第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

Chonburi Hospital実習とVISA延長の闘い #Day 56

2015-05-26 18:42:58 | Mahidol University編
試験が近づいているにも関わらず、色々と泡だだしい毎日です。

先週金曜日は、有名なビーチスポットであるパタヤの近郊にあるチョンブリーホスピタルに実習で行きました。


バスの中は、全員で行く遠足の様に盛り上がります。訪れたのは800床の超急性期病院ですが、所狭しと患者さんが入院している風景をみて、私が研修した病院(古い病院時代)と匂いや雰囲気がそっくりで、なんともいえない衝動に駆られそうでした。

一つの病棟にDM、心筋梗塞、HIV、結核、肺炎、食道静脈瘤破裂、メリオイドーシス、肝膿瘍、化膿性関節炎、CPA蘇生後、髄膜脳炎、アルコール離脱などが入院しており、非常に総合内科医として興味惹かれる【雑多な】環境でした。中でも、日本でHIVや結核といったら、毎日新規診断するものではないですが、ここでは毎日多くの新規HIV患者や新規結核患者がどんどんと入院してきます。ゼブラ疾患(希少な疾患の事です)が全くゼブラで無く、幅広い鑑別能力が必要です。

今回の実習のカリキュラムは実際の患者さんのケースディスカッションを行った後で診察をしにいったり、逆に診察した後で、皮膚の所見を検鏡したりなどでした。
写真は実際の患者さんのヒストプラズマ症、ペニシリウムマルネフェイ等の皮膚所見や検鏡クイズです。


ICUに入院している重症デング熱の患者さんも複数おられました。





さてこの二日間はVISA延長するために、Immigration officeへ行ってきました。
(当然授業にも出れませんでした)

イミグレーションへのたどり着き方ですが、他のブログ等で簡単に検索できるためにBTSモーチット駅から52番バスにのる行き方は検索してみてください。
今回はタクシーで行きました。およそ120-150THB程度で高速に乗る場合は75THBをその場で払います。高速であれば朝の渋滞を避けられるので、30分程度で着きますが下道では約1時間は覚悟した方が良いかもしれません。

タクシーで行った私は2回も手前で降ろされました。
運転手の方があまりよくわかっていないのは仕方ない事で、タイ国内の人は手前の大通りの建物でパスポートなどを手続きを行いますが、我々外国人のVisa延長は1番(下記で行いますので)外周約2Kmを移動せねばなりません。この建物はとてつもなく巨大で東京ドームがすっぽり入ると思います。

バスやタクシーで着いたら、そこからさらにタクシーに乗って移動してください、約40THB程です➠ここが非常にポイントです。
平日 月-金曜日のみ朝8:30と午後13時から受付開始です。

私達は30分ほど遅れてしまい、受付をした時には既に100人待ち程度でした。適切な朝の時間を逃すと丸一日はかかるかと思います。移住を決断した時に一番問題になるVISAの取得ですが、東京の目黒にあるタイ大使館といい、ここImmigration officeといい、大事な事は朝一番で行くことでしょう!DTMHの友達達は朝8時前には並んでいたとの事。

VISA問題でが単身の方は根本的にはTrop MedのVISA係へ相談すると大体の事はやってくださります。しかし家族帯同の方は要注意です!!下記を参考にしてください。私は日本とタイの出入国を繰り返していた為に、非常に大変な事になり計3回も出向くことが必要となり非常に面倒でした。文化も制度も違うのでどんな事が起きても動じないと心構えをして、この面倒な二日間を乗り切りました。

そんなこんなで、色々な事がおきますが基本姿勢としては前向きに望むだけです(と言い聞かせて)。
毎週末は仲間と懇親会を行い、各国の事情を話し合うだけで非常に勉強になります。
今回はクラスの略全員が揃いました!!



