第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

Academic Generalistが進むべき道:ミシガン大学留学編

2024-05-12 18:45:29 | University of Michigan

みなさま 

お久しぶりです。出雲で7年に及んだ夢と目標が叶い、帰国して新しいミッションを開始しています。ミシガン大学での貴重な時間は論文作業などに集中するために、あえてブログなどは更新していませんでした。しかし帰国して所属も変わったために、これから空港と大学の時間などの合間にはこちらにも色々と思うことを記載していければと思います。

今回は以前 UJA編集部 土肥栄祐先生よりお誘いいただいた記事が発表されていますためにこちらにも転載しておこきます。

 

Academic Generalistが進むべき道


真冬のAnn Arborでの -20度の冷気は驚くほど気持ちよく、寒いというよりは”痛い”くらいに美しい。これは相対比較無しには絶対に感得できなかったアハ体験だ。先日はダイヤモンドダストに遭遇し、運転中に視界が一斉に煌めき美しさに見惚れてしまい事故に遭いそうになった。余談であるが、ダイヤモンドダストと言えば、漫画聖闘士星矢のキグナスの必殺技であり、自分がまさかその必殺技を受ける側になれるとは、とても光栄だ。そのような非日常の留学体験は当初こそ驚きと感動の経験であったとしても、一度生活に慣れてしまうとごくありふれたタダの日常であり、日々慎ましく暮らしている。

 
写真1 ミシガン大学での仲間、右から3人目が筆者
 

さて自己紹介が遅れたが筆者は現在Department of Medicine, University of Michiganに所属して研究させていただている。と言っても、大学でカッコよく立派な基礎研究などをおこなっているわけではなく、毎日朝回診をしたり、毎日昼のカンファレンスにも出て、夜は夜で忙しく働いているので日米を代表する不思議ちゃん的立ち位置となってしまっている。日本での表向きの仕事は総合診療医センターの運営の責任者(准教授)の仕事もしている。(写真1)

自分がなぜココにいるかというと、診断エラーの国際共同研究のためでもあり、医療の質と患者安全、そして病院総合診療医学のリーダーを育てるプログラムとして在籍させていただているのである。特殊ではあるが、Visiting professorとして、PSEP(医療の質研究チーム)でも働かせていただいていたりする。

 
 
 

おっと、当たり前のように”診断エラー”という言葉を使ってしまったが、実は日本語で広まってきたのはつい最近の事で、馴染みのない方も多いかもしれない。診断エラーとは、わかりやすく言えば、診断のWrong(誤り)、Missed(見逃し)、Delayed(遅れ)と定義されている。本当は患者への説明や理解なども踏まえた複雑な定義が発表されているが今回は割愛させていただく。

古今東西、医師という専門職は診断学や治療学の研究を必死になって行ってきた。その結果、現代医学の医療技術への発展と、人体への理解は目まぐるしく進んだ。それ自体は素晴らしく人類の未来はとても明るいと信じている。しかし、昔から自分は人と違う視点を持つ傾向があるので、むしろ患者に有害性を与えてしまっているかもしれない医学の負の部分は無視してしまってよいのか?言葉を変えると、あまり研究されていないけれども誰かがやらなければならない患者安全の領域や、今すぐ改善しなければならない医療の質の領域があるのではないかと感じてきた。あまり日本で大きな声でこのような案件を吠えてしまうと、目をつけられて袋叩きに遭うので、本心はひっそりとしていたいところである。しかし、患者のために有用な研究は何がなんでも進める必要があると、ある意味覚悟を決めた。

そう、”言いたいことも言えない世の中じゃポイズン”という名歌があるように、やはりここは正々堂々と自分の研究テーマをごく少しだけ取り上げさせて頂きたい。

例えば2016年に米国の推定死亡原因の第三位はメディカルエラーであるとBMJで発表されて衝撃が走った。(引用1、図2)

 
図2左: 米国の2013年の死亡原因割合, 右: 同年の厚生労働省からのデータで筆者作成
 

癌、心筋梗塞、脳卒中、肺炎、どれもこれも画期的な診断や治療が開発されれば、すぐにでも社会に還元されるであろうし、かつ医療経済的にも注目される目に見えやすい領域である。しかし、米国と日本のメディカルエラーが同等レベルであると仮定して死因を比較した場合に、我々は本当にその光の当たる疾患群の診断や治療のみに集中してよいのだろうか?相当な患者が我が国でメディカルエラーにより亡くなっている可能性があるのであれば、それを半分にする、いや20%減らすだけでも相当な人が救われないか?そのように自問自答してきた。

なかでも診断という行為は極めて複雑な知的作業であり、ジェネラリストである自分は最も興味をもつ分野であった。それは、確率の科学として単にAIが鑑別診断をリストアップするだけのものでは全くなく、数値化困難なアートの領域であると信じているからだ。

医師だけでもなく、医療スタッフ全員の協力、医療システム全体の問題の改善、そして何よりも患者の主体的な協働参画無くして卓越した診断(Diagnostic Excellence)は達成できないのである。(引用2)

私が将来的に行っていきたいテーマは、このようにマイクロシステムレベルでは患者の診断治療レベルを、メソシステムレベルでは院内の問題の診断と治療を、そしてマクロシステムレベルでは日本全体の医療の質の改善に関する研究なのである。

ゆえに、何の研究をやっているかわからない人という批評を受けやすいが、当の本人としては仕方がないことだと考えている。それこそがジェネラリストの研究テーマの強みだからである。これから曖昧でかつ、不透明で、先が見えない世界の発展が加速するだろう。5年後のことは誰も予想できないレベルだ。一つのことを徹底して追求するのも重要であるが、アカデミックジェネラリストの一人としては視点と視野と視座を自由に入れ替えることで、初めてジェネラリストに親和性の高い研究テーマを次々と創ることができると考えている。ジェネラリスト研究の独自性は、臓器特異的に分けられるものではなく、全体像がとても見え難い、だからこそ独自性を発揮するための戦略になるだろう。その中心を担うのは医療の質・安全領域となるだろうと考えている。
 
 
 
 
 

引用:

 

1 Watari T, Tokuda Y. Role of Japan's general physicians in healthcare quality improvement and patient safety. J Gen Fam Med. 2022 Apr 1;23(3):137-139. https://doi.org/10.1002/jgf2.541

 

