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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

言葉と画の美しさに魅了されながら泣くこと以外の選択肢を許されなかった『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

2020年10月16日 23時51分03秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
 配給:松竹

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:9/150
 ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
    映像:★★★★★
    音楽:★★★★★

【あらすじ】
手紙の代筆業に従事するヴァイオレット・エヴァーガーデン。
幼い頃から兵士として戦い、
心を育む機会が与えられなかった彼女は、
大切な上官であるギルベルト・ブーゲンビリアが
残した言葉が理解できなかった。

「心から、愛してる」

戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、
人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかで
ギルベルトが生きていることを信じ続けていた。

ある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。
ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、
ヴァイオレットはまっすぐ答えるだけだった。

「忘れることは、できません」

そんなとき、ヴァイオレットへ依頼の電話がかかってくる。
依頼人はユリスという少年。

そして、郵便社の倉庫で1通の宛先不明の手紙が見つかり、
物語は思いがけない展開へと繋がっていく。

【感想】
本日早朝に『鬼滅の刃』で今日1日分の涙を使ってしまったけど、
まさかここにきて今月分の涙を枯渇させるとは思わなかった。。。
ああ、よき。。。よき。。。

本作は2018年にテレビアニメとして放送されていたものの、
そんなに好みのジャンルでもないから特に気にも留めてなかった。

でも、今回新しく劇場版が公開されるってことで、
予習も兼ねてネトフリで初めて観てみたんだけど、、、
もう涙の嵐。・゜・(ノД`)・゜・。

おおざっぱな流れとしては、戦時中に兵士として育てられ、
愛を知らずにいた少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンが、
手紙の代筆業を通じて人のぬくもりを知っていく話なんだけど、
この映画に関しては本当にずるいわ!(笑)

だって、テレビアニメ版で僕が一番泣いたエピソードに
紐づけた形でスタートするもんだから、
もう開始後5分で全俺が泣いて。・゜・(ノД`)・゜・。

その後もユリスのエピソードやギルベルトのエピソードなど、
涙を流す以外の選択肢を与えてくれない2時間が続いたんだよ。

ストーリー的にテレビアニメ版を観ているのと観ていないのとでは
感動に雲泥の差があると思うから、
ぜひ先にテレビアニメ版を観ることをオススメする。

そして、この作品の魅力は感動的なストーリーはもちろんのこと、
やはり言葉と画が凄まじく美しいことだろう。

手紙の代筆業に従事する人たちを
“自動手記人形”と呼んでいるのだけど、
彼女たちの仕事は依頼人の言葉を
そのまま文字起こしするのではなく、
行間から読み取れることも
自分で感じ取って書くことが求められる。

兵士としてしか生きてこなかったヴァイオレットは、
当初そこが全然ダメで、
まったく空気が読めずに依頼人を怒らせることばかりだった。

それから、多くの代筆をこなし、
たくさんの失敗を重ねながら、
少佐の残した「愛している」を知るために
彼女なりに一生懸命に生きるんだよ。

その結果、国内有数の自動手記人形にまでなる。
「よきドールとは、人が話している言葉の中から伝えたい本当の心をすくい上げるもの」
という教えをまさに体現したわけだ。
だから、セリフに関しては美しい文章がたくさん出てきて、
本当に耳にいい作品だったと思う。

そして、画の美しさ。
人物を始め、街並み、自然の風景、光の当たり方など、
すべてが水彩画のごとく鮮やかで、
アニメを観ているだけなのに
美術館にいるかのような感覚さえ持った。
この画だけでも一見の価値があるってぐらい、
本当に目の保養になるかのよう。

僕はバトル系のアニメの方が好きなのだけど、
自分が普段観ないジャンルでここまで感動するとは思わなかったから、
これは本当に素晴らしいアニメだと思う。

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』大ヒット上映中 新しい時代が到来し、世界が大きく変わっていこうとしている今、【不変】で【普遍】の...

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

 

尊く誇り高き煉獄さんに涙を流す以外の選択肢がなかった『劇場版 「鬼滅の刃」無限列車編』

2020年10月16日 14時40分49秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
 配給:東宝、アニプレックス

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:8/149
 ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
    映像:★★★★★
    音楽:★★★★★

【あらすじ】
蝶屋敷での修行を終えた炭治郎たちは、
次なる任務の地、「無限列車」に到着する。
そこでは、短期間のうちに40人以上もの人が
行方不明になっているという。

禰󠄀豆子を連れた炭治郎、善逸、伊之助の一行は、
鬼殺隊最強の剣士である"柱"のひとり、
炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、鬼に立ち向かっていく。

【感想】
世界最速かな?朝7時の回でキメてきました。

今日1日分の涙を出し切った。。。。・゜・(ノД`)・゜・。
嗚呼、尊い。。。誇り高い。。。
僕たちは煉獄杏寿郎という名を決して忘れはしないだろう。。。

とはいえ、これはある意味ずるい。
原作で一番泣くところを、
テレビアニメからの続きで劇場公開だからね。。。
泣くしか選択肢がない。

なので、この映画“だけ”を観てもあまりピンとこないかもしれない。
すでに先行して作品がいろいろ展開されている場合は、
絶対そっちを観てからの方が映画を最大限楽しめると学んだ身として、
僕はこの1週間、全集中で原作を読み返し、
テレビアニメも観た上で臨んだからね、
もう整ってたわけです。

もともと原作は面白いとは思うものの、
個人的には正直世間で騒がれるほどかなーって思ってて、
テレビアニメも善逸がやかましいなと思うことが多かったんだけど、
この映画はね、もう全部凌駕したよ。

それもこれも煉獄杏寿郎という人物の尊さと誇り高さゆえ。
「まばたきしたことありますか?」ってぐらいのギョロ目に不信感しかなかったけど、
あの戦闘能力の高さ、闘気の大きさ、
そして、後輩のために盾になることを厭わず、
誰一人として死なせないという意志と覚悟の強さは、
本当に心から尊敬できる人柄。
理想の上司・先輩にふさわしい。

さらに、アニメになったことで、
彼の刀さばきや終盤の猗窩座との壮絶なバトルがものすごくかっこよくて、
身動きひとつ取れないぐらいの迫力!!

主題歌もすごく好き。
サビが好きなメロディーラインになってて、
予告で初めて聴いたときから好きだった。

声優さんについて、魘夢って、
イメージとして石田彰の声が合う気がしてたんだけど、
意外にも彼は猗窩座の声だったというね(笑)

アニメだとセフィロスとクラウドもいるし、
何気に俺得な作品だということに最近気づいた(笑)

漫画原作のアニメの劇場版って、
完全新作のオリジナルストーリーってことが多いけど、
やっぱり原作通りの話の方が積もる想いもあるし、
こっちの方が楽しめるな。

煉獄さん、、、思い出しただけでも泣ける。。。。・゜・(ノД`)・゜・。

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