nulajednanulanula / mit Liebe aus Sudeten

チェコ発 Screamo/Emo Violence/Post-Hardcore、nulajednanulanula
2018年 10月リリース、9曲収録 1stアルバム。

以前に紹介した 2015年のデモ音源 からの再録含む全 9曲、約 30分。。スクリーモ、激情ハードコア、ポストハードコア、ブラッキッシュ、絶叫ボーカル、メランコリック、物悲しさ、程好いカオティックさ、静と動、美と暴の交錯、などが本音源を紹介したい時のタグです。。悲愴感漂う愁いを帯びたメロディックさながらもポストハードコアな要素がサウンドにどこか暖かみを持たせ、内に向けた感情と開放する感情が入り混じる、なんとも突き刺してくるサウンドです。。1曲目の静かなインストからの壮絶な 2曲目の出だしはデモ音源の時もでしたが最高にかっこよくて、以降も激しさとメロウな展開が緩急織り成す激情サウンドで、ラストはゆったりとしたポストロック/ハードコアな美メロウな曲で、なかなか佳曲が揃った聴き惹き込ませてくれるアルバムです！ ただ、この手のサウンドを出すバンドは数多くいますので、その中でも各自のお気に入りになるポイントがあると思うのですが、本バンド、本音源に関してはボーカルの絶叫さとメロディアスさが好きなポイントです。Highly Recommended !

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本アルバムには収録されていない曲ですが、かっこええです。

Dirty Wombs / Accursed Τo Overcome

ギリシャ発 Hardcore、Dirty Wombs
2018年 11月リリース予定、8曲収録 2ndアルバム。
Bandcamp にて先行デジタルリリース。

2012年 「We Rise demo」 から一貫してサウンドスタイルに 「Burning Spirits」、「japanese hardcore」 を掲げたサウンドは、程好いメタリックなギターでサウンドに厚みと力強さを持たせ、男気溢れるメロディックで勇敢なフレーズに更に随所で結構弾きまくっていたりと、もはややり過ぎなくらいに感情をぶち込めた緩急の展開をみせ、それは 1曲目からラスト 8曲目の物悲しいエンディングまで筋が通っており、今までと変わりのない熱いサウンドながらも、ますます胸熱さに拍車の掛かったアルバムです。。メタリックやメロディック、叙情さという要素を求めない方にはアピールしないかもですが、それらを取り入れ、感情の起伏を劇なまでに組み込んだ楽曲は、とにかく気合をぶち上げてくれて胸を熱くさせ拳を突き上がらせ、且つ、じっくり聴き惹き込ませてもくれる、怒りや悲しみを力に変えたハードコア！
本作を聴いていると以前に紹介している 名古屋の ZILEMMA の 「KILL THE LOOP」(2008) アルバムや 大阪の backbone 辺りのハードコアサウンドが好きな方はどストライクで堪らないのではないかと。
Patras City Burning Spirits !
Highly Recommended !!

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LECREUX / Divest MMXIII

マレーシア発 Hardcore/Doom/Sludge、LECREUX
2013年、4曲収録デモ音源。

バンド自らサウンドを Dark/Hardcore/Doom/Sludge と紹介している様に、中低速で重く、低く這いずり進み、アジり叫ぶ悪いボーカルと共にモッシュフルさも備えたヘヴィーでメタリックなハードコア。。正直、ドゥーム、スラッジさはそれ程強くはなく、1、2曲目ではニュースクールハードコアな雰囲気も感じたりもしますが、それでも収録されている 4曲共にどっしり、ずっしりとした重心の低いブルータルな悪いサウンドです。。個人的に大好きなスタイルのサウンドなのですが、少し欲を言えば、この曲展開から更にもっとあからさまに落としてくる展開があればなぁ、と。。4曲収録のデモ音源ですが、フルボリュームで聴くと、疲れて弱った HP が回復してくるのです！

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本音源の 2曲目 「Nowhere Youth」

Bio Crisis / Sangrando el Olvido

メキシコ発 Melodic Crust/Hardcore、Bio Crisis
2018年、12曲収録 2ndアルバム。

バンド自らは D-Beat Crust band と称していますが、サウンドはギターのフレーズがなかなかにメロディックでかっこいいクラスト/ハードコアで、Tagedy の 1st、2nd 辺りのサウンドが好きな方にはストライクなバンドではないかと思います。。そして、その Tragedy ライクなサウンドに更にバンドが影響を受けているサウンドとして、メタル、ブラックメタル、ポストハードコア/メタルな要素も程好く加えられてはいますが、サウンドはあくまでストレートでメロディックで力強くて勇敢な、聴いていて気合がみなぎるメロディッククラスト/ハードコアです。。こういうメロディックさ、メタリックなサウンドを聴くと、私は昔ながらなメロディックデスメタルが続けて聴きたくなるのですが、メタルサイドの方もイケるのではないかと思うのですがどうでしょうか。。アルバム通じてなかなか佳曲揃いですが、緩急つきメロディックなフレーズと共に劇で激に展開する 7曲目からの後半の曲の流れが実にかっこええです。。ハードコア、パンク、メタルと括りなく、幅広いメロディック好きの方に耳にしてほしい快作です！

