みなさまこんにちわ。
自分の大学だけでもちょっとした簡単な研究や、症例報告やレターや、時にはオリジナルなどの英語論文などのメンタリング。
まだ医学部4年生ですがIRBに通すために指導したりと、多動力をフルスロットで色々取り組んでいます。
実はこのメンタリングって予想以上に時間がかかるのですね〜 今日はその話。
僕個人の話ですが、もうすぐここで今後数年間の未来をお話ししようと思います。
振り返ると、一番得意であった臨床の現場に出るトレードオフの代わりに、苦手だったことを仕事として行うことになりました。教育と研究です。この数年は大学改革をどうしたらうまくできるかを取り組んできました(実施はあんまり進んでない?)。いや、かなり進んでいる方とも言えるかもしれませんね。。ある意味当時に想像できたことは全部かなっているかもしれないので。。
この所の仕事は、モチベーションがない医学生を励ましたり、逆にモチベーションがありすぎる(あいつらはほって置いても伸びるからと)放置されている医学生をいかに可能性を見出して、自分を超えるレベルにマインドセットするか。ただ「学校の成績が優秀という範囲でとどまる」ところを突き抜けれるかを結構真剣に考えてきたように思います。
それだけではなく、他大学の学生さんや研修医さん、後期研修医さんなども直接連絡をもらて現在進行形で指導していることが多いので、それに一つ一つ返答していると結構な時間を捻出してしまっているようです。
ようやくあのTogglを用いることで時間が見える化しました。なるほど、こうやって僕は忙しくなっていたのだなぁと。なんで自分でも暇に見えるのに毎日夜遅くまで大学にいても忙しいのだろうと。
しかしまぁそれはそれで楽しいので、頑張るしかありません。時間は有限なので、切り詰めて節約するしかないのです。
極力、生産性の低い仕事には手を出さない。他者が頑張ってやるべきことまでは手を出さないなどの工夫をしています。
内部も外部もメンタリングを一人一人にやっていて大事なことは、本当にやりたいことを一緒に探して、サポートすると爆発的に進む時の瞬間と感覚です。爆発的に進んで、ちょっと高校ラクビーの選手権出場のように頑張った感をえらえる時もあれば、ない時もあるわけですが(この時の絶望感はハンパないです、がそうも言ってられません!)。
メンタリングを個人個人にしていると時間がなくなりますが、やっぱりこういうところを大事だなぁと思っていることが、
極力信じて任せること(自分がやった方が圧倒的に早い!!)少し、痛い思いをするかもしれませんが信じて任せること。
どこかで聞いた話だなぁと、そうだ山本五十六さんの格言ですね。
時々、読み返そうと思います。載せておきます。
やってみせ、言って聞かせて、
させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず
あとは、これですね。最近の研修医を見ていて、自分と違うと嘆かずに
実年者は、今どきの若い者
などということを絶対に言うな。
なぜなら、われわれ実年者が若かった時に
同じことを言われたはずだ。
今どきの若者は全くしょうがない、
年長者に対して礼儀を知らぬ、
道で会っても挨拶もしない、
いったい日本はどうなるのだ、
などと言われたものだ。
その若者が、こうして年を取ったまでだ。
だから、実年者は
若者が何をしたか、などと言うな。
何ができるか、
とその可能性を発見してやってくれ。
みなさま こんにちわ。
今から6日間の31日までに必ずや!朝から夜まで時間を無駄にせず原著論文を一本書き終える!!と決めてSNSシャットダウンを予定しています。こちらに方に、昨日の出来事を書き加えておきましょう。僕はこの内容を日記的に時々見返しては、どこかの記事やアイデアにとりとめておりますので、いつかくるその日のために。
今日は新しい時代がきたことを秒速で理解するのに十分なイベントでした。珍しく緊張しました。
*僕の意見は、大学の総意ではなく、あくまで個人の勝手な妄想性障害級の意見であります。
医学教育で気鋭のShikino先生がこの数ヶ月で医学教育は10-20年を取り戻したとおっしゃてましたが(人のせいにします)、まさに医学教育改革は今この時がチャンスです。
コロナの襲撃は我々大学にとって今までの授業や講義スタイルが本当に学生の学びになって、合理的であったのか?について深く再考する機会になりました。
今後日本の大学側が授業や講義の方法を試行錯誤しながら進化させた後に行きつく先はなんでしょうか?