2 Watari T, Schiff D G. Diagnostic Excellence in Primary Care. J Gen Fam Med. 2023. https://doi.org/10.1002/jgf2.617


医療現場に必要なリーダーシップ・スキル

2023-09-15 04:27:32 | 総合診療

医療現場に必要なリーダーシップ・スキル

みなさまこんにちは。今日は手前味噌ですが医療現場でのリーダーシップについて、これからリーダーになる、ならなければならない、いやいや仕方なく・・・などの誰にとっても興味深いのではないかという書籍をご紹介したいと思います。

「医療現場に必要なリーダーシップ・スキル」

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この書籍は、グロービス経営大学院の田久保善彦研究科長がゲストエディターとして参加し、総合診療医を中心とした22名の医療者たちが集まり、ケースベースのディスカッションを通じて、医療者がどうすればチームビルディングを成功させるかを探求しています。参加していた当事者としては、やはり田久保先生の一つ一つのコメントには鋭いキレがあり、穏やかな眼光から放たれる日本刀の様なリーダーシップ論の切れ味には毎度毎度感銘を受けております。

医療現場は、多くの専門家が協力して患者さんの健康をサポートする場所です。医療者の集合体である以上、その組織の中で、所属の中で、リーダーシップ・スキルは絶対に欠かせない要素となります。しかし、そのスキルをどのように身につけ、どのように実践すればよいのかは、なかなか難しい問題でで、だれも教えてくれることはありません。

この書籍は、そんな医療者たちの疑問を解決するヒントを提供してくれるかと思います。

特に、リーダーシップのキーポイントとして、「パワーベースを作る」「意図的に人脈を作る」「利害関係を見極める」などの具体的な方法や考え方が紹介されています。これらのスキルは、医療現場だけでなく、様々な場面で役立つものとなるかと思います。

ぜひリーダーシップ・スキルを高めたい、チームビルディングの成功を目指したいとお考えの方は、読みやすいので、さらっとこの書籍を手に取ってパラパラと読んでみてください。新しい発見や気づきがたくさん詰まっているかと思います。

 

 


PUBLICATIONS (International Peer-review journals only)

