皆様 お久しぶりです。
一部の方は既にご存知とは思いますが、BangkokにあるMahidol大学(DTMH: Diploma in Tropical Medicine and Hygiene)に入学して勉強を開始しました。
私としては、この一年間全力を注いだ東京城東病院総合内科立ち上げ業務を経て、人生で得難い経験と、思い出、そして仲間を得ることができました。全てにおいて、感謝の思いしかありません。ありがとうございました。胸が痛くなるほど、良い思い出ばかりで、時折感傷にふけっております。あれは24時間まさに寝食忘れて、勤務中だとか、プライベートとか全く関係なく楽しんで、一つのMissionに没頭しておりました。
志水太郎先生のリーダーシップやマネージメントをそのまま感得しながら勉強できる千載一遇の機会でしたし、6年後の自分の目標に沿った非常に意味のある大切な時間となりました。
最終的に極短期間で総合内科スタッフ6名、総合内科専修医9名の方が当院での研修や診療活動に参加されることが決まった、あの時の感動は忘れられません。
良い組織とは流動性が高いものであると、経験を通じて確信しております。いささか気が早いと言われるかもしれませんが、私の中では今後東京城東病院の多くの仲間がさらに良いものを作って行く事は間違いありません。それが、今回学んだシナジー効果をもった仲間の力です。
話を戻せば、この熱帯の地に住むことが自分の医師人生の中でどのような意味をもたらすのか?悩みながら考えました。私の周りの総合内科医を見ていても、非常に多種多様な診療スタイルがあり、たしかにこれを一般論で定義することは難しく、Generalistとはどういう医師なのか?自問自答し続けています。Generalistの道に決まったコースは無く、最短距離や王道なるもの存在しません。そもそもが人と異なる事を恐れていてはスタートすら始まらない世界です。答えは人から与えられるもでなく、自分が努力し続けて出すしか無いものであると思います。
さて、当初私の個人のブログでしたが、少しでも東京城東病院総合内科を知ってもらおうと公的な内容に移行し、題名を変えて限定しておりました。今回の契機で、志水太郎先生と相談した結果、今後の個人的な活動と、思う所、感じた事、学んだ事を日々記して行くことになりました。
題名も変えました。第二部となっております(笑)が、「熱帯夜の明けに」としました。
今後、続くかもしれない後続の先生の為にも、生活の事で、勉学の事で、有用な情報も載せていきたいと思います。
今後とも、ご指導頂ければ幸いです。