第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

外傷初期診療 PTLS 六日市でのご案内

2017-07-31 08:18:04 | 総合診療

みなさま

こんにちわ、六日市の重富先生からいただいたPTLSの案内です。

医学生時代に勉強して、箕輪先生や林先生などにお会いして感銘を受けたのを

覚えております。プライマリーケアの段階で誰でも必ず外傷診療ができるようになるコースです。

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第3回島根PTLS(プライマリケア外傷蘇生コース)のご案内
我が国の現状では、外傷初期治療は地域の担い手である第一線の医師の手に患者の予後がかかっていると言っても過言では
ありません。特に1 時間の治療を効率よく効果的に行うことができれば、その時期の死亡率を40%減少できると言われています。PTLS(Primary care Trauma Life Support)は、その時期に主眼をおいた医師のトレーニングコースであり、
総合医として第一線の医療現場で活躍する医師等を対象にした生涯教育コースです。本コースは、1997 年からこれまでに全国で約150 回、4,000 人以上が受講しています。(※上記地域医療振興協会HPより抜粋)
この度、僻地県境の中山間地域にある島根県六日市病院でPTLSを実施する運びとなりましたのでご案内致します。
【講師】
箕輪良行先生(JCHO東京蒲田医療センター総合診療研修顧問)、清水彰一郎先生(川崎市役所)
水嶋知也先生(船橋市立医療センター救命救急センター副センター長)、菅野圭一先生(渋川市国保あかぎ診療所)他
【日時】平成29 年9月30 日(土)13:30開始~10月1日(日)11:45終了
【場所】学校法人六日市学園六日市医療技術専門学校(〒699-5521島根県鹿足郡吉賀町真田1120番地)
【内容予定】9月30日13:30~16:45講義(懇親会18:00〜)10月1日8:00〜11:45実技/修了式
【対象】医師 
【受講料】一般受講料25000円
【募集締切】平成29年9月1日(金)まで【連絡先】社会医療法人石州会六日市病院第3回島根PTLS事務局


TEL:0856-77-1581

Email:mhp-ptls@sekisyukai.or.jp

 

【申込み方法】氏名、卒業年度、所属、連絡先EmailおよびTELを上記連絡先にご連絡下さい。
【その他】
受講希望者が定員を上回った際は、同一施設からの参加者を制限させていただく等、受講できない場合があることを予めご了承下さい。
受講にかかる旅費交通費等の支給はございません。
周辺に宿泊施設が少ない為、当会でも宿泊施設を確保しております。宿泊を希望される方はお申込み時等にお伝え下さい。
但し、数に限りがございますのでご了承下さい。

社会医療法人 石州会 六日市病院 
診療部 総合診療科 重冨 雄哉

 


闘魂外来in 松江生協病院

2017-07-29 09:01:10 | 総合診療
みなさま、こんにちわ。
現在北海道にいたりします、爽やかな美味しい空気。ちょっとしたマインドフルネスを取り入れて、
色々な待ち時間の間に論文投稿やら、商業誌の執筆とか、溜まった仕事を生産的にこなしていきたいです。
 

先週土曜日は闘魂外来会長徳田安春先生が島根に来られて松江生協病院で初の闘魂外来が開催されました。


普段の大学のポリクリでは救急搬送コールを受けてマネージメントを要求されたりすることはまずないので、参加者さんも目を輝かせて現場の緊張感に楽しんでおられました。
みなさま、こんにちわ。
現在北海道にいます、爽やかな美味しい空気。ちょっとしたマインドフルネスを取り入れて、
ゆったりとした時間の中で生産的に仕事をこなしていきたいです。
 
先週土曜日は闘魂外来会長徳田安春先生が島根に来られて松江生協病院で初の闘魂外来が開催されました。
 
普段の大学のポリクリでは救急搬送コールを受けてマネージメントを要求されたりすることはまずないので、参加者さんも目を輝かせて現場の緊張感に楽しんでおられました。
 
やはりただ試験に受かれば良いという勉強では実践的な現場では役に立たない事が多く、教育と臨床との解離があります。
 
患者さんを呼び入れて実際に病歴聴取を行い、鑑別診断を考慮しながら身体所見をとり、必要に応じて必要最低限の
検査の組み立てを行い、診断と治療の方針も自分たちで組み立ててもらう。本来、現場に出たその日から必要な能力や技術がなかなか本邦の卒前教育では身につけさせてあげることが難しいです。だからこそ、このような学外教育である闘魂外来の存在が価値を持つという教育現場の矛盾があります。
 
低学年にも高学年の参加者も、現時点で持っている能力をフル活用して、学んでおりました。
僕もそうであったように、きっとこのEarly exposureの経験は一生忘れることなく心に刻まれると思います。
 
松江生協さんのDepartment of medicine型病棟と指導医の先生達の熱意と教育が素晴らしく、モチベーションさえあれば内科系全ての患者さんを担当できる為に、おすすめです。
 
ちなみ、この闘魂外来in松江生協病院が翌朝の新聞に取り上げられおりました。
 
 
 
 
 

しまねで暮らす意味

2017-07-16 22:24:14 | 日記

みなさま、こんにちわ。

最近は、どうも停滞期で温泉にひたり、近所のゆめタウンに通い、しかも自宅で子供達と映画を毎週見るなど、ゆるりと過ごしています。

(とは言いつつも色んな締め切りに追われています。)病院で暮らすことが医師として最良と考えていた時期があるので、その時と比べれば家族と過ごす時間が10倍くらい増えています。

