2週間以上が経過して、このように非常に慌ただしく強烈な授業が終わっていきます。
DTMHの最初の感想を述べます。
尊敬する先輩の話でも誰もが最初は悔しい思いばかりをするそうで、日本人の英語力と半端な熱帯医学の知識では、欧州各国の医師どころか、ASEAN諸国の医師達にも対等に議論することすらできません。
つまりは我々の科学技術と経済力と資本等に裏付けされた日本プランドは臨床医学の実力世界においては全く通用しません。
なぜかというと、バングラディッシュ、ミャンマー、フィリピン、タイなどの医学生やレジデントは全て医学の授業を英語で学び、英語で回診します。よって、UPTODATEやDYNAMEDなどの二次資料は勿論、最新の知識も我々の国よりも桁違いに容易にUP DATEしていっています。この現実を垣間見た時に、私は自分では頑張ってきたつもりでいたのですが、全くそれは自惚れであり、とんでもない勘違いであったという事に気付き、非常に悔しく、涙を一人こぼす思いでした。
授業は基本的に、アジア的な講義制でおこなれますが、日本人医師が知らない内容(日本の教科書には載っていない)を早い英語でまくしたてられると頭が爆発しそうな位に焦ります。
とはいえ、ようやく各国の英語やネイティブの英語に慣れてきている自分を自覚します。(各国の飲み会に呼ばれては参加していた為?)
話かわって4月はお祭りの季節です。我がマヒドン大学キャンパス内では留学生参加型のソンクラーン祭りが行われました。
皆で砂の城を作って、Creativityを競うのですが、なんと我々のDMTH2,015で優秀賞を頂き、1,500THBをゲットしました。
マヒドン大学のマスコットキャクター、マヒドン君も応援にかけつけました。
勿論、そのお金で仲良くなるための最初の懇親会を開きました。
見ておかわりのように、DTMHのコースですが、国籍も、人種も、宗教も文化も違う医師達が一箇所にあつまり、
熱帯医学を短期間で体系的に学ぶ非常に良いチャンスであると来て早々に確信しています。