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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

文書を切り口に捜査を行う『未解決の女 警視庁文書捜査官』:第1話

2020年08月11日 02時30分40秒 | ドラマ
なんかティザー動画がYou Tubeにないな。。。

夏ドラマ、これも続編だねー。

刑事モノではあるんだけど、タイトル通り、
文書を元に過去の未解決事件を捜査するというちょっと変わった切り口のドラマ。
筆跡や言葉など文字に隠されたヒントを元に捜査が進んでいくのは斬新。

お局感ある鳴海理沙(鈴木京香)は変わらずだけど、
『半沢直樹』の影響か、前作と比べて鈴木京香の顔芸が強まった気がするw

矢代朋(波瑠)はちょっと落ち着いた感じがするのは、
キャラが成長したということの表れかな。

第1話はけっこう複雑な設定に最後ちょっと感動するという
濃厚なストーリーでよかったんだけど、
文書に関するところが最後30分ぐらいになるまで進まないという(笑)

ただ、ゲストが中山忍で、前作も第1話は姉の中山美穂だったから、
そこは狙ったんじゃないかと思ってるw

てか、鈴木京香と沢村一樹が揃うと『グランメゾン東京』を思い出すな。

https://www.tv-asahi.co.jp/mikaiketsu02/

本にはそれを書いた人の熱量がいつまで残るんだと思った『パブリック 図書館の奇跡』

2020年08月10日 23時52分00秒 | 映画


【基本情報】
 原題:The Public
製作年:2018年
製作国:アメリカ
⠀ 配給:ロングライド

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:62/102
⠀ ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
アメリカのオハイオ州シンシナティの
公共図書館で働くスチュアート(エミリオ・エステベス)。
真面目に働いていた彼は、ある日、
常連の利用者であるホームレスから思わぬ提案を受ける。

「今夜、ここを占拠したい」。

しかし、それは決して悪いことをするためではなかった。
記録的な大寒波によって路上で凍死者が続出しているにも関わらず、
市の緊急シェルターがいっぱいで行き場がないからだ。

約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、
図書館の入り口を閉鎖し、立てこもった彼らと行動を共にする。

それは避難場所を求める平和的なデモだったが、
政治的なイメージアップをもくろむ検察官やメディアの偏った報道よって、
スチュアート自身が人質をとった容疑者に仕立てられてしまう。

やがて警察の機動隊が突入することに決まり、
追いつめられたスチュアートとホームレスたちは驚愕の行動に出る。

【感想】
設定が面白かった。
寒さをしのぐためにホームレスたちが図書館を占拠し、
彼らと行動を共にした図書館員が偏った報道によって
容疑者に仕立て上げられてしまうという、
一瞬コメディっぽい感じもするんだけど、
映画を観ていくと、これはホームレスたちが
自らの存在を訴えるための戦いなんだということがわかる。

日々、寒さによってホームレスが亡くなるケースが増えているものの、
結局多くの人にとってはすぐに忘れ去られてしまう。
だからこそ、このデモを通じて自分たちの存在を世間に知ってもらおうと。
そのホームレスたちの純粋な想いがちょっと感動的なんだよね。

しかも、彼らの中には退役軍人もいて、散々国や国民のためにがんばってきたのに、
今はホームレスとして生活せざるを得ないという状況も、
アメリカ社会の現実を突きつけているような気がした。

また、スチュアートの過去や本によって救われたエピソードも、
彼が図書館で働く動機づけとしてすごくよかったし、
彼がジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』の一説を引用した主張はかっこよかった。

活字が苦手で普段本をまったく読まない僕だけど、
文字や文章によって記録された過去の人たちの主義や主張、想いというのは、
後世になってもその熱量を損なわないんだなということを感じたよ。

ただ、立てこもった後は面白いのだけど、
それまでの話がやや冗長だったので、
もっと立てこもるまでを早めてもよかったのかな?って思ったり。

しかし、図書館とか中学生のとき以来訪れていないけど、
ホームレスの人も入るってのはアメリカならでは?
彼らは開館前から入口で並んでいて、
開館したらトイレで歯磨きや髭剃りとかしてるから、
日本じゃこれは無理だよなって思った(笑)

映画『パブリック 図書館の奇跡』公式サイト

第43回トロント国際映画祭出品。名優エミリオ・エステベス監督作。大寒波の夜、行き場を失くしたホームレスが立てこもり!?図書館員の勇気があなた...

映画『パブリック 図書館の奇跡』公式サイト

 

邦画にしては珍しいタイプだけど、洋画のそれと比べると物足りなかった『いけいけ!バカオンナ~我が道を行け~』

2020年08月10日 00時24分34秒 | 映画


『いけいけ!バカオンナ〜我が道を行け〜』

【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
⠀ 配給:アークエンタテインメント

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:81/101
⠀ ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
アラサー女子の杉山結子(文音)は、
外ではイケイケ女を気取っているものの、
私生活では超絶地味な見栄っ張り。