2023-09-10 17:40:26 | Publication

大学業務でのメモ用です 

PUBLICATIONS (International Peer-review journals only) 2021年1月1日から のみ

  1. Kamijo K, Shibata A, Yamamoto N, Watanabe J, Watari T. Risk factor analysis of medical litigation outcomes in obstetrics and gynecology: a retrospective cohort study of 344 claims in Japan, Journal of Forensic and Legal Medicine, 2024. https://doi.org/10.1016/j.jflm.2024.102752.
  2. Miyagami T, Watari T, Nishizaki Y, Sekine M, Shigetomi K, Miwa M, Chopra V, Naito T. Survey on nurse-physician communication gaps focusing on diagnostic concerns and reasons for silence. Sci Rep. 2024 Jul 29;14(1):17362. doi: 10.1038/s41598-024-68520-6.
  3. Suzuki M, Watari T. Endogenous Cushing’s Syndrome Due to Right Adrenal Adenoma Presenting With Bilateral Leg Oedema and Skin Ulceration. Cureus. doi:10.7759/cureus.
  4. Harada Y, Suzuki T, Harada T, Sakamoto T, Ishizuka K, Miyagami T, Kawamura R, Kunitomo K, Nagano H, Shimizu T, Watari T. Performance evaluation of ChatGPT in detecting diagnostic errors and their contributing factors: an analysis of 545 case reports of diagnostic errors. BMJ Open Quality 2024;13:e002654. doi: 10.1136/bmjoq-2023-002654
  5. Hirata R, Tago M, Shikino K, Watari T, Takahashi H, Sasaki Y, Shimizu T. Standardizing Generalist Definitions to Improve Evidence in General Medicine: Addressing Diverse Interpretations and Lack of Consistency. Int J Gen Med. 2024 Jul 3;17:2939-2943. doi: 10.2147/IJGM.S468755.
  6. Lymphomatosis cerebri caused by adult T-cell leukemia/lymphoma: a differential diagnosis for depression: a case report. Inaba S, Kudo M; Kamano H, Ohishi Y, Kiyasu J, Watari T. Journal of Medical Case Reports, 2024. (In press)
  7. Watari T, Otsuka Y, Shiraishi Y. Precision Trigger Point Injections: An Anatomically Guided Approach for ACNES Treatment. Internal Medicine. 2024 (In press)
  8. Fumita S, Sakaguchi K, Watari T. Peripheral vascular injury resulting in fatal hemorrhage. BMJ Case Rep. 2024 (In press)
  9. Takagi S, Koda M, Watari T. The Performance of ChatGPT-4V in the Japanese Medical Licensing Exam: Image and Table Insights: Research Letter. JMIR Med Educ. 2024 May 23;10:e54283. doi: 10.2196/54283.
  10. Iida K, Watari T, Watanuki S. The Japanese universal health insurance system in the context of diagnostic equity. Diagnosis (Berl). 2024 Apr 10. doi: 10.1515/dx-2024-0047. Epub ahead of print. PMID: 38591993.
  11. Shikino K, Sekine M, Nishizaki Y, Yamamoto Y, Shimizu T, Fukui S, Nagasaki K, Yokokawa D, Watari T, Kobayashi H, Tokuda Y. Distribution of internal medicine rotations among resident physicians in Japan: a nationwide, multicenter, cross-sectional study. BMC Med Educ. 2024 Mar 20;24(1):316. doi: 10.1186/s12909-024-05314-4.
  12. Kunitomo K, Gupta A, Harada T, Watari T. The Big Three diagnostic errors through reflections of Japanese internists. Diagnosis (Berl). 2024 Mar 20. doi: 10.1515/dx-2023-0131.
  13. Suzuki M, Watari T. Primary epiploic appendagitis: A rare cause of localised abdominal pain. BMJ Case Rep. 2024 Feb 21;17(2):e259403.
  14. Otsuka T, Sakaguchi K, Houchens N, Nakano Y, Endo T, Odagawa S, Yamasaki D, Miwa M, Shiraishi Y, Tokuda Y, Kataoka H, Watari T. Empathy Among Physicians and Nurses in Japan: A Nationwide Cross-sectional Study. J Gen Intern Med. 2024 Jan 26. doi: 10.1007/s11606-024-08620-1
  15. Nagasaki K, Kobayashi H, Nishizaki Y, Kurihara M, Watari T, Shimizu T, Yamamoto Y, Shikino K, Fukui S, Nishiguchi S, Katayama K, Tokuda Y. Association of sleep quality with duty hours, mental health, and medical errors among Japanese postgraduate residents: a cross-sectional study. Sci Rep. 2024 Jan 17;14(1):1481. doi: 10.1038/s41598-024-51353-8.
  16. Tago M, Hirata R, Takahashi H, Yamashita S, Nogi M, Shikino K, Sasaki Y, Watari T, Shimizu T. How Do We Establish the Utility and Evidence of General Medicine in Japan? Int J Gen Med. 2024 Feb 22;17:635-638. doi: 10.2147/IJGM.S451260.
  17. Suzuki M, Watari T. Idiopathic segmental anhidrosis in an older patient presenting with recurrent dizziness. BMJ Case Rep. 2024 Jan 16;17(1):e258324. doi: 10.1136/bcr-2023-258324.
  18. Watari T, Gupta A, Hayashi M, Mizuno K, Nakano Y, Tokuda Y, Sakaguchi K. Characteristics of Medical School Deans and University Hospital Directors in Japan. JAMA Netw Open. 2024 Jan 2;7(1):e2351526. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2023.51526.
  19. Katayama K, Nishizaki Y, Takada T, Kataoka K, Houchens N, Shimizu T, Yamamoto Y, Watari T, Tokuda Y, Ohira Y. Association Between Mentorship and Mental Health among Junior Residents: A Nationwide Cross-Sectional Study in Japan. J Gen Fam Med. 2023 Dec 18;25(1):62-70. doi: 10.1002/jgf2.671.
  20. Watari T, Sheffield V, Nishizaki Y, Tokuda Y. Differences in the resident encounter of disruptive behavior by gender. Med Teach. 2024 Mar;46(3):423-425. doi: 10.1080/0142159X.2023.2288545.
  21. Otsuka Y, Ishizuka K, Harada Y, Harada T, Shikino K, Shiraishi Y, Watari T. Three Subtypes of Cutaneous Nerve Entrapment Syndrome: A Narrative Review. Intern Med. 2024 Jan 13. doi: 10.2169/internalmedicine.2927-23.
  22. Watari T, Takagi S, Sakaguchi K, Nishizaki Y, Shimizu T, Yamamoto Y, Tokuda Y. Performance Comparison of ChatGPT-4 and Japanese Medical Residents in the General Medicine In Training Examination: Comparison Study. JMIR Med Educ. 2023 Dec 6;9:e52202. doi: 10.2196/52202.
  23. Shikino K, Tago M, Watari T, Sasaki Y, Takahashi H, Shimizu T. Educational Strategies Related to Information Science and Technology for Medical Students: General Medicine Physicians’ Perspective. J Gen Fam Med, 2023. https://doi.org/10.1002/jgf2.656
  24. Watari T. Kurihara M, Nishizaki Y, Tokuda Y, Nagao Y. Safety culture survey among medical residents in Japan: A nationwide cross-sectional study. BMJ Open Qual. 2023 Oct;12(4):e002419. doi: 10.1136/bmjoq-2023-002419
  25. Watari T, Tokuda Y. Letter to the Editor; Artificial Intelligence in Clinical Pharmacology: A Case Study and Scoping Review of Large Language Models and Bioweapon Potential. Br J Clin Pharmacol. 2023 Oct 12.
  26. Miyagami T, Watari T, Nishizaki Y, Shimizu T, Tokuda Y. Association of diagnostic error education and recognition frequency among Japanese medical students: a nationwide cross-sectional study. Diagnosis (Berl). 2023 Oct 9.
  27. Kamau M C, Arshad H, Cox R, Farrington R, Najjar I, Rihal SC, Stelfox TH and Watari T. How to Eradicate Sexism and Sexual Harassment in Medicine and Healthcare. UK parliament, 2023.
  28. Watari T, Houchens N, Nishizaki Y, Kataoka K, Otsuka T, Nakano Y, Sakaguchi K, Shiraishi Y, Katayama K, Kataoka H, Tokuda Y. Empathy Competence and Future Specialty among Medical Residents in Japan: A Nationwide Cross-Sectional Study. Sci Rep. 2023 Aug 23;13(1):13742. doi: 10.1038/s41598-023-41011-w.
