Hardenbergia Violacea

英名:Coral pea、Vine lilac

別名:小町藤(コマチフジ)、ヒトツバマメ

科名・属名:マメ科 ハーデンベルギア属

原産地:オーストラリア南部、東部

 

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ボックスウッド(西洋ツゲ)

2023-03-13 07:00:00 | 植物

生け垣の「ボックスウッド」に花が咲いていた。

ボックスウッドは和名ではセイヨウツゲ(西洋ツゲ)で、ツゲの一種。

 

葉の色が明るい緑色のためか、生け垣としてびっしりと植えられていてもあまり重々しい感じがしない。

最近は結構この木を見る機会が多いような気もする。

街路樹の根締めとして植えられていたり、道路沿いの植え込みなどでも良く見かける。

丈夫で育てやすく、手がかからなくて植えっぱなしにしておいてもよいからなのかもしれない。

その木をいつも見ていたはずなのに、花を見たのは初めてだった。

 

[拡大した花の様子]

早春に咲くクリーム色の花は雌花が1個(中央の緑色の部分)で、その周りを複数の雄花が囲んでいる。

 


 

学名 :Buxus sempervirens

英名:Common box、Boxwood、European box

別名:西洋柘植、西洋黄楊(セイヨウツゲ)

科・属名:ツゲ科・ツゲ属

原産地 地中海沿岸~西アジア

 


 

よく見るツゲといわれる木には二種類あって、そのうちの一つがツゲ(柘植)で、ツゲ科ツゲ属の常緑樹。

これは「ホンツゲ」とも呼ばれている。

ホンツゲは成長が遅く、木が緻密で硬いので、高級木材として櫛や印鑑、将棋の駒などに使われている。

もう一つが、イヌツゲ(犬柘植)でモチノキ科モチノキ属の常緑樹になっている。

イヌツゲの木は成長が早くて木材としては役にたたなけれど、庭木としてはとても優秀で十分役に立っている。

栽培に手がかからなく、丈夫で刈り込みも耐える。

だから生け垣になったり、庭で観賞用に丸く刈り込まれたりしている。

別名では「タマツゲ」などとも呼ばれている。

 

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