ということで、クラスの仲間と適度にストレス発散をしながらゴールを目指します。

※最重要:家族帯同の方へ
日本でシングルビザでエントリーし、こちらでエクステンション(90日以内に)行います。
空港でもリエントリーが可能です。ただ、家族のVISA発行は大学から家族のVISA発行申請手紙を作成してもらい、その上で在タイ日本大使館発行の家族証明、婚姻証明等の書類が必要です。忘れずに日本で戸籍謄本を一部持ってきて、それを日本大使館で英訳してもらってからイミグレーションオフィスへ出向いて下さい。家族のVISA発行が出来ません。







他国の医師と比較してもしょうがないので・・#Day 50

2015-05-20 14:52:49 | Mahidol University編
皆様こんにちわ。

毎日のように自分の能力(脳力?)の低さを思い知らされて困憊しております。
原因はなんだろうか、自分のメンターならどう対処するか?いつもそうやって苦難には向かってきている私です

自己解釈としては、根本原因として優秀な他国の医師達と比較してしまうからなのではないかと思いました。焦る焦る。

しかし他者との比較は物事の本質では全くなく、大事な事は自分の設定するIdeal像、目標像みたいなものにどうすれば達することができるかであるので、いづれ自分の目標とゴールに向かっていればクリアできるのではないかと灼熱の国で汗かきながら気楽に生活しております。いつもお師匠様には言われました、「物事はアウトカムが大事ですと」

自分にとって収入も暮らしも含めて、生活や勉強をするのが快適に感じる場所からあえて移動して学んでいるので、辛い思いがあることが必然です。
むしろそのストレスが自分を成長させる大事な肥料になっていると確信しています。わからないこと・出来ない事が山ほどあるのは、伸びしろが山ほ有るわけで、前向きにとらえればチャンスが一杯、夢一杯です。

さて今日は区切りの50日目でした。今週の病棟回診です。

症例1は左足足背に刺し傷のある僧侶の発熱と左鼠径部リンパ節腫脹です。


症例2は未診断のDMがある、肝膿瘍(メリオイドーシス)でした。

初めて、メリオイドーシスのReal patientを診察したので、何故か緊張してしまいました。

そんなこんなんで、毎日休みなく詰め込まれる教育も6月に入ると毎週のように大きな試験があるために、英語で爆裂に書ききる為の猛勉強を開始せねばなりません。




視野の広さ、思考の深さ

2015-05-15 17:49:14 | Mahidol University編
こんにちわ、皆様。

最近はめっきりと、こちらの気候にも適応し、
友達ができるか不安(小学生みたい・・)であった3月末の事が嘘の様に気が楽になってきました。

たしかに、自分の言語能力の無さから非常に気後れすることも多々ありますが、
それでも周囲の友達は全く気にせずに話しかけ続けてくれるのが本当に嬉しく、感謝の気持で一杯です。

座学がメインですが、病棟実習もあります。

病棟実習では、本当にマラリアで苦しんでいる患者さんを少し垣間見させてもらったり(Severe caseです)
クラスでグループディスカッションをすることも多く、今のところ実学中心で非常に良い教育をしてもらっていると思います。

本日は、自分が非常に好き(まだ尊敬できるまでは存じていない為に)な教授の授業(公衆衛生学)でした。

何が凄いかって、テーマが壮大です。

公衆衛生学講座の教授ですが、臨床医として非常に疾患や疫学の見識が非常に深く
新興感染症と人類の闘い、Vectorである虫は実は極々一部で虫は悪くない等、時には虫の気持になって話をされたりします。

その見聞の広さや思考の深さ、なにより話の面白さ、迫力、情熱、身振り手振りから感動さえも感じる類の方です。

優れた医師は、本当に優れた教育者である事が多く、かつ次世代の医師に自分が得た医学のノウハウを如何に伝えるべきかを自然と身につけている様に感じます。

国が異なり、言語が異なれど、尊敬する人は何処にでも居るものであると思います。

そんな先生の周りには、授業終了後にも、いつもサッと帰ってしまうDMTH学生の人だかりが出来ました 笑。


プレジデントになってしまいました。そして本日は顕微鏡試験です。

2015-05-08 17:40:50 | Mahidol University編
皆様、お久しぶりです。忙しくて更新が遅れてしまいました。

本日は、DTMH最初の試験でした。
毎年日本でいうGW明けに4月の怒涛の詰め込み教育をここぞとばかりに放出する時がくるわけです。
最初の試験は、顕微鏡実技試験です。誕生日に、Real patientの便のスメアと格闘するという素敵な日となりました。

大きく分けて、二つあります。
第一部は全24標本を一標本90秒の時間制約がついた状態で、

種名とそれを書いた理由を記載します。これを、グルグルと1-24番まで回るという試験です。
(非常に手に汗握る試験で、私は焦って二つ程ミスをしました)
時間は24標本✕90秒で、極端に集中するために間に2箇所の休憩スポットがありました。