  29. Watari T, Mizuno K, Sakaguchi K, Shimada Y, Tanimoto Y, Nakano Y, Kono K, Tokuda Gender inequality improvement in medical school admissions in Japan. J Womens Health (Larchmt). 2023 Nov 9. doi: 10.1089/jwh.2023.0291.
  30. Shimizu I, Watari T, Watanuki S, Hatake T. Morbidity and Mortality Conferences in Internal Medicine Specialty Training in Japan: A Nationwide Cross-Sectional Study. Intern Med. 2023 Oct 6.
  31. Tago M, Hirata R, Katsuki NE, Otsuka Y, Shimizu T, Sasaki Y, Shikino K, Watari T, Takahashi H, Une K, Naito T, Otsuka F, Thompson R, Tazuma S. Contributions of Japanese Hospitalists During the COVID-19 Pandemic and the Need for Infectious Disease Crisis Management Education for Hospitalists: An Online Cross-Sectional Study. Risk Manag Healthc Policy. 2023 Aug 21;16:1645-1651.
  32. Watari T, Houchens N, Otsuka T, Endo T, Odagawa S, Nakano Y, Kataoka H, Miwa M, Yamasaki D, Tokuda Y, Shiraishi Y, Sakaguchi K. Differences in empathy levels among physicians based on specialty: A nationwide cross-sectional study. Postgrad Med J. 2023 Sep 23:qgad084.
  33. Suzuki M, Watari T. Blue Toe Syndrome Caused by Spontaneous Cholesterol Embolisation Syndrome. QJM. 2023 Jul 20:hcad169
  34. Takagi S, Watari T, Erabi A, Sakaguchi K. Performance comparison of GPT-3.5 and GPT-4 in the Japanese National Medical Examination. JMIR Med Educ. 2023 Jun 29;9:e48002.
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  36. Harada Y, Watari T, Nagano H, Suzuki T, Kunitomo K, Miyagami T, Aita T, Ishizuka K, Maebashi M, Harada T, Sakamoto T, Tomiyama S, Shimizu T. Diagnostic errors in uncommon conditions: a systematic review of case reports of diagnostic errors. Diagnosis (Berl). 2023 Aug 10. doi: 10.1515/dx-2023-0030.
  37. Watari T, Nishizaki Y, Houchens N, Kataoka K, Sakaguchi K, Shiraishi Y, Shimizu T, Yamamoto Y, Tokuda Y. Medical resident’s pursuing specialty and differences in clinical proficiency among medical residents in Japan: A nationwide cross-sectional study. BMC Med Educ 23, 464 (2023).
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  51. Sakaguchi K, Watari T, Tokuda Y. Evidence-based Prescription of Corticosteroids for COVID-19 patients: A Comparison between General Medicine and Other Specialty in Japan. J Gen Fam Med. 2022 Dec 30:10.1002/jgf2.602. doi: 10.1002/jgf2.602.
  52. Tago M, Hirata R, Shikino K, Watari T, Sasaki Y, Takahashi H, Katsukura K, Watanuki S, Kondo K, Shimizu Acquiring and teaching appropriate leadership skills in diverse settings for general hospitalists. J Hosp Gen Med. 2023:5-2.
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  55. Watari T, Votruba K. Editorial: A letter from a patient: Awareness regarding medical errors and patient engagement. J Gen Fam Med. 2022 Nov 28;24(1):1-2. doi: 10.1002/jgf2.598.
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  60. Watari T, Tokuda Y, Takahashi H, Taniguchi K, Shibuya K, Analysis of hydroxychloroquine prescriptions for COVID-19 in Japan. J Gen Fam Med. 2022.https://doi.org/10.1002/jgf2.592
  61. Watari T, Tokuda Y, Taniguchi K, Shibuya K. COVID-19 Incidence and Ivermectin Prescription Trends for COVID-19 in Japan. J Gen Intern Med. 2022 Nov 2:1–3.
  62. Watari T, Nakano Y, Gupta A, Kakehi M, Tokonami A, Tokuda  Research Trends and Impact Factor on PubMed Among General Medicine Physicians in Japan: A Cross-sectional Bibliometric Analysis. Int J Gen Med. 2022 Sep 14;15:7277-7285
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  64. Mabuchi H, Higuchi H, Imada T, Watari T. Unexplained abdominal pain caused by fracture of the thoracic vertebra. Am J Case Rep. 2022 Nov 2;23:e937740.
  65. Watanabe J, Yamamoto N, Shibata A, Oide S, Watari T. The impact and prevention of system and diagnostic errors in surgical malpractice claims in Japan: A retrospective cohort study. Surg Today. 2022 Sep 21. doi: 10.1007/s00595-022-02590-9
  66. Suzuki M, Watari T. Morbihan syndrome. J Gen Intern Med. 2023 Jan;38(1):233
  67. Kunitomo K, Harada T, Watari T. Cognitive Biases Encountered by Physicians in the Emergency Room. BMC Emerg Med. 2022 Aug 26;22(1):148. doi: 10.1186/s12873-022-00708-3.
  68. Suzuki M, Watari T. Macaroni sign: A clue to Takayasu arteritis diagnosis. BMJ Case Rep. 2022 Aug 2;15(8):e250920.
  69. Sakaguchi K, Watari T. Early Diagnosis of Intravascular Large B-Cell Lymphoma by Random Skin Biopsy. Eur J Case Rep Intern Med. 2022 Jul 26;9(7):003497.
  70. Tago M, Hirata R, Watari T, Shikino K, Sasaki Y, Takahashi H, Shimizu T. Future research in general medicine has diverse topics and is highly promising: Opinions based on a questionnaire survey. Int J Gen Med. 2022 Aug 1;15:6381-6386. 
  71. Harada T, Kosaka S, Hiroshige J, Watari T. Relationship between the use of preprinted physician orders for hospital-acquired fever and time to blood culture collection: a single-center retrospective cross-sectional study. Int J Gen Med. 2022 Jul 2;15:5929-5935.
  72. Tago M, Hirata R, Shikino K, Watari T, Sasaki Y, Takahashi H, Nakamura T, Kiyota M, Yabuki T, Ie K, ShimizuT. Common foundations between hospital general medicine and family medicine in Japan: harmonizing and merging. J Hosp Gen Med. 2022:4(5):264-265
  73. Watari T, Tokuda Y, Amano Y, Onigata K, Kanda H. Cognitive bias and diagnostic errors among physicians in Japan: a self-reflection survey. Int J Environ Res Public Health. 2022 Apr 12;19(8):4645.
  74. Tago M, Shikino K, Hirata R, Watari T, Yamashita S, Tokushima Y, Tokushima M, Aihara Katsuki N, Fujiwara M, Yamashita S. General medicine departments of Japanese universities contribute to medical education in clinical settings: a descriptive questionnaire study. Int J Gen Med. 2022 Jun 23;15:5785-5793.
  75. Yamamoto N, Sukegawa S, Watari T. Impact of system and diagnostic errors on medical litigation outcomes: Machine learning-based prediction models. Healthcare (Basel). 2022 May 12;10(5):892.
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  77. Nishiguchi S, Sugaya N, Saigusa Y, Mayama M, Moromizato T, Inamori M, Tokuda Y, Watari T. Effects of electrocardiographic monitoring education on nurses’confidence and psychological stress: An online cross-sectional survey in Japan. Int J Environ Res Public Health. 2022 Apr 14;19(8):4742.
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  113. Miyagami T, Uehara Y, Harada T, Watari T, Shimizu T, Nakamura Y, Ogura N, Kushiro S, Masuyama K, Kanai Y, Yang K, and Naito T. Delayed treatment of bacteremia during the COVID-19 pandemic. Diagnosis (Berl). 2021 Jan 19:dx-2020-0114.
  114. Watari T, Otsuki K. In Reply to the Letter to the Editor Regarding "Characteristics and Burden of Diagnostic Error-Related Malpractice Claims in Neurosurgery". World Neurosurg. 2021 Mar;147:253. doi: 10.1016/j.wneu.2020.12.155.

