【個人的な評価】
2021年秋ドラマで面白かった順位:2/2
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
【要素】
医療ドラマ
ヒューマンドラマ
放射線技師
【元になった出来事や原作・過去作など】
・漫画
横幕智裕『ラジエーションハウス』(2015~)
・テレビドラマ
『ラジエーションハウス 〜放射線科の診断レポート〜』(2019)
【あらすじ】
前作から2年。
アメリカでのプロジェクトがひと段落した
診療放射線技師の五十嵐唯織(窪田正孝)は日本に帰国。
もともと勤務していた甘春総合病院への復帰を望んでいた。
しかし、そこでは新院長の灰島将人(髙嶋政宏)が病院の合理化を実施。
放射線科医はいらないと言い出し、
読影はすべて外部の『遠隔画像診断センター』に委託してしまう。
それに伴い、ラジエーションハウスも規模を縮小。
かつてのメンバーたちも、
広瀬裕乃(広瀬アリス)と小野寺俊夫(遠藤憲一)以外は、
他の病院へ転職などしていた。
一時はこのままバラバラで終わりかと思ったものの、
ラジエーションハウスの必要性が認められ、
全員戻ってくることに。
こうして、再び忙しい日々が始まろうとしていた。
果たして、大きなトラブルもなく業務を続けられるのか。
そして、五十嵐と杏(本田翼)の関係性の発展はあるのだろうか。
【感想】
よくも悪くも前作のまんまかなっていう印象だった。
医療ドラマにしては、
そこまで緊迫感や緊急性が強い感じではないかなー。
だから、個人的にはそこまでハマりはせず(笑)
その分、技師同士の絡みや患者との向き合いに
尺が割かれていたようには感じるけど。
技師たちはもはや同僚というより家族みたいな感じがするぐらいには仲がよくて、
こういう職場はちょっといいなと思ったり(笑)
ただ、意外に泣けたりするんだよ。
個人的には、第4話でたまき(山口紗弥加)の母・るり子(中田喜子)が
登場した回はちょっとうるっと来た。
おせっかいながらも娘の身を案じる母親の姿にね。
あとはやっぱり、
放射線科の検査でそんなことまでわかるんだっていう勉強にはなる。
一般人からしたら、
画像のどこがどういう色だとどうなんだってのがさっぱりだけど、
それで見つかる病気もあるから。
第8話に出てきたセルトリヒ・ライディッヒ腫瘍。
これが子宮にできると、
男性ホルモンが出て、
声が低くなったり、
脱毛が起きたりするらしい。
最終回に出てきた先天性の異常代謝であるファブリ病なんかも、
このドラマを観なかったら一生名前すら知らなかったかもしれない。
灰島院長との対立はけっこうあっさり終わったよね。
要は、ラジエーションハウス側は「ひとりの患者にもしっかり向き合う」ことを信条とし、
院長としては「合理的判断で利益を取る」ことを重視する。
結局、どちらも患者を救うことに変わりはないってことで決着したけど、
11話も続いた主張の対立が、
たったの5分でカタがついた。
まあ、ドラマだったらそんなもんか(笑)
ドラマは最終回だったけど、
12月20日にスペシャルがあって、
2022年4月29日に劇場版が公開されるらしい。
けっこう人気なんだなー。
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