僕は優れた教え手ないしコンテンツがDistatant Learningで全国一斉受講可能になってしまうことだと思います。全国の医学部の教養や基礎医学の授業も一部の基礎的知識を習得するための内容は理論上一斉で可能に・・。
これで明治時代から150年変わっていないシステムが代わり、足し算の原理で増えるだけ増えた学生の負担や教員の負担がガクッと減ります。
そして今後は、独自性と差別化を各大学がどのようにポリシーを持って進めることができるか?ということになるかと思います。大学で教えるべきことの価値感や大学の評価基準も変わるかもしれません。
僕ら教員は普段、●●でなければならないという常識にひどく縛られまくっています。僕のようなトンチンカンな人間はそれにひどく疲弊します。
学生さんは別に大学に来なくても・・イイ(ぺこば風に)のです。強制的に毎日朝から夜まで座っているのは確かにお互いにとって効率が悪い。
優良の動画、ビデオ、スライド、教科書などのコンテンツはすでに世界中に存在しております。アウトソーシングで補えることは補うべき時代で、それができないとスマホが出てきた時にガラケーで粘っていた僕の両親と同じように色々なことで勿体ない思いをするかもしれません。
毎回授業の出席をいまだに紙で取らなくても(事務の負担は計り知れません・・、申し訳なくて・・)、目的と評価とゴールをしっかりと教員側が考えて新しい手法を用いて挑戦をすれば結果は実はあまり変わらない、いやむしろ良い可能性が高いです。無念ですが、我々が【教えない方】が良いかもしれないのです。
そして今後は、わざわざ対面で教育を行うという価値が相対的に高まります。例えば医師30人を集めて行うカンファレンスや会議が時間給×人数の合計に見合わない内容も同様です。確実に今後改善されます。
一方、わざわざ集まるという行為の価値が高くなったからこそ【直接会える時間】の重要性や大切な何かを意識するようになったと思います。大切な時間をどのように過ごすかという自己決定権は我々個人にあります。
この際、大学という組織で思考が固まってしまっていた部分は一旦崩壊させて、大学スタッフと学生全員がWin-WinでHappyに感じる方向へ転換することが、今回のつながりの力なのではないかと感じています♫
事務作業におわれ、「ジカンガナイナイ」念仏を毎日唱えなければならない大学教員がそんなに数多くいらない時代になれば、一生懸命頑張っている教員が臨床と研究に集中しやくなるかと思います。その時には真っ先に病院にとって収益をあげていない僕がクビになりますでしょう (多分、我が医学部長が守ってくれるハズ)。
学生も研修医も教員も、偉い大学の先生も関係なく、みんなで新しい未来を作ることができればイイなぁと思った今日のイベントでした。
参考文献
1. Schwartzstein RM, Roberts DH. Saying Goodbye to Lectures in Medical School - Paradigm Shift or Passing Fad? N Engl J Med. 2017;377(7):605-7.
2. Emanuel EJ. The Inevitable Reimagining of Medical Education. JAMA. 2020.
3. Nadarajah VD, Er HM, Lilley P. Turning Around a Medical Education Conference: Ottawa2020 in the time of Covid-19. Med Educ. 2020.
4. Prober CG, Heath C. Lecture halls without lectures--a proposal for medical education. N Engl J Med. 2012;366(18):1657-9.