PUBLICATIONS (International Peer-review journals only) Vol2

2023-07-13 04:25:17 | Publication

大学業務でのメモ用です 

PUBLICATIONS (International Peer-review journals only) 2020年12月31日まで

  1. Otsuki K, Watari T. Characteristics and Burden of Diagnostic Error-Related Malpractice Claims in Neurosurgery. World Neurosurg. 2020 Dec 5:S1878-8750(20)32544-4.
  2. Mayama M, Umazume T, Watari H, Nishiguchi S, MoromizatoT, and Watari T. Frequency of night shift and menstrual cycle characteristics in Japanese nurses working under two or three rotating shifts. J Occup Health. 2020 Jan;62(1):e12180.
  3. Suzuki M, Watanabe G, Watari T. Epstein–Barr Virus-induced Meningitis-retention Syndrome. Eur J Case Rep Intern Med. 2020 Aug 13;7(11):001852.
  4. Shikino K, Watari T, Tago M, Sasaki Y, Takahashi H, Shimizu T. Five tips on writing case reports for Japanese generalist. J Gen Fam Med, 2020. doi.org/10.1002/jgf2.395
  5. Watari T, Tachibana T, Okada A, Nishikawa K, Otsuki K, Nagai N, Abe H, Nakano Y, Takagi S, and Yu Mandell Amano.  A review of food poisoning caused by local food in Japan, J Gen Fam Med. 2020;22(1):15-23. doi:10.1002/jgf2.384
  6. Harada T, Miyagami T, Watari T, et al. Analysis of diagnostic error cases among Japanese residents using DEER taxonomy. J Gen Fam Med, 2020 org/10.1002/jgf2.388.
  7. Harada T, Watari T, Miyagami T, et al. COVID Blindness: Delayed Diagnosis of Aseptic Meningitis in the Era of the COVID-19 Pandemic. Eur J Case Rep Intern Med. 2020 Oct 23;7(11):001940.
  8. Sato M, Watari T. Housemaid’s Knee (Prepatellar Septic Bursitis). Cureus 12(9): e10398. doi:10.7759/cureus.10398. September 11, 2020
  9. Watari T, Tokuda Y, Owada M, Onigata K. The Utility of Virtual Patient Simulations for Clinical Reasoning Education. Int. J. Environ. Res. Public Health 2020, 17, 5325.
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  12. Suzuki M, Watari T. Erythromelalgia caused by polycythemia combined with primary aldosteronism. E Eur J Case Rep Intern Med. 2020 Aug 13;7(11):001852.
  13. Watari T, Shikino K, Shibata A, Takahashi H, and Sakamoto S. Post-COVID-19: New normal in general medicine. J Gen Fam Med. 2020. doi.org/10.1002/jgf2.362
  14. Kono K, Watari T, Tokuda Y. Assessment of Academic Achievement of Female Physicians in Japan. JAMA Netw Open. 2020;3(7):e209957. Published 2020 Jul 1. doi:10.1001/jamanetworkopen.2020.9957
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  17. Tago M, Watari T, Shikino K, Sasaki Y, Takahashi H, Shimizu T. Which journal should generalists submit a clinical case report? Journal of Hospital General Medicine, 2020: 2-3, p99-103.
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  19. Yamamoto N, Watari T, Kawasaki K, et al. (April 10, 2020) Acute Calcific Retropharyngeal Tendinitis with Eggshell-like Calcification: Case Report and Literature Review on Time-course Changes in Imaging Findings. Cureus 12(4): e7611. doi:10.7759/cureus.7611
  20. Watari T. Who says we need to wait 30 minutes after the influenza vaccination? . J Gen Fam Med. Feb 2020. DOI:10.1002/jgf2.312
  21. Watari T. The New Era of Academic Hospitalist in Japan. J Gen Fam Med. Jan 2020. DOI:10.1002/jgf2.299
  22. Sakaguchi K, Watari T. Tetracycline-induced black hairy tongue. J Gen Fam Med. Janu 2020.DOI: https://doi.org/10.1002/jgf2.300
  23. Watari T, Tokuda Y. Anterior cutaneous nerve entrapment syndrome. BMJ Case Reports;bcr-2019-232765. 
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  25. T Watari. Global distance learning for Japanese generalists: the new era of learning. J Gen Fam Med. 2019. DOI: 10.1002/JGF2.275
  26. Nakano K, Watari T, Akazawa K, Kitagawa I, and Watanuki S. Diagnostic Errors will Bring about a New Era of Digitalized Medicine. J Gen Fam Med. 2019 May; 20(3): 124.
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  28. Watari T. Key concepts for improving primary care diagnosis in Japan: Diagnostic error in primary health care.J Gen Fam Med. 2019 doi:10.1002/jgf2.228
  29. Watari T, Hirose M, T, Midlöv P, et al. Primary care doctor fostering and clinical research training in Sweden: Implications for Japan. J Gen Fam Med. 2018. doi: 10.1002/jgf2.211
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  31. Nakamura T, Watari T, Tokuda Y Over-the-counter drug-induced lung injuries with both diffuse alveolar haemorrhage and diffuse alveolar damage. BMJ Case Reports 2018; doi:10.1136/bcr-2018-226626
  32. Kishimoto K, Watari T, Tokuda Y. Pseudo pneumothorax—skin fold is an excellent imitator. BMJ Case Reports 2018; bcr-2018-226360.
  33. Watari T, Hirose M, T, Midlöv P, et al. Japan can learn from the Swedish primary care doctor fostering system. J Gen Fam Med. 2018;1–2.
  34. Watari T, Tokuda Y. Double tongue signs in a case of submandibular space infection. BMJ Case Reports 2018; bcr-2018-225559.
  35. Watari T, Tokuda Y. Fever of unknown origin, bilateral sensorineural hearing loss with canal paresis and uveitis with iridocyclitis and episcleritis: a case of Cogan’s syndrome. BMJ Case Reports 2018; doi:10.1136/bcr-2018-224535
  36. Watari T,Tokuda Y. MRI thermal burn injury: an unrecognised consequence of wearing novel, high-tech undergarments. QJM. 2018 March 19. doi.org/10.1093/qjmed/hcy064
  37. Watari T, Nonomura S, Takinami Y. Celiac artery compression syndrome (CACS) as a cause of abdominal bruit: QJM. 2018 Feb 20. doi.org/10.1093/qjmed/hcy045
  38. Kishimoto K, Watari T. Aeromonas enteritis: a great mimicker of acute appendicitis. QJM. 2018 Jan 2. DOI: 10.1093/qjmed/hcx261
  39. Watari T, Sekine I, Tokuda Y. Fishhook injury: an easy removal using the string yank technique. BMJ Case Reports 2017; doi:10.1136/bcr-2017-221050.
  40. Watari T, Tokuda Y. Isolated dissection of the superior mesenteric artery. Intern Med. 2017 Dec 8. doi: 10.2169/internalmedicine.9361-17.
  41. Watari T, Tokuda Y. Shiitake dermatitis. QJM. 2017 Aug 23. doi: 10.1093/qjmed/hcx173.
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  45. Watari T, Sato S, Uojima H, Kitagawa I, Tokuada Y. Successful combination therapy including plasma exchange for severe toxic epidermal necrolysis. Gen Med. 2016. Volume 17, Issue 3September 2016. Pages 232–237
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  47. Watari T, Shimizu T, Tokuda Y. A lesion of gut as a cause of seizure. BMJ Case Rep. 2015 May 14;2015. pii: bcr2014205619. doi: 10.1136/bcr-2014-205619.
  48. Watari T, Shimizu T, Tokuda Y. Broca Aphasia. BMJ Case Reports 2014; doi:10.1136/bcr-2014-208214.
  49. Watari T, Shimizu T, Tokuda Y. Rupture of megadolicho basilar artery anomaly. BMJ Case Rep. 2014.  doi: bcr-2014-208368.
  50. Watari T, Terashima T, Tokuda Y. Coeliac artery compression syndrome as a cause of abdominal pain of unknown origin. BMJ Case Rep. 2014. doi:10.1136/bcr-2014-206458
  51. Nakano H, Watari T, Suganami Y, Tokuda Y. A navel stone mimicking a urachal sinus. BMJ Case Rep. 2014 Jan 13;2014. pii: bcr2013202271. doi: 10.1136/bcr-2013-202271
  52. Ito R, Watari T, Branch J, Kitagawa I. The difficulty in differentiating infective endocarditis (IE) from nonbacterial thrombotic endocarditis (NBTE). J Gen Internal Med. 2013. 28, s401-s401 (Conference abstract).
  53. Watari T, Kumakiri K, Ono A, Ishii Y, Itoh H, Huang Z, Tsuchiya T. Sliding movements of molluscan and algal myosin attached to a magnetizable bead under a load controlled by electromagnet. J Physiol Sci. 2006 Feb;56(1):13-20.
  54. Watari T, Ono A, Ishii Y, Zhenli H, Miyake S, Tsuchiya T. Development of an apparatus to control load by electromagnet for a motility system in vitro. Adv Exp Med Biol. 2003;538:111-8; discussion 118.
  55. Ishii Y, Watari T, Tsuchiya T. Enhancement of twitch force by stretch in a nerve-skeletal muscle preparation of the frog Rana porosa brevipoda and the effects of temperature on it. J Exp Biol. 2004 Dec;207(Pt 26):4505-1
  56. Huang Z, Ishii Y, Watari T, Liu H, Miyake S, Suzaki T, Tsuchiya T. Sources of activator calcium ions in the contraction of smooth muscles in Aplysia kurodai. Zoolog Sci. 2005 Aug;22(8):923-32.
  57. Miyake S, Ishii Y,Watari T, Huang Z, Tsuchiya T. The influences of L(+)-lactate and pH on contractile performance in rabbit glycerinated skeletal muscle. Jpn J Physiol. 2003 Dec;53(6):401-9.  
  58. Ishii Y, Watari T, Tsuchiya T. Force enhancement of twitch force by stretch and the effects of temperature on it in nerve-skeletal musle preparation of the frog. J Physiol Sc. 59 204-204, 2009
  59. Itoh H, Ishii Y, Watari T, Tokuda N, Tsuchiya T. Recordings of shell movements and tension changes in vivo in adductor of bivalve. Comparative Biochemistry and Physiology Part B Biochemistry and Molecular Biology 148(3):351-352 DOI:10.1016/j.cbpb.2007.07.076