ある日、美人でハーフの澤野セツコ(石田ニコル)と出会い、
お互いの存在に火花を散らすが、
セツコもまた私生活は地味な見栄っ張りで、
お互いにシンパシーを感じる。

いまだにロストヴァージンを迎えていない結子は、
彼氏獲得に励む日々を送っているが、
そんな矢先、セツコから結婚相手を紹介される。

現実を受け入れられない結子は
セツコの結婚にダメ出しをして2人の仲は険悪ムードに。

果たして「女の友情」は儚いものなのだろうか。

【感想】
タイトルの昭和感に惹かれて観たけど、
なんかものすごーく惜しいなと感じた映画だった。

これ、原作漫画は読んでいないけれど、
昔、榎本加奈子が出てた『可愛いだけじゃダメかしら?』
としてドラマ化してるみたいなんだよね。
そのドラマは毎週観てて、
あの榎本加奈子の振り切ったキャラが
けっこう好きだったけど(なお、原作と内容は大きく違うらしい)。

今回の映画は、長らく男子がやってたバカでアホで体張るってのを女性がやるんだよ。
友情と恋愛に揉まれながら。
そこが新鮮で。

こういう女子がハジけるのって洋画ではよく見かけるよね。
ジャンルは違うけど『テルマ&ルイーズ』は
女性2人の逃避行がぶっ飛んでたし、
8月21日に公開予定の『ブックスマート』なんかは
まさに若気の至りを極めたような話。

でも、邦画ではあんまりそういうのないから、けっこう珍しいなと思った。
女性が普段見せるかわいさや綺麗さだけではない、
家ではすっぴんジャージでカップラーメンすするとか、
散々ビビってたのに酔った勢いであっさりロストヴァージンしちゃうとか、
そういう人間らしい部分をあけっぴろげに見せていたのは笑える。

が!

足りない。。。全然足りない。。。
洋画のようにもっと振り切った内容を期待しちゃってたから、
やや冗長な作りとイマイチはっちゃけきれていないテンションに
正直物足りなさを感じてしまった。。。

飲むならもっと豪快に飲んで吐いて欲しかったし、
下世話な話や下ネタもどんどん挟んで欲しかった。

そもそもそういうのは目指してないって話かもしれないけど、
個人的には洋画のノリにしようとして
行き着けなかった印象が拭えなかったな。

洋画だったら男を見定めるシーンで絶対チンコの話出してくるから。
「彼はサイズ的にアレかもね」みたいに。
で、その日のうちにベッドインからの、
翌日女性同士で会ってサイズの話で盛り上がるって展開が目に見える。
(そして、ホットドッグを頬張るというベタな演出w)

一応、女の友情を描いてはいるみたいだけど、
結子とセツコが仲良くなるポイントがわかりづらくて、
あとは基本的に結子の恋バナがメインに進んで行くから、
タイトルほどのインパクトはなかったかなあという所感。

「女性の幸せとは」みたいなメッセージ性もあったとは思うんだけど、
映画の終わり方からして、結局、幸せの形は人それぞれだし、
誰かから愛されることがよいみたいな雰囲気になっているのが
一般論すぎるというか、ちょっと一昔前みたいな気はした。

あと、結子がセツコの結婚相手をディスるシーンがあるんだけど、
「おまえ何様だよ」としか思わなかったし、
これ観客の共感得られるのかな。。。
まあ、あくまでも男目線だけど。
女性の感想聞いてみたいわ。

すごく面白くなりそうな題材だっただけに惜しいなー。

映画『いけいけ!バカオンナ』2020年7月31日(金)TOHOシネマズ 日比谷他、全国公開

映画『いけいけ!バカオンナ』 2020年7月31日(金)TOHOシネマズ 日比谷他、全国公開 出演:文音、石田ニコル、真魚 他

映画『いけいけ!バカオンナ』 2020年7月31日(金)TOHOシネマズ 日比谷他、全国公開

 

変わることも変わらないことも悪くないのになんでこうなっちゃうんだろうと思った『劇場』

2020年08月08日 20時08分50秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
⠀ 配給:吉本興業

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:54/100
⠀ ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
高校からの友人と立ち上げた
劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う永田(山﨑賢人)。

しかし、作品は上演ごとに酷評され、
客足も伸びず、劇団は解散状態に。

理想と現実の間で悩む永田は、
ある日自分と同じスニーカーを履いている
沙希(松岡茉優)を見かけて声をかける。

突然のことに沙希は戸惑うものの、
とりあえず一緒に喫茶店に入ることに。

女優になるために上京し、
服飾の学校に通っている沙希と永田の恋はこうして始まった。

【感想】
コロナの影響もあり、ようやく新作映画100本目。
昨年は6月末で100本いってたからかなりのペースダウン。

本作はアマプラでも配信されているけど、
ボランティアエキストラでちょっとだけ参加した身としては
やっぱり映画館で観たかったのよ。
近くでやっててよかった。
(ちなみに、松岡茉優が居酒屋で注文受けてるところで
「頭頂部だけ」5秒ほど映ってたw)

さて、本作は永田が劇作家として夢と現実の間でもがきながら、
愛する人との出会いから別れまでを描いたラブストーリー。

で、この永田がけっこうなダメ男で。
彼女の家に居候し、
光熱費だけ負担してと言われてものらりくらりとかわし、
知らない人とは口も聞かず、
些細なことで目くじらを立てるというめんどくさいタイプ。

とはいえ、ちょっとわかる気もするんだよね。
僕は表現者でも何でもないけれど、
自分と同い年の人が活躍していることへの嫉妬や
自分だけうまくいかない焦りは、
心に余裕をなくしてしまうから、
何気ないことが癇に障るのかもしれないなーって。

それでいて、永田は素直かつストイックな面もあるんじゃないかなと思っていて。
だって、自分が表現者であるという強い自負があるからこそ、
ディズニーランドやクリント・イーストウッドに本気で嫉妬するのではないかと。