みなさまこんにちわ。
明日は、繋がるフェスですね。どうなるかわかりませんが、楽しく行います。
僕がEditorをさせていただいてるジェネラリストコンソーシアムで、6月に掲載するOpinionのプロトタイプをこちらにも
のせて宣伝させていただきます。
(なんと今回はいつもの寄稿の4倍近くご論文を頂き査読させて頂きました、みなさまの医学や教育に関する論文いつでもお待ちしております)
Post-COVID-19: 総合診療におけるNew normal
COVID-19パンデミックが我々に与えた影響は数えきれない(1)。感染対策の最も重要な戦略として人と人との接触を極限まで減らすことを多くの国が目標に掲げた。これらに伴う負担は甚大であった、一方で望むと望まないとに関わらず我々総合医の働き方や考え方を再考する機会を与えた。我が国の総合医は文字通り”Thinking Globally, Acting Locally”の考え方と親和性が高く、このCOVID-19の影響のもとに臨床の現場、院内の感染対策、または政策レベルでも貢献する機会が多かったのではないかと思う(2)。この次に我々総合診療医が遭遇するであろうPost-COVID-19での大きな変化と新しい常識 (New Normal)とはどのようなものになるのか?筆者はこのパンデミックの影響で変化する必要があったことに絞り、Post-COVID-19時代に予測される下記の3つの変化に関して考察を行なった。
1.総合診療のオンライン化
今回のパンデミックはオンラインで代替可能な業務と医療現場で必然性の高い真の業務を識別する淘汰的な役割を担ったと言える。Post-COVID-19ではオンラインで実行可能な総合診療医の業務がオンサイト業務から移行することはもう避けられない(3)。総合診療をまず臨床、教育、研究の3つの側面で考えてみれば、特に総合診療の教育と研究面は急激にオンラインに代替されるだろう(4, 5)。特に教育活動は各大学や病院間の垣根を超えて、優れた教育の機会が自由に開放されると同時に優れた教育者が選別される。オンライン勉強会などの場を提供するプラットホームもグループレベルで多発するも最終的には優れたものだけに集約されていくだろう。総合診療の研究は、大学を中心とした実験基礎医学からプライマリーケア現場で実施可能な臨床研究や家庭医学、公衆衛生、医学教育、医療の質と安全、医療情報、社会医学など医療に関わる幅広い研究分野へ広がり複雑に交絡し組み込まれていく(6, 7)。このように特に教育や研究面ではオンライン化の潮流の中で、総合診療医としてオンラインを利用しアウトカムを出すことができる人と、できない人との格差がさらに生まれる可能性がある(8)。
2 総合診療医の学び
学習機会の格差は解消される一方で自己学習力の有無が医師としての二極化を生む要因になる(9)。優れた総合診療医の教育コンテンツは大学や有名研修病院、企業を通して無料でオンライン開放される機会が増える。地球上の一流大学が卓越した講義を競争して無料開放していることからもこの流れは明らかである(10)。これにより都市部や一部の人気研修病院に研修医が集まる理由であった卒後教育格差が減少する。すでに利用されているテクノロジーとの融合、例えばAI問診等での臨床推論の効率化、バーチャルリアリティーを用いた症例トレーニング(11)、遠隔診療に特化した診察技法のトレーニングとテクノロジーの応用も教育と研究の対象とされ飛躍的に向上するだろう(12)。一方で、総合診療医の自己学習においてオンラインを通して自らを向上させることができる医師とそうでない医師との格差は自ずと開大することになる。
3総合診療医の生活様式と職場の多様化
情報や教育の機会に関しては都市部と地域の差別化は減少する。物理的距離の縛りからの解放により、総合診療医が職場を選ぶ際の判断基準は変わる可能が高い。医師として何処に住居を置き、どのような仲間と、何の仕事を行うか等の自己決定権が大きくなる。また、仕事に対する報酬や収入の評価基準はこれまでの時間的・物理的な要素が減少するために、何をもって総合診療医としての仕事をなしたか評価尺度を変更する必要が出てくるだろう。物理的距離が開放された総合診療医にとってオンライン等で副業や兼業を行うことは普通の形になる可能性が高い。以上は、総合診療におけるNew normal像を文献的な案を元に、総論的に分類した予測にすぎない。
もともと我が国の総合診療医は新しい専門医像として2018年に構築された。つまり新しいNew normalの医療者集団であった。であるのならば、願わくば避けられない変化を嘆くのではなく、変化に対して柔軟に対応できる医療者の集団でありたいと私は考える。
引用文献
- Yamin M. Counting the cost of COVID-19. Int J Inf Technol. 2020:1-7.