第二部は実際の患者の便から、自分で検鏡スメアを作成して(生食とヨード染色)、
確認した種名とその理由を記載し、挙手した上で試験官に確認してもらうというものです。

制限時間1サンプルあたり20分で作成と鏡検と採点が必要です。
間違えると減点の罠がまっていますので少しも油断できません。

ともあれ、我々日本人組は、幾ら日本の中では英語が得意な方などといっても、臨床熱帯医学を学びにきている他国の医師に比べれば雲泥の差(彼等の教科書や医学会話はほとんどの国で英語です)があり、圧倒的に我が国だけハンディキャップがありますので、非常にストレスです。

(もし、事前に知っておけばよかった情報をあげるとしたら下記のサイトが非常に有用ですので、ご参考まで。)
http://www.cdc.gov/dpdx/az.html    ➤本家本元 CDCの寄生虫全情報です。他国の医師はこれと二次資料などで勉強しております。
http://quizlet.com/44200679/parasitology-class-id-pictures-names-only-flash-cards ➤クイズです。

よって、私は先輩の「もりひろ」先生のアトラスを参考に、CDCの記述などとごっちゃまぜにして、試験範囲だけでスライドフラッシュカードを作成してましたので、もし来年来られる方は連絡下さい。
今思えば少なくとも、事前に授業でこのような事が大事なのだと予想しながら詰め込み教育を受けるのと詰め込まれて流れてしまうのとでは授業の印象が随分と異なると思いました。

そういうことが分かったのも終わってから後なんですね。なんだかんだ、激動の一ヶ月が経ちました。


さてさて、個人的な変化とえいば、見た目?からか、雰囲気からか、我々の学年のプレジデントになってしまいました。

総務課のアリーさんいわく長いDTMHの歴史の中でなんと初めての日本人医師によるプレジデントらしく、これまたどうしたもんだという焦る気持一杯の毎日でした。
 勿論、各国の医師達に思い通りに伝えられず、またやたらといきなりスピーチを振られたりしますので多少ストレスにもなります。しかし、様々な国の医師から構成されるクラスの中心に敢えて居すわることで英語の能力も勉強も振り落とされずになんとか向上できているのではと思っております。何より大事なのは、前向きな強い心と、明るい性格と、少しのユーモアであるかと。

ということで、明日からまた頑張ります。


最後に、下記が出題された内容でした。試験官にブログに載せる許可を頂きました。
Entamoeba coli, Cyst.

Entamoeba histolytica, Cyst.

Endolimax nana, Cyst.

Iodamoeba buetschlii, Cyst.

Blastocystis hominis, Cyst.

Chilomastix mesnili, Cyst.

Giardia lamblia(duodenalis), Cyst

Capillaria philippinensis, Egg. 

Hookworm, spp. Egg.

(Necator americanus, Ancylostoma duodenale )

Hymenolepis nana. Egg.

Hymenolepis diminuta. Egg.

Opisthorchis viverrini. Egg.

Taenia, spp. Egg.

Trichuris trichiura. Egg.

Ascaris lumbricoides, Egg.

Enterobius vermicularis, Egg.

Paragonimus westermani, Egg.

Fasciolopsis buski, Egg.

Fasciolar hepatica, Egg.

Schistosoma mansoni, Egg.

Schistosoma hematubium, Egg.

Schistosoma mekongi, Egg.

学内アユタヤ遺跡ツアー

2015-04-26 00:06:07 | Mahidol University編
本日はタイの文化を知る目的でアユタヤ遺跡と豪華クルージングへ観光旅行へ行きました(無料です!)。


大学側の「お・も・て・な・し」に感謝です。

なんと7月や9月にも修学旅行のようなものも用意されているとの噂です。
私達へのホスピタリティーは本当に素晴らしいです。

僕らは同期の医師達と文化、言語、宗教の違いを徐々に乗り越えつつあります、同じ目標の為に。



We went to one-day trip of Ayuthaya in order to know the Thai culture, today. I would like to thank the hospitality of the university. Toward our goal, we have gradually overcome the differences of culture and language between us!!

