Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

主人公の闇落ち感ハンパない『DIVER-特殊潜入班-』:第1話

2020年09月22日 23時44分58秒 | ドラマ


まーた刑事モノが始まったw
ただ、このドラマはけっこうダーク寄り。

幼い頃の体験から「騙すやつを騙して葬る」ことに決めた
黒沢兵悟(福士蒼汰)が主人公で、
潜入捜査官として悪いことしてるやつらの組織に潜入しつつ、
かといって警察のためだけに動くわけでもないという一癖ある役どころ。

第1話を観る限りは面白かったけど、
福士蒼汰だとちょっと人がよすぎるからか、
ちょいちょい悪い顔するのがあんまりしっくり来ない(笑)

こういう役は、安藤政信でしょう!
僕が小学生のときから思ってたけど、
やっぱりこの人メチャクチャかっこいいわ!
年齢を考えての配役だろうけど、福士蒼汰と入れ替えて欲しい(笑)
彼の方がハマり役になりそう。

しかし、ドラマにおける刑事モノってのは、
邦画における高校生キラキラ青春モノと同じ構図だなー。
キャストを入れ替えるだけで、話は大体同じw

まあ起こる事件が変わり映えしないから、
キャラクターで差をつけるしかないと思うんだよねー。
それはメインの刑事はもちろんのこと、被害者や加害者の人物背景もそう。
(そういう点では、『MIU404』は秀逸だったと思うけど)

そろそろ血を見ると女性に変身する刑事とか出てこないかな(笑)

DIVER-特殊潜入班- | 関西テレビ放送 カンテレ

何が正義で何が悪かー 予想を裏切るノンストップサスペンスが幕を開ける!

 

子供の扱いに胸が痛くなる『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』

2020年09月22日 16時18分29秒 | 映画


【基本情報】
 原題:나를 찾아줘
 英題:Bring Me Home
製作年:2019年
製作国:韓国
 配給:ザジフィルムズ、マクザム

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:80/132
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
ソウルの病院で看護師として働くジョンヨン(イ・ヨンエ)。
6年前、当時7歳の息子ユンスが公園で失踪し、
夫のミョングク(パク・ヘジュン)と共に捜し続けている。

ある日、彼女の元に、ユンスの目撃情報が寄せられる。
目撃された少年とユンスの特徴は一致しており、
その情報にわずかな望みを託し、
ジョンヨンはユンスに似た少年ミンスのいる
マンソン釣り場へと向かう。

しかし、釣り場の従業員たちに尋ねても
「ミンスなんて少年は知らない」の一点張り。
さらに、地元警察のホン警長(ユ・ジェミョン)でさえ、
ミンスの存在を隠そうとしていた。

引き下がれないジョンヨンは、その夜、
一家が寝静まったタイミングを見計らって
釣り場の一角にある家に侵入するが……。

【感想】
子供を持つ親にはちょっと辛い内容かもしれない。。。

この話自体はフィクションだけど、
生死もわからない子供を捜し続ける不安がひしひし伝わってくるのと、
釣り場の人間たちがクズなのが印象的な映画。

彼らはミンスとジホという子供をかくまっているんだけど、
扱いが本当に酷くて、殴る蹴るの行為は当たり前。
中には子供にいたずらするやつまでいる。

メンバーの中には現役の警察官もいて、
彼が率先して自分たちの悪行を隠そうとするところが実にやるせない。

そんな中に自分の子供がいたらと思うと心が痛むのだけど、
臆することなく立ち向かっていくジョンヨンに親の強さを感じる。

特に、家に侵入するシーンなんかは、
見つかったら殺されるかもしれないという懸念が、
余計に恐さを増幅させるんだよね。

もちろん、ジョンヨンにも恐怖はあったと思うけど、
その恐怖と息子がここにいるかもしれないという期待のせめぎ合いの中で、
母親として屈しない姿勢には、
力強さと同時にややヒステリックさも感じた。

終盤のシーンは、それまで「静」だった流れを
一気に「動」に変えるぐらいのインパクトがあるんだけど、
まるでホラー映画におけるラストバトルみたいな感じで、
目まぐるしい展開に1秒たりとも目が離せない派手さがあるのがよかった。

しかし、ちょっと気になる点もある。
まず、もっと応援呼べないのかなって。
全部ジョンヨンひとりでやってたけど、
助けを呼ぶことはできそうだったな。

次に、ユンスの特徴。
彼は足の小指が副爪とのことなんだけど、これがわかりづらい。
ミンスの足がアップになるシーンがあるんだけど、
そこで副爪かどうかが見えないから、
ユンスとの関係性が断定しづらい。

だから、ラストの終わり方が微妙だと感じちゃうんだよねー(笑)

とはいえ、サスペンスやアクションとしては
さすが韓国映画と言えるぐらいスリリングな展開だったので、
個人的にはアリだなーと思える映画だった。

映画「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」公式サイト

『親切なクムジャさん』「宮廷女官チャングムの誓い」イ・ヨンエ14年ぶり衝撃のスクリーン復帰作!『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』9/18(金...

