皆様、こんにちわ
大学教員として勤務開始して丁度3ヶ月(91日目)が過ぎ去ろうとしております。
一日一日を大切に、色々な事に挑戦を開始しておりますが、今日はその援護ミサイル的な師匠の講演が決まりました(随分と時間がかかりましたが)
徳田安春先生にきて頂き、大学の指導・上級医・研修医だけでなく、島根県全体の先生方に聞いて頂きたく
下記を開催します。学びたい方はどなたでもWelcomeです!
詳しくは島根大学卒後臨床研修センターまで問い合わせ下さい。
皆様、こんにちわ
大学教員として勤務開始して丁度3ヶ月(91日目)が過ぎ去ろうとしております。
一日一日を大切に、色々な事に挑戦を開始しておりますが、今日はその援護ミサイル的な師匠の講演が決まりました(随分と時間がかかりましたが)
徳田安春先生にきて頂き、大学の指導・上級医・研修医だけでなく、島根県全体の先生方に聞いて頂きたく
下記を開催します。学びたい方はどなたでもWelcomeです!
詳しくは島根大学卒後臨床研修センターまで問い合わせ下さい。
皆様こんにちわ。
11月に入り、慌ただしく各地を駆け巡っております。基本的に大学にいるのは月の午前中と水-金で、その他は点々としております。12月はドバイと東京と山口とバンコクへの出張が続きます。師走とはよく言ったものです。
若かりし頃は来る依頼は全て引き受けるという感じで野戦病院で診療を行っていましたが、
一度、大学という組織に入ると自分の診療と勉強以外に医学生や研修医や県全体の将来のビジョンだったり、もはや単に自分の事だけしてればいいというのではなくやるべき事は無限大となり常に追われている感じです。研究の事を考えればそれもまた無限大ですので、力も無いまま広い世界にでてしまったなぁとGapを感じます。自分の師匠くらいの力があれば、この広い海もスイスイと渡っていけるのでしょうが。
最近は医師になって初めて週に半日は意図的に休むという事をするようになりました(1時間くらい走って体を酷使すると不安や悩みも吹っ飛びます)。結構この「予定を入れない半日」はお勧めです。
さて、昨夜のSSCFCは5年生も多く、盛り上がりました。
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【103G62-4, 95H7-9, 107D35】
50歳代男性、腹痛を主訴に島根大学医学部病院 医学生ミラクルERへ搬送された。
【主訴】腹痛
【現病歴】
・既往は詳細不明の50歳代男性。アルコール臭著明、疎通性不良。衣服は著明に汚れている。午前11時頃に歩道橋の上で腹痛を訴え悶絶している所を通行人が救急要請。
・本人の話では、2年前に無職になり、以降路上生活。近所の残飯を食べたりしながら生活している。また最近痩せてきた事を自覚している(体重は不明)。
・腹痛が出現したのは、2週間前から特に食後に自覚していたが、飲酒だけはしていた。
発熱は認めず、呼吸器症状は認めない。また便の性状は本人曰くいつも通りとの事であったが、やや黒かったとの事。痛みであまり会話ができない。
どんな事を追加で聞きますか?
・追加病歴:腹痛の性状はO(nset)2週間前に誘因無く始まった、P(lace)痛みの場所は心窩部、Q(uality)激しく痛み PVS10/10、R(adiation)腹部全体に、S(ituation)歩行や咳で響く、T(ime course) 急激に6時間前より増悪。便の性状は軟便でどろどろしたやや黒色様。嘔吐は無し。
【社会歴】焼酎500ml毎日2年前より、タバコ10本×25年
【既往歴】特になし(詳細不明)
【内服薬】特になし
【家族歴】父親 脳梗塞・胃癌(他界)、母親 胃癌(他界)、姉
【現症】JCS1、GCS15、170cm BW 45kg、BT37.2℃、HR 120、BP 120/70、RR26、SpO2 99%RA
HEENT:口腔内乾燥あり、眼瞼結膜蒼白軽度あり、眼球結膜黄染なし。舌粘膜乾燥、齲歯著明。Ear crease sign+。Lung:清明、心音:S1S2正常、心雑音なし。
腹部所見:腸音 低下。打診は全領域で濁音。肝腫大を認める。心窩部に最強点で全腹部にTapping painあり、Murphy Sign陽性、Mcburny圧痛なし。CVA叩打痛両側あり。肝叩打痛あり。踵落とし試験陽性。咳試験陽性。Shifting dullness陽性。
浮腫無し。皮膚は汚染著明。
【検査】
CBC:WBC 18800、Hb12.8g/dL、Hct35%、PLT6.9万
生化学:TP6.0g/dl、Alb 3.0g/dl、BUN 52mg/dl、Cre1.6mg/dl, AST 180I/L, ALT 160I/L, Na 135mEq/L, K 4.0mEq/L、CRP12.8mg/dL、HbA1c 6.5mg/dl, BS 98mg/dL, ALP 320IU/L, T-Bil 1.0mg/dl, γGTP130IU/L, アミラーゼ1200IU/L、
追加検査:何をしますか?