Dengue fever(デング熱)患者+顕微鏡実習 虫卵との闘い

2015-04-24 21:48:34 | Mahidol University編
かなり専門的(当たり前か・・)な授業の難しさもさることながら、そもそもが日本で診ることがほぼ不可能な稀な疾患達である為に非常にストレスフルな勉強が続く毎日です。
知らない事が山ほどあり、だからこそ成長できるわけであり、一気にそのストレスを糧にして自分を鍛えあげる為に来ているのだと、いつも前向きに自分に言い聞かせております。

さて、初めて病棟の症例をDiscussionする為に皆で11Fへ上がりました。


私自身としては初めてデングによる皮疹を直接診察することができ、それだけで教科書だけでは得られない収穫でした。


勿論、世界には熱帯医学講座が他にもありますが、実際の患者さんが病棟にいて、それを学ぶ事ができるのは世界でもMahidolくらい
しかないのではないかと思います。学費もDTMHで4000USD,MCTM(臨床熱帯医学修士)で9000USD位であり、UKやUSAの大学院と比べると比較的安く、生活費もそこまで高く無い為に実際に生活してみてお得感もあります。現在の所、一つだけ欠点があるとしたらそれは熱帯気候であり、真夏の日本の様に体力が削がれる事位です。

授業は顕微鏡実習もほぼ毎日のように入ってきており、虫卵の形状から診断する試験の為に毎日心焦る日々です。




便からEntamoeba histolyticaの虫卵を初めて自分で見つけて、自分で根拠をもって診断できた時の嬉しさと楽しさは、予想以上に私のような総合内科医にも向いており、マニアな世界です。

そんなこんなで、各国から集まった医師達ともっぱら飲み会に勤しむのが日課です。

(自分でわかるのですが、飲み会続きのお陰で三週間で飛躍的に会話力がついて来ております)

授業について行くのが大変です・・#Day 20

2015-04-20 20:00:13 | Mahidol University編
過度の緊張と不安のカオスを極める4月初旬、
連休が沢山あり、バンコクで遊び疲れる4月中旬
暑さでそろそろ体力を消耗し、毎日眠い月末

容赦なく、授業のスピードが加速していきます。

そもそも6ヶ月間でTropical medicine の専門的な内容をギュウギュウに詰め込む合宿みたいな内容なので、
毎日毎日があっという間に流れて行きます。充実していると言えば充実しているのですが

5時頃になると頭が真っ白の放心状態になり、カラスが鳴くから帰らねばならない状況です。
もう少ししたら、この環境下でタフに生きるためのスタミナがつくかしら。

さて、合間に実習のような事がチラホラ入ります。

先週あった抗生剤の内容は秀逸でした。
勿論各国から既に診療経験を持っている医師が集まっている為に、全抗生剤の講義をわずか1時間足らずで(相当な早さ)終え、
残りの1時間は下記の様な、病気と抗生剤のグループに分けられて背中に札を貼られます。

自分はそれが何であるのかわからないので、色々な人の背中をみて、お互いに読み上げ、カップル(Bestに近い治療)を選ぶというもの。
お遊戯?みたいで楽しかったです。


また本日は、綺麗な細菌検査室の方が来て下さり(非常に美しい英語を話す人達です)
MacConkey 培地、S-S培地、TCBS培地などがどの菌の分離に有用かなどを学びます。

サルモネラのモノクローナル抗体を用いて、培養した菌種を当てるなどの実習を行いました。
勿論日本では、人任せで覚えようとしなかった検査内容であった為に、初心を思い出しました。


そんなこんなんで、毎日が激流に飲み込まれて流れていっております。

学内でソンクラーン祭りが行われました

2015-04-11 02:12:05 | Mahidol University編
2週間以上が経過して、このように非常に慌ただしく強烈な授業が終わっていきます。

DTMHの最初の感想を述べます。

尊敬する先輩の話でも誰もが最初は悔しい思いばかりをするそうで、日本人の英語力と半端な熱帯医学の知識では、欧州各国の医師どころか、ASEAN諸国の医師達にも対等に議論することすらできません。
つまりは我々の科学技術と経済力と資本等に裏付けされた日本プランドは臨床医学の実力世界においては全く通用しません。

なぜかというと、バングラディッシュ、ミャンマー、フィリピン、タイなどの医学生やレジデントは全て医学の授業を英語で学び、英語で回診します。よって、UPTODATEやDYNAMEDなどの二次資料は勿論、最新の知識も我々の国よりも桁違いに容易にUP DATEしていっています。この現実を垣間見た時に、私は自分では頑張ってきたつもりでいたのですが、全くそれは自惚れであり、とんでもない勘違いであったという事に気付き、非常に悔しく、涙を一人こぼす思いでした。

授業は基本的に、アジア的な講義制でおこなれますが、日本人医師が知らない内容(日本の教科書には載っていない)を早い英語でまくしたてられると頭が爆発しそうな位に焦ります。

とはいえ、ようやく各国の英語やネイティブの英語に慣れてきている自分を自覚します。(各国の飲み会に呼ばれては参加していた為?)