一方、沙希はものすごくかわいい。
ルックスはもちろんのこと、いつもニコニコしていて、
普通の人とは違う感覚を持っていて、
そこから生まれる言動がいちいちキュート。

そんな彼女だから、普通とは違う永田に惹かれたんだろうなー。
波長が合ったというか。

ただ、その惹かれたところが
今度はだんだん彼女を蝕んでいくんだよ。
まあ、永田のどこにあるかわからない地雷に振り回されてたら
そりゃ嫌になるよなとは思うけど、
惹かれた部分が嫌な部分になってしまうのは辛いよな。

そんな彼女が、2人が別れるに至ったことに対して、
「永くんは変わってないんだから何も悪くない。
 むしろ、勝手に歳を取って、ひとり焦って、
 変わってしまったのは自分の方だから」と、
まるで自らに非があるかのように言うところは、
なんというか、「おい永田!」と思ってしまったよね。
それは、彼が夢を叶えるかどうかではなく、
もう少し彼女に優しくしていればっていう、
ただそれだけのことなんだけどw

でも、僕は変わることは悪いことではないし、
変わらないことも悪いことではないと思ってる。

とはいえ、どちらかが変わると、
同じ方向を向けなくなってしまうこともあるから、
悪いことをしているわけじゃないのに、
いっしょにいられなくなってしまう
切なさや悲しさみたいなのはあるよね。

本作でも、夢を叶えれば彼女を幸せにできると思っていた永田と、
ただそばにいて欲しかった沙希の方向がどんどんズレていったように見える。
最初はそれでもよかったけど、結局、
永田が本気で彼女を幸せにしたかったのかは
態度ではほとんどわからなかったし、
沙希はまわりの同級生がみんな結婚していることもあって、
未来のことも見据えて現実的な考えになっていったから、
そこが一番大きな違いかなと思ってるけど。

他にも印象的な場面として、
チャリで2人乗りしているシーンや、
2人の過ぎ去った日々を演劇として上演しているシーンなんかは
かなりグッとくるのだけど、
字数もないから続きは劇場かアマプラで観てください(笑)

何かと辛いことの方が多いラブストーリーだったけど、
演劇に関わってる人やモノ作りしてる人なんかは
永田に共感しやすいと思うので、より楽しめるんじゃないかな。

映画『劇場』オフィシャルサイト

山﨑賢人×松岡茉優 監督:行定勲 原作:又吉直樹 7.17[Fri.] 公開/配信 一番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことがなんで...

映画『劇場』オフィシャルサイト

 

小倉優香のおっぱいがけしからん『ぐらんぶる』

2020年08月08日 00時30分46秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
⠀ 配給:ワーナー・ブラザース映画

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:20/99
⠀ ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★★☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
離島にある大学に入った北原伊織(竜星涼)は、
キラキラキャンパスライフを送るはずが、
目覚めるとなぜか全裸でキャンパスのど真ん中に。

そしてもうひとり、無駄にイケメンでオタクの
今村耕平(犬飼貴丈)もまた、素っ裸でキャンパス内にいた。

2人は出会い、ある場所にたどり着くが、
そこは超絶ぶっ飛んだダイビングサークルだった。

ひたすら飲ますマッチョな上級生たちに、
酔うと暴力的になるいとこ、どシスコンなお姉様、激エロな先輩、
さらにはドギャルまでもが入り乱れるカオスなところで、
伊織と耕平のキャンパスライフが始まる。

【感想】
原作は読んでないけど、これはメチャクチャ笑ったwww
僕の中では福田雄一監督ともうひとり、
英勉監督の作品もすごくツボでwww(『ハンサム★スーツ』の人ね)

福田監督はあの独特でコミカルな言動が印象的だけど、
英監督はノリと勢いでテンポよく進むのが特徴。

この映画はダイビングサークルの話なんだけど、
肝心のダイビングは3割ぐらいで残りの7割は裸裸裸www

ある意味中身はないと言えるけど、
くだらなすぎて笑えるというタイプの映画なので、
とにかく頭使わずに笑いたいならぜひ観て欲しい。

僕の場合は水泳サークルだったってのもあるから、
裸に海にお酒にと身近に感じられるところもあって、
ちょっと評価高めw

とにかくそのダイビングサークルがメチャクチャ楽しそうなのよ!
新入生の伊織と耕平は「バモス!」と聞けば、
体が勝手に踊り出し、飲んで飲んで飲んで飲んで記憶を飛ばし、
気づいたら全裸でキャンパスに放置されるというwww
その数12回www

キョウリュウジャーと仮面ライダービルドにそんなことさせる?!
世界を救うヒーローがすっぽんぽんとか子供が観たら衝撃だろうよwww
(ちなみに、僕も飲むとしょっちゅう記憶を飛ばすので、
 なかなか他人事に思えなかったけど。。。いや、脱ぎはしませんよ)

しかも、サークルの女性陣が与田祐希、朝比奈彩、小倉優香、石川恋という
とびっきりにかわいい美女ばかりで、なんだここパラダイスかと!
特に小倉優香のスタイルは目からウロコ(笑)

メンズの先輩たちはどう見ても大学生から程遠い風貌で、
ひたすら飲ませてくるのがハードだけど、
愛に溢れたいい人たちばかりで、
本当に居心地のよさそうなサークルだなとw

そして、和歌山の青い海がとても綺麗で、
今の真夏の季節もあいまって、
海への行きたさが最高潮に達するんだよねえ。
潜りてえ、海に潜りてえ。。。

変に男女関係を入れず、ひたすらワイキャイして、
ちょびっとダイビングの要素も入れて、
「バカでアホな大学生活」という笑いに徹した作りがよかった。

あおーいそら、しろーいくも、ひろーいうみを舞台に繰り広げられる
若さ全開の裸と酒と美女の爆笑青春映画、個人的には大好き。

映画『ぐらんぶる』公式サイト。大ヒット上映中!

