第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

ケースレポート投稿時の300dpi問題を一瞬で乗り越える方法

2020-02-05 09:23:02 | Research

みなさまこんにちわ。

今日は後期研修医の先生や指導医の先生に質問される中で一番多いものをお話しします。

ケースレポートを書くときに、Editorから一番多く指摘されるのが解像度の件ですね(あるある!)。

これは海外の印刷でdpi(dpi は dots per inch の略)で、1インチをいくつのドットで表現していることに由来します。

インチを基準にしているので我が国ではあまり用いられていないことから論文投稿時にデフォルト設定ではトラブルがとても起きやすいわけですね。

本当は専用のPhotoshopを使ったり、Powerpointのページ設定を3倍程度の大きさにしてから画像を作成するなどの方法があるのですが、このあたりは割愛します。

 

BMJ editorial officeから なんどもなんども指摘されるから、僕も「そんなんしつこくいうならば、どうやったらできるか教えてよ!」って少し切れ気味(嘘:丁寧に)にメールしたところ、とても丁寧に【究極に簡単な方法】に教えてもらったので今回はこちらにお知らせします。

BMJの編集部に聞いたところ、「ここにコピペして貼りなはなれ!、だけど、もしオンラインサイトが好きじゃなかったらPhotoshopを使いなはれ」という感じでした。

https://convert.town/image-dpi

これはすごいサイトです。

投稿規格の300dpiがすでに設定されていますので、ここに画像を投入するだけですぐに300dpiのImageが出来上がります。

超絶簡単で、以前イライラしていたのが嘘のように簡単です。

ただし、オンラインなので画像の扱いはEthical に気をつけるのは当たり前のことですね。

 

他にもClideoというのがあります。

https://clideo.com/dpi-converter

これも全く同様に、ファイルを選びます。

次に、画素数を選びますが、国際時の多くのジャーナルが指定している300dpiがデフォルトになってますので、そのままでOKです。

 

こんな感じで300dpiの画像が全工程3秒程度で完成しました。

我々の日常的な画像の作成方法では、どうしても72dpiなどの解像度になりやすくこの辺りミソを知っているか知らないかでケースレポートの投稿速度が全然変わると思います。よろしければみなさまでシェアして日本からドンドン発信ください。