- Haffajee RL, Mello MM. Thinking Globally, Acting Locally - The U.S. Response to Covid-19. N Engl J Med. 2020.
- Hong Z, Li N, Li D, Li J, Li B, Xiong W, et al. Telemedicine During the COVID-19 Pandemic: Experiences From Western China. J Med Internet Res. 2020;22(5):e19577.
- Sandhu P, de Wolf M. The impact of COVID-19 on the undergraduate medical curriculum. Med Educ Online. 2020;25(1):1764740.
- Watson A, McKinnon T, Prior SD, Richards L, Green CA. COVID-19: time for a bold new strategy for medical education. Med Educ Online. 2020;25(1):1764741.
- Watari T. The new era of academic hospitalist in Japan. J Gen Fam Med. 2020;21(2):29-30.
- Yanow SK, Good MF. Nonessential Research in the New Normal: The Impact of Novel Coronavirus Disease (COVID-19). Am J Trop Med Hyg. 2020.
- Chen RC, Tan TT, Chan LP. Adapting to a new normal? 5 key operational principles for a radiology service facing the COVID-19 pandemic. Eur Radiol. 2020.
- Ferrel MN, Ryan JJ. The Impact of COVID-19 on Medical Education. Cureus. 2020;12(3):e7492.
- Miller J. Gateway to Global Learning, HMS Global Academy’s new web portal opens doors to medical education. Harvard Medical School 2017.
- Marques da Silva B. Will Virtual Teaching Continue After the COVID-19 Pandemic? Acta Med Port. 2020.
- Hofmann H, Harding C, Youm J, Wiechmann W. Virtual Bedside Teaching Rounds on Patients With COVID-19. Med Educ. 2020.
皆様こんにちわ。
緊急事態宣言が発令して、学生さん達も大学にこれなくなり申し訳ない状況が続いておりました。
出雲は今日から幼稚園、小中学校が始まりました。
さて、今日は後ほど説明するPCワークの期間集中するためのTogglのお話。
With コロナで変わった働き方といえば、
僕の場合は最初からフレックスタイム制度での勤務形態であることと(言い換えれば24時間臨戦体制になりやすい・・)、
もともとZOOMで会議をしまくり、WebEXで海外の授業に参加し続け、SNSでリアルタイムで出版や翻訳などの仕事をオンライン化していたので働き方改革もいい意味でもともと関係なく、With コロナと言う理由で本質はあまり変わっていません。
もちろん、毎週のように行なっていた講演やレクチャーや、医学生への授業や面談はほぼなくなりました。
いい意味で、本質的に自分が社会や大学にとってあまり貢献できていなかった申し訳ない仕事(不要)が減ったように感じます。
例えばUptodateやDynamedを調べれば済む話であったり(英語が苦手な人は翻訳すれば良いでしょう)、Procedure consultを見たり、今日の診療サポートを見たりすれば人的資源を割かなくても済むようなことや、
僕ら教員が情報をキュレータとしてわざわざまとめたりする作業からの開放を意味します。
このCOVID-19の期間、自分は心を平静に、感情が動かされないようにメタ認知を毎日のように行って、ただ淡々と飄々と生活しておりました。
そこで自宅や自分のオフイスで何らかの集中すべき作業でいつも困るのが、
1時間配分
2本当に集中して達成できているか
どうかだとおもいます。
家にいると揉みくちゃのボロボロにされるのでどうしても静かになった夜にコッソリと開始しなければなりません。
時間を有効活用するために、自分の配分や、ペースや速度を客観視するためにとても有用な [toggl] と言うソフトがあります。
無料です。
基本的に自分の大切な時間を使用したある仕事に対して、どれほど集中して自分の目指したゴールは達成できているか?