映画『ぐらんぶる』公式サイト 大ヒット上映中!夏だ!海だ!お祭り騒ぎだッ!限界突破の全力脱衣系☆青春グラフィティ、まさかの真面目に実写化

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36年前も前のアニメーション作品なのに終始圧倒されっぱなしだった『風の谷のナウシカ』

2020年08月07日 00時36分34秒 | 映画


『風の谷のナウシカ』

【基本情報】
製作年:1984年
製作国:日本
⠀ 配給:東宝

【個人的順位】
旧作のため今年のランキング対象外。
⠀ ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★★★
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★★★

【あらすじ】
1000年前の戦争によって文明は崩壊し、
世界は腐海と呼ばれる有毒な森に覆われていた。

風の谷に住むナウシカは村の住民から愛され、
虫とも心を通わせることのできる心優しい少女である。

ある晩、大国トルメキアの輸送機が風の谷に墜落したが、
そこには巨神兵の胚が積まれていた。
司令官であるクシャナは、
巨神兵で腐海を焼き払うことを目論んでいたのだが、
本国に持ち帰れないことを踏まえ、
風の谷で巨神兵を完成させることに決める。

しかし、その巨神兵はペジテから奪ったものであり、
ペジテはそれを奪還すべく、
風の谷に向けて王蟲の大群をけしかけて、
トルメキアを全滅させようと目論んでいた。

このままでは風の谷も滅んでしまう。
ナウシカは故郷を守るため、
ひとり王蟲の群れを止めようとするのだった。

【感想】
おいおい、マジか、マジなのか。
昔観たことあったけど、こんなに面白かったっけ?!
36年前の時点でこのクオリティって改めてすごいなって感じたよ。

世界は腐海と呼ばれる有毒な森に覆われているという
ジブリ作品の中でも、かなりディストピアな設定。

そこで描かれる自然と人間の関係性や、
大国トルメキアとの戦いは『もののけ姫』に
通ずるところがあるようにも感じる。

そして、情報量の多さw
風の谷に虫と話せる娘がいて、
大国トルメキアが攻め込んできて、
ペジテが王蟲の大群を仕掛けて、
それを撃退するために巨神兵出して、、、
そのめまぐるしい展開によって、
ずっと映画の中に引き込まれっぱなしになる。

さらに、あの映像!
36年も前なのに今観ても美しい自然や、
重厚感ある王蟲、気味悪い巨神兵、ユパとナウシカの剣さばきなど、
これ全部手描きとか信じられない。
あんなに長閑な風の谷とか行ってみたくなるもん。
風の谷に行くしか!

僕はこのRPGのような世界観が本当に好きで、
ジブリの中では『天空の城ラピュタ』に次いで、2番目に好きな作品。
もうオープンワールドのゲームにして欲しいぐらい。

小さい頃は王蟲や巨神兵に恐怖を感じていたけど、
今観たら、、、いや、やっぱり気持ち悪いなw
そもそも虫とかそんな好きじゃないのに、
あんな巨大化したものがウジャウジャいたら普通に泣くし、
巨神兵もロボットならまだしも、
人に近い形をした生命体だから、妙なグロさがある。
(まあ、後のエヴァンゲリオンだけどw)

キャラクターで言えば、やっぱりナウシカが一番印象に残るなー。
彼女ほど精神的にも肉体的にも強く、
さらにあらゆる生物を等しく包み込む
優しさを併せ持った少女ってのはなかなかいなくない?
(ちなみに、巨乳の設定らしいw)

声優さんも今思うと豪華でさ、
ナウシカの声を担当した島本須美は
『となりのトトロ』でお母さん役を、
アスベルの声を担当した松田洋治は
『もののけ姫』でアシタカを演じている。

さらに、『るろうに剣心』で明神弥彦の声をやってる冨永みーなや、
『ちびまる子ちゃん』でさくらももこの声をやってるTARAKO、
『デジモンアドベンチャー』でアグモンの声をやってる坂本千夏
も出ているのは個人的にとても感慨深い。

作画スタッフにはあの庵野秀明も名を連ねているしね。

原作漫画まだ読んでないから、早く読まねば。

第4話から急激に面白くなった『ハケンの品格』

2020年08月06日 00時36分56秒 | ドラマ
これも終わっちゃった。

スーパー派遣の大前春子(篠原涼子)が
その圧倒的なスキルで正社員を翻弄していくドラマで、
難題をスパッと解決する大前さんがマジでかっこよかったんだけど、
第4話からさらに面白くなったんだよね。

それは、東海林武(大泉洋)が帰って来たから!

もうこの2人揃うとメッッッチャ面白いのよ!!
掛け合いが。
完全にコントで。
大前春子からの悪口、、、もとい手厳しいコメントと
東海林課長のツッコミが毎回おかしくて笑い転げたわwww
この2人のやり取りが加わるだけで、
ドラマってこんなに面白くなるんだって思った。

ただ、、、派遣社員への差別的発言ややる気のない新卒問題、AIの台頭など、
職場でありそうなエピソードを取り入れたんだなとは思うけど、、、
どうだろう、普通の会社ってこんなもんなの?