Dr. Sanjay Saint@東京大学 

2023-03-21 06:44:13 | 総合診療
みなさま こんにちわ
 
関東近郊、東京都内の医師/研修医/医学生の皆様にお知らせです。
 
尊敬するSanjay Saint先生の東京大学での講演会にぜひ、ぜひ、いらしていただければ心から嬉しく思います。(僕も当日います)
前後では東京大学を散策するもよし!
おそらく小坂先生を筆頭に、青木眞先生や徳田安春先生も参戦されてプチ学会みたいになると思いますので交流を深めるもよし!
 
4月平日という指導医にとっては忙しい季節だとは思いますが、ぜひセイント先生の臨床推論での神思考プロセスを堪能し、”Finding Joy in Medicine”を聞きながら、忙しい日常の中の医学の喜びを共有してみませんか?良いネットワークが広がると思います皆様お誘いの上でぜひお越しください。
 
日時:4月13日 13:00-15:30
 
場所:東京大学医学部総合中央館(図書館) 333号
 
応募は必ず下記のURLからお願いします🙇‍♂️
�東京大学医学系研究科医学部国際交流室まで

医療現場に必要なリーダーシップスキル

2023-02-16 13:10:08 | 総合診療

みなさまこんにちわ、隠れ編集長和足です。

まさかのエイプリルフール!の日に嘘ではなく4月1日(土)から第19回ジェネラリスト教育コンソーシアム「医療現場に必要なリーダーシップスキル」を開催します。

特別ゲストになんとグロービス経営大学院の田久保先生をお迎えし、わかりやすく、医療者に必要なリーダーシップの極意を解説していきます。またゲストEditorとしてメンティーの坂口先生MD,MBAをお迎えし、今回の会に参加された先生方はムック版書籍の共著者としても医学中央雑誌に掲載されます。

コロナ禍や戦争、ChatGPT/Perplexit/SciSpaceなどのAIの爆発的な勢い(便利過ぎます)など、臨床医にとっても未来が見えにくい不確実な時代だからこそ、私たち一人ひとりのリーダーシップが試されています。総合診療のチームや組織、そして学問が発展するためには、臨床、研究、教育以上に、リーダーシップを発揮する必要があると思います。

リーダーシップについて悩む医療現場の人にこそ、このコンソーシアムが「武器」になればと企画しました。特別にSanjay Saint先生の参加もあるかもしれません(Video)。一緒に今後の医療現場に必要なリーダーシップについて考えてみませんか?