客観視して確認することができます。勉強にももちろん使えますね。。同様の勉強学習アプリなどは山ほどありますので、なんでも
OKと思います。
日々、自分の時間の使い方の省察はとても大事ですね。僕は机に座った瞬間に、短時間マインドフルネス的に目を閉じて呼吸を整えてから開始します。
元来一つのことだけに集中するのがとっても苦手で、キャリアモデルとしてはSpiral & Transitoryであるのは間違いないと思います。
(この話は究極に自分と関係するので、いつかまた別の時に)
アラフォー、ミドル?とも後輩や学生さんに揶揄されつつ、悲しいかな日々落ちていく集中力をどう鍛えるか?
これが重要なのですが、以前のブログで書いていました。
【集中力】=【環境】×【肉体】×【技術】×【感情】
(集中力は意識して鍛えないとどんどんと衰える!!特にSNSは一瞬Offします)
環境:最低限の自分の集中環境はどこにあるか知る。(自分の場合は、大学のオフィス)
肉体:健康を保つ、勉強中に適度な運動とストレッチを(自分の場合はFreeleticsと言うアプリ)
技術:必ず期限を授けて集中する努力。 (自分の場合はtogglとスマホ、SSN管理、音声認識)
感情:感情の乱れは集中力を極端に低下させる。 (自分の場合は、マインドフルネス)
もしくは、集中力とは、「深さ・長さ・早さの掛け算である」とも言われますね。
これらを、なるべく不安定にならないように、維持しながら毎日0.1%でも良いので向上できればいいですね。
特に感情の揺さぶりは認知バイアスの宝庫ですね。。
特にOutput型の仕事は掛け算の原理で停滞方向のベクトルに向かいますので、本当に冷静にならなければならないなぁと日々、猛省です。
(この記事は一部学生さんから「集中できない、忙しくて」などの理由で相談されて僕なりに回答したことをせっかくなので編集してブログに載せています、同じような相談がきたら次はこれをコピペで貼るので1石2鳥です。)
*リモートワーク、テレワークと言うことは有名ですが、僕にはその違いがわかりません。。
https://teleworkers.style/knowhow/55/
こちらの記事も同様のことを書かれていました。
つながるちからフェス、これは新しい試みですね。。
お呼ばれしたので、安易に「いいですよ〜」と答えたら少しビビりました。
しかし、しゅんしゅんクリニックPさんや山中伸弥先生まで・・
どこからそのようなコネクションを・・。
僕は新しい時代が来るのを少し不安を持ちながら、実はとても期待しています。
昨日実はすごく感銘を受けました。あの文部科学省発表のビデオにです。
これまで、前例がない、そういう規則になっている、公平性にかくからetc、、
公務員の範疇に属する自分には提案してきたことがサクッと受け入れられることはほとんどなく、
Extra effortをすることで自分たちの首を締めてしまう勤務システムでは、
努力と根性だけでは改革派非常に難しいことも知り遅まきながら少し大人になれました。
このブログの過去をたどるとお分かりですが、すでに前からやっていたハンコは持ちあるかない作戦や、
ZOOMでもWebEx会議でも、Distant learningでも、実践的医学生闘魂外来でも、医学部教育の大学外へのアウトソーシングも、
JrSrなどの海外医学教育と格安での提携も、臨床研究をオンラインで常時学生にメンタリングすることも、
数年前はエイリアンで変人の発言的に見られていたのですが、この事態でなんとなくこれが今後、
「えっ普通のことじゃん」的に一気に加速するように感じています。
大学教員のNew Normalはすぐそこにあるのです。
教育はアクセスフリーでOpenになります。良い教育に瞬時に無料で格安でアクセスできるので、学生は良い教育とイケてない教育と比較可能です。学年の壁に縛られない、自己学習も可能になるでしょう。国家試験も、一度に集めて行うのではなく、オンライン上で複数回受験することができるようになるかもしれません。
我が国の財源縮小と少子化の中で費用対効果性と独自性などに頑張れない大学は淘汰されます。
そもそも、すでに地球上の発展途上国の逸材が英語でオンラインの無料Certification Schoolで自由に学び、ガスガスと超一流大学に引き抜かれて行ってます。大量の最先端情報とコンテンツを無料で学べる時代に突入しているからです。
頻繁に学生に、「コロナで勉強できない、どうしたらいいですか?」と質問されます。答えは「Google it!!」です。
英語で見れば、もう山ほどあるので・・知の深淵は見えず、学生さんも恐怖を感じるはずです。Edex, Coursera, Youtube云々もあります。全部無料です。
良い教育だけが選ばれて残るでしょうが、選んでもらえるように僕らの大学も情報を発信しなければなりません。
簡単に言うと、そのように文部科学省が情熱を持ってプレゼンしていました。
大変、大変感銘を受けて、何かYoutube見ながら熱くなってしまいました。
この危機を乗り越えるために
使えるものはなんでも使って、
できることを、できる人から
既存のルールにとらわれずに臨機応変に!!(ここ!!です!! ここ!!)