特に、派遣社員への差別的発言はかなり懐疑的で、
よく「これだから派遣は!」とか
「派遣にこんなのできるわけないだろう」みたいなこと言ってたけど、
実際にこんな発言する人っているの??って思った。
少なくとも自分の会社ではまったくありえないことだし、
だいぶ前時代的というか、古い体質の会社なのかなあと思った。

他にも、東海林が里中(小泉孝太郎)のPCを勝手に見るところとかも、
コンプライアンスやセキュリティ的にありえないし、
彼が辞表を直接社長に出すのも、
会社の規模的にないだろうなあとも思ったから、
ちょいちょい現実からかけ離れすぎた設定があったのは気になったところ。

あと、最後の大前春子がクビになるくだりや、
仕事がすべてではないこのご時世に「仕事とは生きることだ」
と締めくくるのはちょっと無理矢理感はあるかなってw

とはいえ、彼女はAIと対比して
「人間にしかできないことはムダなこと」と主張し、
それこそが生きることであると説いたから、
そういう意味では納得感はある。
僕もムダは好きです。
そこにこそ、生きる意味はあるかと。

正社員のピンチを優秀なスーパー派遣が救うって構図は、
『ごくせん』で教師が悪者をボコボコにするような
スカッと感があって僕は好きなドラマだったなー。

それと、推しポイントとして、近(上地雄輔)が挨拶するときに、
手でキツネの形を作るところ(コンだけに)なんかは、
芸が細かすぎて気に入ったw

ハケンの品格

日本テレビ4月期水曜ドラマ『ハケンの品格』公式サイト。「ハケンの品格」が13年ぶりに復活!2007年の篠原涼子主演で話題を呼んだ日本テレビ系...

日本テレビ

 

サンって楊端和かなって今なら思う『もののけ姫』

2020年08月06日 00時33分13秒 | 映画


【基本情報】
製作年:1997年
製作国:日本
⠀ 配給:東宝

【個人的順位】
旧作のため今年のランキング対象外。
⠀ ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★★★
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★★★

【あらすじ】
舞台は中世の日本。
エミシの村に住む少年アシタカは
、村を襲ったタタリ神と呼ばれる化け物を退治するが、
右腕に呪いを受けてしまう。

タタリ神の正体は、何者かが鉄のつぶてを撃ち込んだことで、
人への憎しみを持ち、化け物になってしまったイノシシの神だった。

呪いのため村を追われたアシタカは、
タタリ神がやって来た西の地を目指すことに。

しかし、道中立ち寄ったたたら場にて、
エボシや山犬に乗った少女サンと出会うことで、
自然や神々と人間との争いに巻き込まれていくことになる。

【感想】
これは当時のこと覚えてるなー。
中1のとき仲良かった友達6人で観に行った。
新宿のコマ劇場の映画館に。
ひとり遅れてきたせいで(僕だったかもw)、
途中入場で一番後ろで立ち見。
当時は今みたいに全席指定じゃなかったから、
終わった後にしれっと居残って、
見逃した分を観てから途中退出。
その後に当時高島屋の上にあった
新宿ジョイポリスに遊びに行くという。
青春(笑)

さて、あれから23年も経ったけど、いまだに面白いね、これ。
さすが、当時の日本映画の興行記録を塗り替えただけのことはある。
むしろ、昔よりも今の方が面白く感じるわ。

和テイストゆえのセリフが聞き慣れなかったり、
「タタリ神」と「たたら場」の字面が似ていたりで、
当時中学生だった僕にはちょっとわかりづらい
イメージがつきまとっていたのだけど、
今観たらもうね、あの世界観と圧倒的なアニメのクオリティに脱帽。

ジブリ作品最後のセル画アニメかつ、
3DCGを取り入れた最初の作品とのことで、
懐かしさと目新しさが混在した画は今なお美しい。

自然と人間の対立、神々と人間の対立、
これは歴史を紐解いても日本人と切っては切れない事象だから、
日本人なら観ておかなければならない作品だろう。

この映画は古き良き日本やそこに住住まう神々という
「和」に特化した世界観に想いを馳せ、
それだけでも充分に楽しめるんだけど、
やっぱりメイン2人のキャラクターの存在感は大きい。

アシタカの正義感溢れる人物像は主人公たるゆえんだけど、
「罰を受ける覚悟」で冒頭でタタリ神を殺し、
村を追い出されることを受け入れる意志と覚悟の強さは、
さすが一族の長として育てられただけのことはあるものの、
17歳にしてその域に達しているのはすごくないか。
四捨五入して40歳になる自分でもそんな強さ持てるかどうか。。。

しかし、個人的にはサンの方が辛い立場だなと今なら思える。
生贄のような形で人間から捨てられ、
モロの娘として育てられ山神の一族だと思うものの、
どうしたって見た目は人間。
作中では描かれないけど、その曖昧なポジションに
アイデンティティの喪失が起こってもおかしくないよね。。。
(ちなみに、サンの声好きなんだけど、
 当時の石田ゆり子が27歳の若さと知ってちょっとびっくりw)