(Editor和足孝之MD,MHQS,Ph.D、坂口公太MD,MBA拝)

申し込みはコチラ

 

第19回ジェネラリスト教育コンソーシアム参加申し込みシート

第19回ジェネラリスト教育コンソーシアム参加申し込みシート

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https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfT344U4LSTQbQYyKdP_fOqC7c1BOKGYKxBNr0FHPNjO8cN9g/viewform?usp=send_form


米国の指導医講習会FD

2023-02-14 13:58:07 | University of Michigan
現在シカゴ発東京行き機内の中、この1年を振り返っております。自分の周囲の数人の平均が自分だとかなんだかとかよく言われますが、それは全くの嘘ですね。
 
現在の自分の周りにはGo BlueのMichigan Mentorsがゾロゾロと揃っているので、とてもではないですが最下層を低空飛行している気分で嫌になることが実は多々ありました。
 
そんな中で、「タカシはこれを学んだ方が良い!僕も話すから参加しなさい」とSanjay Saint先生から指示をうけFD(指導医講習会)に参加してきました。2月14日バレンタインデイ1日中です。
 
この年になると心が震えて眠れなくなるくらいの心の底から感動する学びってあまりないのものです。が、その日は違いました。
 
最後のKey lectureを務めたSanjay Saint先生の「医療者としての毎日には、喜びと幸せを」というお話には泣きそうになるくらいに鳥肌が立ちました。*日本で言うとERの父の寺澤先生のお話スタイルに近いかもしれません。
 
臨床、教育、研究だけでもない(本当にどれも超一流です)、本当の指導者というか、人間としてのあるべき美しい姿勢というか、そこにいるだけで周囲の人を笑顔にし、幸せな雰囲気にすることができる我らがボス。多分、神というか、愛に満ちた人なんです。ぜひ日本の多くの方に感じてもらいたいです。
 
実は、そういう姿にこっそり憧れ、自分で自分に絶望しては、また頑張ろうと翌日復活することを繰り返しつつ生存していたのだと実感させてもらえた日でした。睡眠を削る生活で愚痴や不満がでるとしたら、感謝の心が足りてないからなのだと自分に言い聞かせつつ。
もうすぐ羽田に到着です。
 
*そういえば、後で気づいたのですが、現在日本でベストセラーのChatter(チャッター): 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法を書かれたイーサンクロス先生とかも普通に指導医講習会の講師です。ミシガンの層の厚さはすごいです。

自分のデータを用いてChatGPTでSTATAプログラミングコード作成できました、ついに新時代が来た!

2023-01-28 18:41:33 | Research

みなさまこんにちわ。嬉しくて、ワクワクして珍しくブログを書いています。ミシガンは美しい雪の季節です。

 

最近話題のChatGPTで、STATAのプログラミングコード作成させれないかなと、ふと思ってやってみました。

大興奮の結果です(米国時間、深夜3時に吠えています)。

 

ChatGPTについては、普通に有名なので割愛するとして、今日は端的に実際のSTATAコマンドの作成方法を記しておきます。

これは理論上、STATAでもRでもSPSSでも使用できる(はずです)。ぜひ試してください。

 

まず興味があったのが、自分のデータを用いて、プログラムコードをChatGPTが作成できないか?と言うこと。できたらすごい。

そうすると解析が相当早くなるので助かるなぁと思っていました。

まずはChatGPTの画面から入ります。

命令します。大体どんな書き方でも、OKです。

 

論文を最短最速で作成する場合には、

まずは研究対象者の背景をまとめたTable1を綺麗に作りたいなぁと考えることが多いですよね!

 

*Dataは保護の観点からあえてめちゃくちゃにして作成しています。

"write stata code for Table.1, using this data. Divide two group by Sex"こんな感じでエクセルからダイレクトにコピペしてあとは命令します。

すると、勝手に自動でここからはデータで、ここまでは命令だなとChatGPTが判断してくれたのか、上手くいきました。

上記のように、一般的なコマンドから、Table1を作るのに必要な要素(この場合は性別の二群比較をしたいので)を教えてくれます。

 

もちろん慣れている方であれば当たり前のコマンドなのですが、初学者はスペースやコンマや( )などで上手くいかず絶望することが多いので

本当に便利だと思います。以前は、根を上げたメンティー達にコマンドを教えるのにいちいち時間を使って教えていました。

もっと言うと、例えばTable3 などで使用することが多い、多変量解析のコマンドを作りなさいという命令も一発です。

もっと複雑な解析も一発です。

 

 

このようなコマンドが出てきますので、それをSTATAを立ち上げて同じデータセットにコピペします。

 

一髪で、上手く機能します。

この間、数分です。

 

 

コマンドがわからない場合を調べることも当然できますし、DID分析なども作成可能です。

"write stata code for difference in differences regression"

 

何がすごいかと言うと、これまではSTATAのホームページやソフトのHelp機能でコマンドを調べながら試行錯誤しながら(それがまぁ楽しかったのですが)一つ一つ調べてはメモして蓄積していっていました。

ところが、自分のデータと変数を用いて、コマンドを作ってもらうことが可能になったということです。

しかし一点注意点があります。今回は情報量を少なくしているので正確に機能しているようですが、数千のサンプル数を用いたり、変数を多く入れたりすると機能しません。その場合は、極力サンプル数は少なくして、変数を優先して指示すると良いと思います。

正直、これまで苦労して勉強してきたことがわずか数分で乗り越えられてしまうと言う衝撃には笑うしかないのですが、

こういうVUCAの時代にこそ強いとされる総合診療医としてはワクワクしていると言うのがホンネです。人類の学習方法は無限に広がっていることに興奮しています。

 

ちなみにある一定の英語能力さえあれば、英文校正にこそめちゃくちゃ重宝するツールになってきていると思います(残念ながら業者さんよりも上であるのは間違いないと思います)。しかし、英文校正やフォーマット調整、リファレンス調整も、理論的にはやってもらえるのではないかと思ったのですが、無料版では文字量が多すぎて機能しませんでした。有料版であればできるのでしょうか?色々試してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 


医療者のためのリーダーシップ30の極意

2022-12-06 08:22:21 | 執筆書籍一覧

みなさまこんにちわ。

メンターと一緒に翻訳書を出します。(多くの人に読んで欲しいので自分の収益はほぼ0%に価格設定しています)

日本の医学部で、大学病院で、全ての病院幹部に、いやどんなに小さなチームでも、役職ある人にでも、足りていないと感じてきたことが一つだけありました。

それは医療現場におけるリーダーシップ教育。

色々な論文でも書きましたが、実験基礎医学系の研究で過去に優れた業績をあげたからといって病院長などの経営者として優れたマネージメントができるとは限りません。もちろんそれらのことが自然と身に付くこともあるかもしれませんが、所属する講座や部門、診療科を超えて病院全体や地域全体を考慮したリーダーシップを発揮できるともまた限らないと思います。