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知らなかった事
shifting dullness
アミラーゼ高いと膵炎は同義では無い。
痛みのOPQRSTとOnsetの丁寧な問診
フランク徴候
SIRSの定義
JCSはGCSでは見えないちょっと変を拾う
6時間以上続き増悪する腹痛はRed flags
消化管出血で下血(Melena)と血便(Hematochezia)は違う→けど広辞苑で下血となっている為に医師すら間違っている
腹痛は解剖学的位置に注意する。
Shock Indexについて
皆様こんにちわ。
Diagnostic error in medicine 9thで発表するためにしばしハリウッドにいっておりました。(これは隙間時間をみて、ここに私なりの総論と内容をUP致します)
なんと帰りの羽田へ便が2便とも機内で数時間以上もまたされたあげくに、引き返すという大惨事(害は無し)で、まる24時間位も帰国がおくれて、寺澤先生のご講演の前座を務める事が決まっていましたのでギリギリで出雲に帰還しました。
寺澤先生の内容は、医学生の時にあまりにも影響を受けております。どうしたら良い医師になれるか?そもそも良い医師とはどんな事なのか?昔、講演を追っかけて大阪や京都や神戸まで通い、今の自分の原形を作って頂いのではと実感しております。
医学生の時に聞けば医学生として響き、医師として聞けば自分の至らなさが自覚され恥ずかしい気持ちになり、また明日から頑張ろうという決意を毎回頂けます。お礼のメールをした所、お返事をいただきました。なるほど、本当に身を引き締めて学び続けたいと思います。一部を皆様にもおすそわけしたく思います。
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最近、し(4)ないキャンペーン中です。
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また、昨日と本日は引き続き、麻生飯塚病院の清田雅智先生のレクチャー、ケースディスカッション、並びに実際の患者さんを皆で診察し実践的な指導方法を私も学ばさせて頂きました。
私は日本の色々なジェネラリストの尊敬する先生達と交流もありますが、やはり文献ソムリエと名高い清田先生の文献に根付き、医学の歴史やストーリーまで引っ張ってお話下さる方はそうそう居らず、私では到底真似出来ず、いつかこのような美しい(Artの領域ですね!)臨床教育が出来るように弟子入りしました。また色々と教えて指導を受けつづけていくつもりです。
何よりも、島根大学の研修医の先生達にとっても最高の教科書になったと思います。
若い人たちがこうなりたいなぁ~と思わせる力と人格を揃えたカッコよさが指導医にとって大事かと思う毎日です。
次は、2月4日、5日にまた清田先生カンファレンスを行います!
清田先生 レクチャー並びに外来のアンケート結果がほぼPerfectなのでここに載せてしまいます。
<講義について自由に感想、提案を聞かせてください>
・いつもとても勉強になり感謝しています。清田先生の“物語り”がとても楽しめます!
・「絶対Ret数のボーダーが10万」というのを研修を始めて学んでから、ただ詳しく考えずに使っていましたが、今回Retの定義、RPIとRet数の違いについて学べて、とても勉強になりました。これからは、高齢者のFe欠乏をみたら、しっかり腫瘍の除外をしたいと思います。
・とてもためになりました。自分が研修医になって働き始めた頃のことを考えながら聞くことができました。講演を聞いて、もっと勉強しなければいけないなとモチベーションが上がりました。ありがとうございました。
・今まで考えたことのない側面で1つの症候を見ることができてとても興味を持つことができた。
・貧血時にどのような検査をすべきかとても勉強になった。特に普段見ていなかったRDWは今後Checkしていこうと思った。
・非常に有意義なレクチャーでした。
・毎回大変勉強になります。
・RIの考え、再度復習したいと思います。
・大変興味深かったです。貧血についての理解、検査のポイントなどよく分かりました。
<症例検討について自由に感想、提案を聞かせてください>
・「比較的徐脈」のレクチャーがとても素敵でした。
・粟屋Dr.のケースはとても興味深かったです。
・現病歴をしっかりとる事の重要性を感じました。
・粟屋先生と清田先生との対決をみながら鑑別を考えるスタンスがとても楽しく勉強になりました。
・推測しようとして頭が疲れるぐらいの分量で、とても勉強になりました。
・anemiaと整合性があるとさらに理解が深まるかなと感じました。ただし今回の症例については、大変勉強になりました。
<セミナーへの希望、提案を何でも書いて下さい>
・今回初めて参加しましたが、とても勉強になりました。次回も是非参加したいと思います。
・今後もぜひ清田Dr.のセミナーを続けてください。
・開催数を増やしてください。