そして、今になって思うことが2つ。
1つは、サンって『キングダム』の楊端和っぽいなってこと。
見た目が。
でも、仮に実写化しても長澤まさみではないと思うw

もう1つは、ラストでサンは山に戻り、アシタカはたたら場に残ったけど、
この構図は『アナと雪の女王2』に似ているなと思った。
あれもアナとエルサはいい関係を保ちつつも拠点は別々にしたしね。

世代的なものもあって、やっぱりこの作品は感慨深いなー。
ああいう大自然に囲まれたところに行ってみたいし、
たたら場のたくましい女性にどやされながらちょっと生活してみたい(笑)

手作り気球で国境越えるなんてギャグだろ、、、?『バルーン 奇蹟の脱出飛行』

2020年08月05日 01時14分02秒 | 映画


【基本情報】
 原題:Ballon
 英題:Balloon
製作年:2018年
製作国:ドイツ
⠀ 配給:キノフィルムズ

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:59/98
⠀ ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
東西冷戦下の東ドイツ。
電気技師のペーター(フリードリヒ・ミュッケ)とその家族は、
手作りの熱気球で西ドイツを目指すものの、
国境までわずか数百メートルのところで不時着してしまう。

準備に2年も費やしたため、落胆を隠せないペーターだったが、家族の後押しもあり、
親友ギュンター(デヴィット・クロス)と彼の家族も巻き込んで、再度気球作りに挑戦する。

しかし、ギュンターが兵役を控えているため、作戦のリミットは6週間と短く、
さらに最初の気球不時着の件で秘密警察の捜査も迫っていた。

【感想】
設定とスリリングな展開が面白い映画だった。
事実を元にした映画ではあるんだけど、
実は1982年に『気球の8人』というタイトルで映画になってて、
本作はそのリメイクだそう。
(僕は原則オリジナル版を観てから最新作を観るようにしているのだけど、
『気球の8人』はhulu、アマプラ、TSUTAYAにもなく、今回は未鑑賞です。。。)

映画の冒頭のテロップにあったけど、
1976年~1988年の間に38,000人が亡命に失敗し、
少なくとも462人が国境付近で亡くなったとか。
それほど多くの人が西ドイツへの亡命を願い、
命がけで実行したってことなんだよね。

それをまさか手作りの気球でやろうって人たちがいたってのがびっくりで。
だって、別に気球乗りとかじゃないんだよ。
自分たちで生地を集めて、ミシンで縫って。
ゴンドラの部分なんて囲ってる部分はロープしかないからね。
下手したらその間から落ちちゃうよっていうぐらいには手作り感満載。

気球の色もカラフルで目立ちやすいし、
生地を買うのだって足がつかないように
家族が手分けしてちょっとずつ買うのだけど、
同じ生地を連続で買うもんだからお店の人にも怪しまれるし、
国境を越える作戦にしてはお粗末すぎやしないかいって。
ちょっと冷静な目で見ちゃうとそう感じてしまう部分はある。

でもね、秘密警察が捜査を進めていくうちにペーター一家にたどり着つくのだけど、
彼らがだんだん迫っていく様子と、
ペーターたちが気球の準備をして一刻も早く脱出しようとする様子が
交互に映し出される演出はかなりスリリングだった。

一回失敗していることもあって、
ラストも国境を無事に越えられたのかどうかがわからず、
最後まで気が抜けない仕上がりになってるのは、
なかなか手に汗握る感じだよ。

当時の東西ドイツの状況はもう体験した人にしかわからないものではあるんだけど、
そうまでしてでも西ドイツへ行こうとした人たちを想うとちょっと胸が熱くなる。

『バルーン 奇蹟の脱出飛行』公式サイト

7月10日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!

『バルーン 奇蹟の脱出飛行』公式サイト

 

クモがホラーすぎて怖かった『ゲド戦記』

2020年08月04日 23時26分29秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2006年
製作国:日本
⠀ 配給:東宝

【個人的順位】
旧作のため今年のランキング対象外。
⠀ ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
世界の均衡が崩れて魔法使いが次々と力を失う中、
アレンは自身の影に操られ、王である父親を刺し殺す。

行き場を失った彼は、たまたま出会った
ハイタカ(ゲド)と名乗る賢者と行動を共にしていくうちに、
ハイタカの友人であるテナーや
顔に赤いアザがある少女テルーとの交流が生まれる。

しかし、アレンは永遠の命を望む魔法使いクモに利用され、
さらにハイタカとテナーも人質になってしまう。

捕らえられた彼らを助けるため、
テルーは単身クモのアジトに乗り込む。

【感想】
中学生ぐらいのときかな、
母方の祖父から『ゲド戦記』の本を4冊プレゼントされたことがあって。

ただ、僕は当時から読書が好きでなかったため、
結局この本は1巻を2ページぐらいしか読まないままどこかへ行ってしまい。。。
(祖父はよく本をくれたけど、まともに読まずにゲームばかりしていたので、
 70年後僕が死んだらあの世で詫びようと思います)

てなわけで、この映画が人生初の『ゲド戦記』。

僕が好きな剣と魔法のファンタジーな世界観と、
「生と死」を扱ったテーマ。
日本のRPGやラノベにありそうな内容なので、
そこらへんが好きな人は入りやすいかなと思った。

僕はアレンの「人は死ぬとわかっていてなぜ生きるのか」ってセリフに、
『ファイナルファンタジーⅥ』のケフカを重ねたよ(笑)