「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」公式サイト

 

信頼関係の上に成り立つ罵詈雑言は笑いさえ生む『喜劇 愛妻物語』

2020年09月22日 16時04分11秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2019年
製作国:日本
 配給:バンダイナムコアーツ、キューテック

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:11/131
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★★★★★★★
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
売れない脚本家の豪太(濱田岳)は、
大学で知り合ったチカ(水川あさみ)と結婚して10年目。
5歳の娘のアキ(新津ちせ)がいるが、
脚本家としての年収は50万円程度で、
生活費はチカのパートに頼っている。

若い頃は豪太の才能を信じて支えてくれいたチカも、
今では豪太の情けなさに呆れ果て、
口を開けば罵倒の言葉が飛び出す毎日。

豪太のさしあたっての問題は、チカと三ヶ月セックスしていないこと。
夫婦仲はほぼ冷め切っているが、人並みの性欲を失っていない豪太は、
日夜タイミングを見計らい、
あらゆる手段を使ってセックスに持ち込もうとするのだが、
ものの見事に玉砕。

ある日、豪太は旧知のプロデューサーに預けていた
ホラー映画の脚本の映画化が決まったことを知らされ、
さらに別企画のプロットを書くように薦められる。

それは、豪太が以前に「四国にいる高速でうどんを打つ女子高生」の存在を知って、
映画の企画書を提出していた件だ。

脚本化するには四国に取材に行かねばならないが、
取材先を巡るにも豪太はには運転免許がない。
そこで、チカに運転係として同行してくれるよう説き伏せ、
なんとか親子3人で四国旅行に行くことになった。

四国に着くも、豪太は相変わらずセックスを求め、
チカは暴言しか吐かない。
さらに、豪太に降りかかる災難は続き、
夫婦仲はどんどん険悪になっていく。

果たして豪太はチカと仲直りしてセックスできるのか?

【感想】
ヤバイ、これは面白いwww
今年一番笑ったwww
倦怠期、、、じゃなくても30代ぐらいの夫婦にぜひ観て欲しいwww
まさにセックスレスエンターテインメント!

もうね、水川あさみが演じたチカのキャラクターが最高すぎるのよ。
暴言がひどいなんてもんじゃない。
モラハラって言葉すら生温くて、言葉による惨殺に近いwww

不甲斐ない夫に常にイラついていて、
「気が利かねえ」だの「息すんな」だの
「おめーには泣く権利も笑う権利もねえ」だの
「粗チン」だの「きめぇ」だの、豪太が不便すぎるwww

よくもまあこんなにたくさんの悪口が出てくるなってぐらい
悪口のゲート・オブ・バビロンって感じなんだけど、
まったく不快感がないのは、
実際に豪太にも非があるってところと、
あとは何だかんだで根底には信頼や愛情があるのを感じるからなんだよね。

だって、離婚しないから。
それが何よりの証拠。

前に「信頼関係のないいじりはいじめと同じだ」
ってお笑い芸人が言ってたけど、
今回に関してもその信頼を感じ取れるからこそ、
逆に愛を感じるし、あんなに罵声を浴びせられても滑稽に映る。

もはや夫婦コント、チカによるキレギャグみたいに見えるから面白い。
あの暴言の数々はマジで笑えるからこれはぜひ観て欲しい!

豪太のうずく性欲も男なら共感できるし、
そこに出てくる大久保佳代子の妙なエロさがまたおかしいんだよね。
わかりみが深い(笑)

これ、監督の実体験に基づく話らしいから、
これを劇場公開しちゃうなんて、メンタル強すぎw

映画『喜劇 愛妻物語』公式サイト|9月11日(金)全国ロードショー

濱田岳、水川あさみ、新津ちせ。 原作・脚本・監督 足立紳。結婚10年目。倦怠期。セックスレス。笑えて、呆れて、呆れて、泣ける。愛憎渦巻く夫...

映画『喜劇 愛妻物語』公式サイト|9月11日(金)全国ロードショー