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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

設定は面白いけど、初回はだいぶ急ぎ足だった『35歳の少女』:第1話

2020年10月10日 23時39分56秒 | ドラマ


今度の期待ドラマ。

不慮の事故で植物状態だった10歳の少女・時岡望美(柴咲コウ)が25年ぶりに目覚め、
すべてが変わった世界を生きていく成長物語。

第1話は導入部分だったけど、
いろいろ唐突すぎてやや駆け足すぎた印象。
なぜかみんなキレてるみたいな(笑)
なので、笑えるとか泣けるとかは現時点では感じなかったなー。

記憶喪失とかタイムトリップじゃなくて、
単純に25年間寝ていたというだけなので、
彼女以外の時間は進んでしまっているんだよね。

父・進次(田中哲司)と母・多恵(鈴木保奈美)はすでに離婚。
進次は元々の知り合いだった今村加奈(富田靖子)と再婚するも、
その連れ後の達也(竜星涼)は引きこもりという訳アリ。

妹(橋本愛)は広告代理店に勤務するも、社内恋愛で難アリ(笑)

望美本人からしたら、10歳で事故に遭った直後に
そんな環境に放り込まれるわけだから、???状態。

そのような中で、どう生きていくのかってのが今後の楽しみ。

脚本や遊川和彦さんだけど、最近の彼のドラマである
『過保護のカホコ』や『同期のサクラ』と比べると、
全然違うシリアス寄りな感じ。

てか、柴咲コウと坂口健太郎が同級生役ってのもすごい(笑)

35歳の少女

日本テレビ「35歳の少女」公式サイト。柴咲コウが、5年ぶりの民放ドラマ主演!25年ぶりに帰ってきた娘は、10歳の子供だった・・・脚本は、これ...

日本テレビ

 

同じ家族でも"望み"が交錯する人間ドラマが見ごたえある『望み』

2020年10月10日 19時22分41秒 | 映画

【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
 配給:KADOKAWA

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:37/148
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
一級建築士の石川一登(堤真一)とフリーの校正者の妻・貴代美(石田ゆり子)は、
一登がデザインした邸宅で、高校一年生の息子・規士(岡田健史)と
中学三年生の娘・雅(清原果耶)と共に幸せに暮らしていた。

しかし、規士は怪我でサッカー部を辞めて以来、
夜遊びが増え、無断外泊が多くなっていた。

冬休みのある晩、規士は家を出たきり帰らず、連絡が途絶えてしまう。
翌日、一登と貴代美が警察に連絡すべきか心配していると、
テレビで高校生の男子生徒が殺害されたというニュースが流れる。

警察の調べによると、その被害者と規士は交友関係があり、
規士が事件に関与している可能性が高いという。
さらに、もう一人殺されているという噂も出回る。

規士は犯人なのか、それとも被害者なのか。
家族それぞれの抱く"望み"が交錯する。

【感想】
これは濃厚な映画だった。
行方不明の息子に対する家族の想い。
これが一番の見どころ。
まだ事実関係がはっきりしないうちから、様々な噂が飛び交い、
SNSで話題になり、マスコミが押し掛けてくる日々。

もし、息子が犯人だったら、両親は職を失い、
妹も受験ができなくなるかもしれない。
その上、被害者に億単位の賠償金を支払うことにもなる。
自分とは関係ないところで、
人生が狂ってしまう恐怖は尋常じゃないだろう。

しかし、もし息子が被害者だったらそういうことはほぼなく、
世間も同情の目で見てくれるかもしれない。

愛する息子であり兄である規士だが、いくら家族といえども、
上記のようなことが頭をよぎると、
どうしても息子が犯人じゃなかったらいいのに、
という現実的かつ残酷な考えが浮かんでしまう。
それは、「被害者でいてくれた方がいい」
という想いの裏返しのようにも取れる。

特に、父と妹はその考えが強いように思えた。
母は「犯人であっても生きていてくれさえすればいい」という考えなので、
同じ家族でも考えが分かれるところはとても印象的だった。
やはり、母はどんなときでも自分のお腹を痛めて産んだ子供の味方なのかなと。

ただ、犯人であろうと被害者であろうと、
どちらになっても最悪の事態には変わらない。
原作未読だと、結末がわからないので、
その興味だけでメチャクチャ集中して観れるし、
何よりも堤真一と石田ゆり子の演技が凄まじい。

精神的に追いやられたときの疲れた表情から、
激昂して言い争うときの迫力まで、
2人の演技のすごさに圧倒されたよ。

ハリウッドの大作が軒並み延期になる中、
今は邦画ばかりになってしまうのは、
洋画好きとして寂しいところではあるけど、
この作品は面白かった。

映画『望み』公式サイト

堤真一×石田ゆり子×監督:堤幸彦。「検察側の罪人」の雫井脩介による渾身のベストセラー・サスペンスが映画化!愛する息子は被害者なのか、それとも...

映画『望み』公式サイト