悪役のクモは永遠の命を求めていたところ、
テルーに「死があるからこそ生がある。死を拒むあなたは生を拒んでるのと同じ」
みたいなことを言われていたけど、
僕だって死にたくはないし、
生きられるならこの星がなくなるまで生きてはみたい。

でも、ゲーム好きなのにアプリゲームやオンラインゲームにはハマらず、
いまだにコンシューマーゲームを好む理由は「きちんと終わりがあるから」だし、
そう考えると「終わりがある」という前提があるからこそ、何事も楽しめるのかなと思う。

タイムリミットがあることで、
その間を全力で生きれるってのはあるかもしれない。

だから、日々残りの人生が短いことをきちんと意識して、
有意義かつ精力的に生きられる人はすごいと思う。
僕は何かとダラダラしちゃうタイプなので(泣)

しかし、この映画、内容としては僕好みな感じではあったのに、
いろいろ不親切というか、言葉足らずな設定が多いなという印象。

それもそのはず、本作は原作4巻のうち3巻だけをメインに扱っており、
さらには宮崎駿の『シュナの旅』に寄せているというのだから、
そりゃ唐突な設定も多くなるよね。

影の影響があったとはいえ、なぜアレンは父親を刺し殺したのか?
なぜテルーは竜になれるのか?
クモとハイタカの過去とは?
疑問に思うところがけっこうあるから、
これ単品じゃなくて三部作の1つとかにして欲しかった気もするw

あと、めずらしいなと思ったのが終盤のクモのデザイン。
完全にホラーなのよ。
もともと細長くて気味の悪いビジュアルだったのに、
終盤は目ん玉がなくなって『彼岸島』に出てきそうなクリーチャーと化していたから、
ジブリにしてはめずらしいキャラクターデザインだなと感じた。

世間的な評価は高くないけれど、
僕個人としては言われてるほど悪くはなかったかなという印象。

ぶっ飛んだ設定と濃すぎるキャラクターが最高に笑える『親バカ青春白書』:第1話

2020年08月03日 02時29分53秒 | ドラマ


おいおい、すんごく面白いじゃないかこのドラマ!
『半沢直樹』に次ぐコミカルさがマジでツボwww

娘が好きすぎて、娘と同じ大学の同級生になった父親
という設定が韓国映画並みに振り切ってるのも面白いんだけど、
相変わらずの福田雄一監督らしいコミカルで無駄な言動にメッチャ笑うwww

とにかくキャラが全員立ちすぎw
特に小比賀太郎(ムロツヨシ)のハチャメチャっぷりや
小比賀さくら(永野芽郁)の天然っぷりは本当におかしいww
でも、ただコメディなだけじゃなく、父親が娘を本気で心配しているからこそ、
別に普通じゃなくてもいい!って豪語するシーンなんかはちょっと感動した(泣)

さらに、永野芽郁も今田美桜もどんどんかわいくなってるし、
太郎の亡くなった妻役として回想シーンに出てくる新垣結衣は、
ベタなセリフが破滅的にかわいくて悶絶する!
(今田美桜はこの前の『半沢直樹』にも出てるしw)

あと、第1話では『今日から俺は!!劇場版』から
佐藤二郎と磯村勇斗が出てたのも福田雄一監督らしい演出(笑)

これはいろんな意味でやられるよ。
こんなご時世だからこそ、このドラマでみんな笑って欲しい。

親バカ青春白書

「娘が大好きすぎて、娘と同じ大学の同級生になっちゃいました!!」福田雄一が手掛ける日本一バカで可愛い父娘の青春ホームコメディ!父役をムロツヨ...

日本テレビ

 

2020年春ドラマランキング(第1話時点)

2020年08月03日 00時53分35秒 | ドラマ
コロナのせいで2020年4月スタートのドラマはスケジュールがだいぶ変わってしまったけど、
先週の『竜の道』が始まったことで、ようやく全部出揃った。

いくつか終わってしまったので、もう同時期での比較はできないけど、
個人的にはこんな感じです。

1.半沢直樹(TBS)
2.ハケンの品格(日テレ)
3.BG〜身辺警護人〜(テレ朝)
4.MIU404(TBS)
5.アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋(フジ)
6.私の家政夫ナギサさん(TBS)
7.未満警察 ミッドナイトランナー(日テレ)
8.竜の道 二つの顔の復讐者(フジ)
9.SUITS/スーツ2(フジ)
10.美食探偵 明智五郎(日テレ)

10個中3つが続編モノだけど、秋ドラマも『ルパンの娘』やら『監察医 朝顔』やら続編は続くようだね。

主人公も食もインパクトが弱いと感じた『美食探偵 明智五郎』

2020年08月02日 18時10分17秒 | ドラマ
完全に見逃していたのだけど、
2020年4月開始のドラマで唯一ほぼ予定通りに放送されていたんだよね、これ。
(今月に入って知ったんだけど)

運よくhuluに入っていたのでまとめてポーンと鑑賞。

東村アキコの漫画が原作で、有名百貨店の御曹司だけど、
私立探偵をやっている美食家の明智五郎(中村倫也)と、
お弁当屋さん兼助手の小林苺(小芝風花)による探偵ドラマ。

探偵とはいえ、ガチガチの推理モノというわけではなく、
こだわりが強くてめんどくさそうな明智と、
それに振りまわされている苺の掛け合いを微笑ましく眺めつつ、
黒幕のマグダラのマリア(小池栄子)との関係性を楽しむみたいな感じだった。