でもリーダーシップって、かなり難しくて、見えるものでもなく、良い意味で先人から盗み、自ら感得したりする必要があるものでもあり、実際のところ学ぶ機会が乏しいのも事実です。そこで、メンターのSanjay Saint先生、Veenet Chopra先生の"医療者のためのリーダーシップ30の極意"を僕なりの言葉で僕なりの感覚で翻訳させていただきました。特にSaint先生の隙のないリーダーシップと緻密なマネージメントはこの本を読んで始めて意図的に行動されていたのだということに感動しました。これが本当の世界のリーダーかと。

下記は今回の訳書の自分の思いを込めたメッセージです。許可をいただき掲載させていただきます。どうか研修医でもチーフレジデントでも、看護師としてのプリセプターでも、薬剤部長でも、師長でも、医局長でも、教授でも、院長でも、健康保健福祉部長でも、医療政策に携わる偉い人でも、一人でも多くの人に手に取ってこれらのどれかを感得し、実践していただければ訳者としては幸いです。

------訳者まえがきより抜粋------

皆さんはリーダーシップとは部長や院長など役職のある年配の人が発揮すべきものだと思っていませんか?答えは、否、全ての医療職があらゆる局面でリーダーシップをとり続けているはずです。そして数名以上の人間が揃えば大小を問わず誰でも常に発揮していく必要があります。リーダーシップとはそれくらい日常的なものであると思っています。さて、僕には人生の方向性を決定づける程のリーダーシップに遭遇することが何回かありました。その一つが本書の著者であるSanjay Saint先生、Veenet Chopra先生との出会いです。

 

2017年に僕は現場の若手のリーダーとして思い悩んでいました。どうして周囲の人は自分の所属部門だけの事しか考えないのか?どうすれば医学部を変革できるか?どうすれば優れた若手を育成できるのか?誰も答えてはくれませんでした。しかし、その時に遭遇した論文が著者の2人がハーバードビジネスレビューという雑誌で発表したものでした。そこにはリーダーシップ論やメンター論の観点から明確に答えを示してくださっていました。その美しい文章を読んだ時に心の底から救われた瞬間を鮮明に覚えています。文字通り臨床・研究・教育・リーダーシップ/マネージメンなど全ての方向から死角がない二人の姿に僕は心底憧れ、二人が在籍されているミシガン大学へ移動し弟子入りすることになりました。米国の医療者であれば誰もがその名を知る有名なホスピタリストのお二人がカンファレンスや会議で見せる時間管理術や、心理的安全性の高い雰囲気の作り方、メンバーの良いアイデアを最短最速でチームとして実現させていく姿に驚愕しました。この「リーダーシップの極意」の翻訳は、自分が地球上で最も尊敬するリーダー達の知識・技術・姿勢・経験のエッセンスを日本の読者が理解しやすいように魂をいれる作業でもありました。

 

さて、本書の翻訳にあたりお伝えしたい特徴があります。まず、この本は巷によくある企業向けの書籍やM B A関連の書籍で述べられるリーダーシップとは決定的に異なります。医療現場を経験したことがある人でこその悩み、またそのリーダーが決まって遭遇する問題の解決法などを提示しています。我々にとって日常である医療現場は、患者さんの病の苦しみや悩みに加えて様々な専門家達のリーダーシップが複雑に絡み合って構成される非日常の世界です。僕は、これまで様々なマネージメントやリーダーシップに関する書籍を読んできましたが、医療者の視点からは腑に落ちないものが散見されました。医療は限られた医療資源を最も効率的・効果的に用いることで人々の健康状態を高める事を根本的な目的としており、この点がビジネスの目的とは全く異なるからです。さらに、企業とは異なりほぼ全ての医療職が何らかの独立した専門家として患者のためにそれぞれ独自の考え方で協働しているからです。

 

次に、日本版の本書の最大の強みは、著者と翻訳者が同じ病院の現場で志を共有していること、またメンターとメンティーの関係であることです。文化的背景が異なる米国のリーダーシップやメンタリング等の内容をそのまま日本語に言い換えてしまうと逆にわかりにくくなってしまう事が多いです。編集部と相談し、少しでも日本の読者にとってわかりにくいと感じた文章や内容は、何度もSaint先生のところに足を運び、訂正し、場合によっては注釈や表を挿入しました。翻訳の作業過程にも注意を払いました。医師だけではなく、全ての医療職にとって読みやすくなるように医療の素人である僕の両親や、医学生、若手医師のメンティー達に通読と校正を依頼し、どのような初学者やベテランスタッフが読んでもわかりやすいように配慮しました。ご協力いただいたみなさま、特に丁寧に読み込んでくれた両親には心から感謝します。

 

最後になりますが、本書「リーダーシップの極意」が医療の現場で自然と広まり、実践されていくことで日本の医療がさらにより良いものになっていくことを心から願っています。

↓↓リンク

 


大学総合診療ダーツの旅始めました

2022-12-06 08:08:04 | 総合診療
みなさま
忙しくてあまり更新できていなかったのですが、実は日本にこっそり帰ってきて北は秋田大学から南は群星沖縄まで弾丸ツアーを開始しております。無症状でもCOVID-19の検査を受けつつ、コロナに注意しつつ(Ann Arborの家に帰国できなくなるので)
 
さて、今日はJapan Tour Day 5でした。
七大学総合診療をめぐるダーツの旅。
小松発の特急列車降りた時から〜、福井駅は恐竜だらけ〜(津軽海峡冬景色的音階)
 
真面目に語ると、今日は学生時代から憧れていた林寛之先生の総合診療チームに白石先生と僕で訪問し勉強させて頂きました。 
 
おそらく北米型ERと総合診療と家庭医プログラムが見事に融合している大学プログラムはココだけではないか?というくらいにたまげました・・・。
 
明快な境界がないので、学びたい人にとっては様々なトレーニングを用意している福井大学は本当に興味深く、元気のある人材が豊富でスタッフの層が厚く素晴らしかったです。
 
システムの構築、学習者のための愛と配慮も素晴らしく、これも一つの大学のGeneralistの形態としては理想系に近いなと感じます。盗めるところはどんどんと吸収したいと思います。
 
チームというか、総合診療部というか、福井の雰囲気をみているとやっぱり福井にはダイナソー(恐竜)がいたんだな、脈々と続く歴史あるダイナソージェネラルはたぶんココだけです。
 
そして、いつも島根では歩いているだけで組長と若頭的なちょいワルな雰囲気を醸し出す白石・和足コンビですが、林先生の前では二人とも借りてきた猫のように萎縮しているのが超絶面白かったです。
林先生、福井大学のみなさま本当にありがとうございました!