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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

気持ちを俳句で表現する渋い男の子とSNSで動画配信をするイマドキの女の子の青春を描いた『サイダーのように言葉が湧き上がる』

2021年07月27日 00時13分57秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:90/148
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
アニメ
レコード
コミュ障
俳句

【あらすじ】
コミュニケーションが苦手で、
人から話しかけられないよう、
いつもヘッドホンを着用している少年・チェリー。
彼は口に出せない気持ちを趣味の俳句に乗せていた。

矯正中の大きな前歯を隠すため、
いつもマスクをしている少女・スマイル。
人気動画主の彼女は、
“カワイイ”を見つけては動画を配信していた。

俳句以外では思ったことをなかなか口に出せないチェリーと、
見た目のコンプレックスをどうしても克服できないスマイルが、
ショッピングモールで出会い、
やがてSNSを通じて少しずつ言葉を交わしていく。

ある日、2人はバイト先で出会った老人・フジヤマが失くしてしまった
思い出のレコードを探しまわる理由にふれる。
2人はそれを自分たちで見つけようと決意。
フジヤマの願いを叶えるため一緒にレコードを探すうちに、
チェリーとスマイルの距離は急速に縮まっていく。

しかし、ある出来事をきっかけに、
2人の想いはすれ違ってしまい……。

【感想】
色使いが好きだった!
柔らかいタッチながらも、
濃いめのパステルカラーを存分に取り入れた画がいかにも夏らしい。
現代アートっぽい力強さも感じられて、
個人的には好きな画だったなー。

キャラクター設定も面白い!
スマイルはいわゆる今どきの若い子って感じなんだけど、
チェリーがね、
コミュ障がゆえに俳句で気持ちを表現するっていう、
見た目に似合わず古風さを持ち合わせているギャップがツボ(笑)
しかも、2人とも声の演技がとてもうまいし、
キャラにピッタリ合ってたのもよかった。

とはいえ最初、
「市川染五郎」って聞いたとき、
てっきり「だいぶ年下の役やるんだな。。。」って思ったんだけど、
僕が思ってる市川染五郎は
今や十代目松本幸四郎になってたことを思い出した。
世代的に、市川染五郎と聞くと、
どうもそっちが頭に浮かんでしまい。
実際はその息子さんでした(笑)

ストーリーもフジヤマのおじいちゃんの
思い出のレコードを探す流れに目頭が熱くなり、
感動的な話だったなーとは思う。

ただ、個人的には、
チェリーとスマイルがお互いに惹かれ合う部分がわからなかったのと、
最後のオチが「そんなことする?!」っていう違和感が残った(笑)

もちろん、印象には残りやすいけど、
「アニメ史に残る最もエモーショナルなラストシーン」
っていう紹介をされていたから期待しすぎたというか、
期待した方向性が違ったというか(笑)

でも、総じていい映画ではあるかと。

これは本作に限ったことではないけれど、
アニメはキャラクターデザインの好き嫌いで
第一印象が決まっちゃうところはあるものの、
コミカルに振り切っているから観ていて楽しい。

また、時間経過のシーンとかも、
よくセリフがなくてポンポン進んでいく手法が多いけど、
コミカルさゆえに、
短い尺でも内容が伝わってくるので、
テンポよく進んで行くのが気持ちいい。
そこが実写には出せないアニメのよさだと思う。

あと、、、実写だと演じているキャストの組み合わせが変わるだけで、
ほぼ同じ人が出ていることがあるから、
変わり映えしないのが「なんだかなあ」と思うときはある。

アニメだったら、
声優は同じでもキャラの見た目は変わるから、
バリエーションが豊富でいいってのもあるし、
アニメだからこそ許せる設定もあるよね。

だから、やっぱり邦画はアニメの方が個人的にはハマりやすい。
海外の映画だったら、
実写でも振り切った設定やキャラを
クオリティの高い映像技術で包んでくるから好きなんだけど(笑)

劇場版オリジナルアニメ『サイダーのように言葉が湧き上がる』公式サイト

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