なんでも取り組んでみる (そうです!!そうです!!)
と言われているのです。
教員の実務に専念できる時間を拡充するために、これまでの常識を疑いアイデアとツールを用いて、
ある程度がんじがらめのルールは外れても合理性と効率性を追求するバランス感覚を持ちながら
我々は研究・臨床・教育に専念できるように整えなければなりません。
一気に強烈な新しい追い風がきているように感じ、とても嬉しくなって動悸がしています。
ぜひ、大学教員の皆様も
https://www.youtube.com/watch?v=xm8SRsWr-u4
の21分20秒のところからだけでも見ていただければ、とても今まででは考えられなかった情熱的なプレゼンの中に何かを感じることができると思います。
ということで、長くなりましたが、医学部教員としてつながるちからフェスでお話します。よければオンライン上で遊びにきてください。
医療のちからで、いのちをつなげるために
SARS CoV-2は、世界を大きく変えた。
人と接する機会は減り、分断され、
それでも私たちは、日々変わらずそれぞれのフィールドで
医療に向き合い続けている。
ときに孤独を感じてしまい、投げ出したくなる事もあるだろう。
でも、私たちはひとりではない。
いつでも、どこにだって、つながる仲間がいる。
物理的につながれない今だからこそ、
”つながる”ことで今よりもっと明るい社会に変わっていくはずだ。
境界のない、なめらかな世界に向かって。
5月24日「つながるちからFEST.」を楽しもう。
みなさま こんにちわ。
いや、この数ヶ月だけでも。昨年一年間の論文数をはるかにしのぐ(体感的に5倍?)原稿をいただいております。
やはり日本語でエッジの効いたことを自由に叫べること、建設的なReviewをいただけること、またベストペーパー賞の10万円が
効いているのではないかと勝手に妄想しております。
さて、本日はお知らせで
ムック版ジェネラリスト教育コンソーシアムはJ-GLOBALにも収載されるようになりました。
これにより、僕は大学の業績提出用にめちゃくちゃ便利になります。
これまでは、大学への提出は英文査読誌と海外での学会発表のみしか提出していなかったのですが、
AIの利用で自動的にリサーチマップ(Research map)やJ-GLOBALで業績に加わり総務課に提出できるようになりました。
(普段、日本語のものはドドドと書いているのでいちいち業績としてまとめてられなかったのでほんとうに助かります)
*科学技術振興機構(JST)の「J-GLOBAL(https://jglobal.jst.go.jp/)」にジェネラリスト教育コンソーシアムが収載されています。
すでに収載されている医中誌とともに、本誌が検索可能となりました。どうぞご利用願います。
また投稿量も無料、掲載料も無料、本誌への良い論文のご寄稿をお待ちします!!
図に意味はありません。今の、仕事で用いるアイデアに利用中。