話かわって4月はお祭りの季節です。我がマヒドン大学キャンパス内では留学生参加型のソンクラーン祭りが行われました。







皆で砂の城を作って、Creativityを競うのですが、なんと我々のDMTH2,015で優秀賞を頂き、1,500THBをゲットしました。





マヒドン大学のマスコットキャクター、マヒドン君も応援にかけつけました。


勿論、そのお金で仲良くなるための最初の懇親会を開きました。















見ておかわりのように、DTMHのコースですが、国籍も、人種も、宗教も文化も違う医師達が一箇所にあつまり、
熱帯医学を短期間で体系的に学ぶ非常に良いチャンスであると来て早々に確信しています。











DTMH #Day3 顕微鏡実習+授業開始

2015-04-03 22:58:02 | Mahidol University編
さて、濃密な毎日なのでもうかれこれ一ヶ月近く滞在しているように感じる位に時の流れを早く感じます。

緊張していた初日、「友達たくさんできるかな~♪」の新入生状態であり、非常に懐かしく何処か青臭い昔の自分を思い出して胸が詰まる思いでした。

公衆衛生のElementry classは非常に話が面白く、地球上で起こっている問題をまるで映画を見るように臨場感たっぷりに話すProfが良かったです。

Vectorの話でInsect等になると、もはや英単語力不足からついていけない自分がいて、隣のミャンマー人や、ドイツ、イギリス、オーストリアの欧州組などの理解から
すると情けないくらいです。



ただ、我々日本人のずば抜けたメリットもありました!
それはOLYMPASの顕微鏡の使い方が非常に慣れている事!と、接眼レンズと対物レンズで原生動物の大きさを計測する時などに必要な
簡単な算数力がおそらく一番得意の様です。


授業ではCase discussionが採用されており、Groupに分かれて症例を発表する事も早速来週あります。
そんな感じである日突然、課題が廊下に貼りだされております。

私のグループは、オーストリア、ドイツ、イギリス、イタリア、ミャンマーで構成されているようです。
これを機会に、仲良く酒でも飲みに行くことにしようと思っています。


そんなこんなで、各国の医師が集まって、ワイワイとFull time studentの生活は始まりました。



DTMH #Day1 オリエンテーション

2015-04-01 23:12:29 | Mahidol University編
本日より開始です。
イギリス、ドイツ、ミャンマー、フィリピン、バングラディッシュ、イタリア、ロシア、オーストリア等から総勢23名の医師があつまっております。
(タイ出身の先生も2名いて、レジデンシーとの掛け持ちで在学するそうです➠研修医しながらはかなり忙しそう)


多国籍集団の中での最大勢力(そんなものは無いですが)はなんと隣国ミャンマー人医師7名の様です。我らがNIPPONは今年はなんと4名もおり第二勢力となっております。ロシア人やバングラディッシュ人やイタリア人がそれぞれ母国のアクセントで自信満々にスピーチしている所がなんともいえず多国籍な環境で、感動すら覚えます。

Faculty達より大学の紹介、図書館の使い方のオリエンテーションがありました。




初級タイ語講座もありました(これは4月に自由講座で計4回あるようですが非常にタイトなプログラムです)。

非常に綺麗な英語で(でもSomething like thatが非常に多い・・これは女子高生が言う「みたいなぁ~、てきな~、」感じでしょうか)
タイ語を英語で学ぶ贅沢さ、これぞ無料英会話タイ語スクールであると感じました。

ともあれ、タイ語の文法も極めて単純に英語のSV+C or O的な感じであるという事が理解できただけで、今後単語を覚える気になりますね。

同級生が多国籍構成であるなんて、考えようによっては極めて恵まれていると思います。(Positive thinnkingが大事です)
言語や医学だけでなく、文化や考え方、宗教の違いまで時間ある限り学びたいとおもいます。
                                       Tari