「午前十時の映画祭9」にて。
1978年のアメリカ映画『グリース』。
おおおおお、これメッチャ楽しい、楽しすぎる学園ミュージカル!!
こんな楽しいなんて思わなかった!!
今年公開の映画と比べてもトップ10に入りそう!!
もうね、日本の純愛映画がうんこに見えてしまうぐらい、楽しいいいい!!(笑)
ひと夏の恋かと思ってた主人公カップルが高校でまさかの再会を果たし、
紆余曲折を経ながら距離を縮めていく話なのだけど、
あの70年代アメリカ映画のもつレトロな雰囲気に、
とにかくジョン・トラボルタが歌って踊りまくるのが最高にクール!
調べたらこの人ミュージカル出身なんだね。
もう思春期全開すぎて、
ジョン・トラボルタのいるヤンチャな男グループと、
そこと仲のいいヤンチャな女グループの、
若さ溢れる感情に素直なやり取りが、本当に楽しい。
今で言う「キラキラ感」とは全然違うのだけど、
こっちの方が本能に従ってて見ていて気持ちいい!
体育館で行われたダンスコンテストで
みんながカオスになりながら踊り狂うシーンとか最高にかっこいいし、
ラストの卒業カーニバルのダンスシーンもすっごく楽しかった!!
文化として、踊ることが根付いてるからこそ、成し得る映像かなと思う。
そして、こういう映画は必ずうまいことに男女のペアができる(笑)
日本のラブコメって、
自分の気持ちを抑えて抑えてラストで爆発して
がんばってチューいけるかいけないかなのに、
アメリカのラブコメは最初から飛ばしてて、
「もうヤッたか?」から入り、
若者の酒、タバコ、ドラッグが当たり前に描かれているのが、
大きな違いだなと思う。
まあ時代もあると思うけど。