ただ、正直、そんなにハマらず(笑)
そもそも1話で依頼人としてやってきたマリアが、
明智とのやり取りを通じて彼に特別な感情を抱くようになり
(実は過去にすでにそのきっかけがあったんだけど)、
そこから他の人の犯罪を助長しながら、
彼に近づくものの、そこがイマイチしっくりこなかったんだよね。
ただのサイコパスというか、なんかやり方がまわりくどいなと。
とはいえ、小池栄子の演技やマリアというキャラクターの
雰囲気のハマり具合は最高だったけど。

マリア・ファミリーと呼ばれる、
彼女が犯罪を促した者たち、シェフ(武田真治)、れいぞう子(仲里依紗)、
林檎(志田未来)、ココ(武田玲奈)も、
マリアのお手伝いをするんだけど、
彼らもなんでそこまでしてマリアといっしょにいるのかも腹落ちできなかったなー。
まあ、罪を犯して他に行くところがないってところかな。

あとは、主人公のインパクトも個人的には少し弱かった印象。
明智はクールな役柄だったものの、
それ以上に苺や桃子(富田望生)のコミカルなキャラクターの方が印象的で、
そっちの方が記憶に残りやすいな。

一応美食家という設定ではあるので、
何かと料理や食事のシーンは多いのだけど、
『99.9』のまつじゅんが作る料理の方がおいしそうだったりしたので、
食のインパクトもそれほどでもなかったり(笑)

ただ、毎話、苺と桃子が訪れる飲食店がうまそうだったので、そこは必ずメモったw

日本テレビ4月期日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』公式サイト

日本テレビ4月期日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』公式サイト。超美食家のイケメン探偵が、連続殺人鬼の真相とハートに迫る!中村倫也×東村アキコ ...

日本テレビ

 

ハクって囲碁をやってる人なんじゃないかと思った『千と千尋の神隠し』

2020年08月01日 21時14分40秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2001年
製作国:日本
⠀ 配給:東宝

【個人的順位】
旧作のため今年のランキング対象外。
⠀ ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★★★
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★★★

【あらすじ】
10歳の少女・千尋は、両親と共に引越し先へと向かう途中、
森の中の奇妙なトンネルから怪しい世界へと迷い込む。

そこは様々な神様たちが住む世界なのだが、
両親が勝手に神様たちの食べ物を食べてしまったことで豚にされてしまう。

千尋も体が透明になり、消滅しそうになるものの、
ハクという少年と出会うことで何とか事なきを得る。

両親を元に戻し、自分たちの世界に帰るため、
千尋はハクに導かれるまま、湯婆婆が手掛ける銭湯で働くことに。

【感想】
ジブリはちょいちょい“見てない”ので、人生初の『センチヒ』。
これ、日本の歴代興行収入第1位の作品だそうで(ちなみに2位は『タイタニック』)。
確かにすごく面白かった。

トンネルを抜けたら別世界みたいな始まりはやっぱり憧れるし、
海外でも『ナルニア国物語』なんかはタンスを抜けたら別世界だから、
そういう異世界への憧れってのは万国共通なんだろうなあ。
(世界初の異世界モノが何なのか知りたいので、
知ってる人いたら教えてくださいmm)

この作品は異世界といってもまさかの「銭湯」が舞台なのが面白くて、
メッチャ銭湯行きたくなる(正確には銭湯よりも大人の銭湯感あるけどw)。

さらに、出てくるキャラクターはみんな風貌が独特すぎるのもインパクト大。
女中はみんなおかめさんチックな顔だし、
釜じいは腕いっぱいあるし、
湯婆婆は体のバランスおかしいし、
カオナシは重度のストーカーだしw

そんな世界にいきなり放り込まれて、
右も左もわからないまま両親は豚になり、
人間ってだけで煙たがれるというハードモードな状況の中、
まわりの言われるがままに流されていく千尋は
かなりストレスフルだけど、
ある意味子供だから柔軟に対応できるのかなと思った。

で、その千尋がとても印象的なんだよね。
特にかわいいわけでも、特殊能力があるわけでもなく、
どこにでもいる普通の女の子が主人公だから。

でも、流されるがままだったにも関わらず、
変に毒されないというか、
完全に大人の意のままになるわけではなく、
カオナシを招き入れ、ハクを助けるという
「曲がらない自分の意志」みたいなのも持ち合わせているのは、
主人公たるゆえんだなと感じる。

個人的には、千尋の両親が苦手で、
あの父親のゴリっとした強引なところや、
母親のタカビーそうなところ、
勝手に店のメシを食う民度の低いところがなんか嫌だw
(とはいえ、そのメシを食うシーンが本当にうまそうなのも、
ジブリ作品の好きなところだったりするんだけど)

あと、ジブリって吐血とか吐瀉とか
体内から出るものの粘度が妙に高い気がするw
ハクが血を吐くところや、
カオナシが体内から泥みたいなのを吐き出すところなんか、
ドロドロしすぎじゃないかってw

宮崎駿が「個人的な友人である10歳の少女を喜ばせたい」
と思ったのが制作のきっかけだそうだけど、
「10歳の女の子たちのための映画」という軸がブレないからこそ、
この作品はいつの時代でも10歳の女の子に観せられるし、
僕も50年後も100年後も観たいなと思う。
そういう点がジブリの不変性であり、魅力だと感じる。

そういえば、ハクってあれだよね、囲碁やってる人だよね。