暮らしの変化は激変です。今日はちょっと島根の良さを見てましょう。

過剰なストレスは仕事の効率を低下させると思っていましたが(裁量権が乏しく、支配され続けるなど)、ほぼありません。

島根の余暇時間は全国一位らしいです!なるほど、だからみんなゆったりと、もり○まのパン屋さんでパン食べてたり、ゆめタウンに家族づれでやたらいるのか。。

平日は確かに、通勤も含めて早朝と夕方のストレスが少ない気がします。そして、出生率の異常な高さ(すいません、周りに子供3−5人がおられる方が多すぎて本当にそう思います)。

東京にいた時は、電車に乗って小さい子供2人と移動する時の視線や周囲へ細かい配慮しなければならない暗黙の雰囲気がストレスでしたが、出雲に限ればほぼゼロです(松江は知りません)。

また、行政が本当に働く女性をうまくサポートしているので、自分の周囲に限ればセンターのスタッフ全員が既婚で小さい子供達を子育てをしながら勤務されています。

 

上の図も、実際に東京やバンコクで暮らして、島根と比較して見て全くその通りかなぁという印象です。

人間が人間らしく暮らせる空気がありそうです、このあたりはなかなか文章化できないのですが、

ギスギスというか、電車の中で「チッ」と舌打ちをされたり、怒鳴っている人を見かけたりすることがあまり無さそうです。

僕は昔、生物学を一生懸命勉強していたのですが、やはり人間も動物であり、動物としてのテリトリー(生存スペース)の奪い合いや侵入と防御からくる

ストレスはできれば避けたいものです。

 

ただ、教育の面は例えば小さい頃から塾に入れなければならないなどの場合は都会に負けると思います。そんなところがあまり無いです。

それ以外のデメリットは、飲み屋や娯楽が少ない(パチンコ屋も無い)等があるので、ストレス解消でそのような事を主体にされる方には確かに暇かもしれません。

また車が必須です、運転嫌いは生存困難です。

僕の場合は、空き時間は子育て、読書、研究、執筆、診療、講演、レクチャー、盛りだくさんですし、基本テレビも見ないのでむしろ誘惑が少なくて

妻は喜んでおります。強いて言えば車弄り(ヤン車では無い)が趣味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


闘魂外来 in 松江生協病院

2017-07-12 08:53:59 | 総合診療

みなさまこんにちわ。

しまねの生活がとても過ごしやすく快適であるという事に感謝しつつ、人間らしい営みをしております。

ちなみに、しまねはなんと全国2位の出生率で、待機児童の問題もないからか、自分の周りをみても子供3人は普通で、5人とかいる方も結構います。

最近家族と話していて思うのですが、子育てには人間(動物)として居・食・住の空間的なゆとりと、都会的な周囲からのストレスがない方がどうもいいような気がします。

いい意味で自然体でいるということ。東京でワタワタしていた時は、朝の満員電車が嫌で嫌で、実は自転車通勤なるものを奮発投資して始めたのでしたが

結果的には今は車生活に戻り、ぶくぶく太ってきてます。情けない限りです。

 

さて、7月21日、22日に松江生協病院に師が来て、闘魂外来を行います。

22日の方は充足してしまっていると思いますが、次回以降の事もあるので興味がある方は是非ご連絡ください。

21日の役に立つ講演の方は誰もで参加可能です。

 

 


オールしまね 

2017-07-07 12:25:02 | 総合診療

皆様 こんにちわ

先日は県内全研修病院でオールしまね(地域医療支援センターに音頭をとってもらい)全病院で大阪レジナビに臨みました。
そもそも、自分が医学生だった頃には医師の職業・進路選択の自由度が高まりだした頃でした。その頃から、新しいビジネスモデルとして医師の仲介業は絶対に今後流行るだろうなぁと思っていたのを思い出します(日本は類をみない仲介業者乱立国です)、やっぱり会場はすごい盛り上がってますね。企業や組織に縛られるのが好きでない現代の若者の需要に答える形です。
 
さて、医学生達にはいつも日頃から質問されるのですが、「何科に進んだら良いかわからない」「どこの病院に行ったらいいかわからない」「専門医をどうしたら良いかわからない」などの事にはこういう風に答えるようにしております。
 
 
(島根自虐シリーズの商品!)
 
この内容については、一考察あるのですが、私に接しにしにきてくださる人は概ね熱心な医学生が多いので彼らには彼らのアドバイスが必要で、色々な医学生がいますのでそのあたりを空気を読んだ話し方というのが大事なような気がします。(都会の綺麗な病院が良い、給料が高ければそれで良い、offはリラックスしたい、遊びにいける方が良い、勉強時間を取りたい、症例が多い方が良い、全科が揃っている方が良い、いや逆に全部任せてもらえる方が良いetc)
 
歳をとるとどうにもこうにも、自分の進んできた道が正しいと若者に伝えたくなる傾向があるのですが、日本の医療はすでに地球上で誰も経験した事のない超高齢化社会に突入してきており20年前のやり方が全く通用しない時代です。彼らなりの考えと今後の若者で乗り越えて行かなければならない社会の問題は山積みです、他県から仲間に入れてもらった自分にはその意味で島根県は県全体で問題を認識してすでに一丸となって頑張って対処していこうといったような雰囲気を感じます。日本中いろいろと訪問しましたが、このオールしまねという進め方は地域の愛があルような気がして珍しく感じます。