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Habak / Un minuto de obscuridad no nos volvera ciegos

メキシコ発 Melodic Crust/Post Hardcore、Habak
2018年、4曲収録EP。

2015年の前作から 3年ぶりの本EP。。前作 の流れを汲んだエモーティブなメロディック クラスト/ポストハードコアなサウンドの楽曲は、耽美な静と破壊の動の交錯が実に激情で、叙情で、勇敢で、物悲しくディープに深まり、じっくりと聴き浸りたい EP音源です。。メキシコから世界へもっと広がってほしい、良い楽曲、センスを持ったバンドです！

Bandcamp - https://habak.bandcamp.com
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本EPの 4曲目 「Araucaria」

Habak / Insania

メキシコ発 Melodic Crust/Post Hardcore、Habak
2015年、6曲収録 1st音源。

物悲しく愁いを帯びたギターのメロディーをバックに叫び歌う咆哮ボーカルと共に暗く、感情を刺しながらハードコアに走るメロディッククラストなパートと、どこか一筋の光の様な温かさを持った叙情的なテンポダウンしたポストハードコア/メタルな静のパートが交錯する展開の楽曲は、4、5分台の長さの中で実に良いバランスで構成されています。。どうもメキシコや中南米のハードコア/クラスト/パンクというと、ささくれて荒々しくロウ、てなイメージが勝手についているのですが、この Habak のサウンドは勿論ハードコアで攻撃的ではあるのですが、ポストハードコア/メタルな部分がサウンドを厚くし、奥域を広げ、壮大で勇敢で、そして劇的さを演出しているのです。。収録されている 6曲共に実に聴き応えのある佳曲で、気合をみなぎらせてくれますし、聴き惹き込ませてもくれる、問答無用にかっこいい音源です！

メキシコ発のメロディック系のクラストバンドというと、直ぐに思い浮かぶのは 12年前に紹介している LA CAIDA DE LA CIVILIZACION と National Disasters ぐらいなのですが、この女性ボーカル擁する 5人組、Habak はメキシコからネオクラスト系への新たな刺客です。
Epic Emotive Melodic Crust/Post Hardcore !
Highly Recommended !!

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本音源の 1曲目 「Inmune al dolor」

Kyliga Dälen / Sátánizmus

ハンガリー発 Crust/Punk/Metal、Kyliga Dälen
2016年、11曲入り音源。

ドカドカしく荒々しく走る楽曲にメロディック要素を取り入れたクラスト/ハードコア/パンクなサウンドがベースですが、スウェディシュでジャリった感じのギターでのデスメタリックさも程好い加減で併せ持ち、太く叫び歌い咆哮するボーカルと共にハードコアで熱く、また、メタリックさで奮い立たせてくれる いきり立った サウンドは、クラスト/パンク好きだけでなく、激なメロコア、そしてオールドスクールなメロディックデス/デスメタル好きまで広くアピール出来るのではないかなぁ、と思うのです。。個人的には 2曲目、5、6曲目の流れなんかは、ベタですがメロディック好きの血が騒ぎます。。なかなかに熱く、かっこいいアルバムです！

Bandcamp - https://kyligadalen.bandcamp.com
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SOMA - Hell EP / 2017 Demo

US発 Crust/Hardcore、SOMA
■Hell EP (2017) / 6曲収録
■2017 Demo (2017) / 5曲収録

サウンド紹介のタグに Crasher Crust/d-beat/Raw Hardcore などと記されている様に、耳障りで荒く、悪く、ささくれ立ちまくりのダーティーなサウンドで、叫び咆哮するボーカル、harsh混じりなギター、ドカドカしいドラムで混沌しくもまくし立てぶち進む、クラスト/ハードコア。。バンドは意図的に狙っているとは思いますが、やはりこの音の悪さはかっこよさを増させていると思うのです。両音源共に堪らん Chaos Crasher Crust サウンドなのですが、「2017 Demo」 が より堪らなく最高で、ボリュームを上げて聴き浸ると嫌なことを蹴散らせてくれるのです！

Bandcamp - https://soma1.bandcamp.com
「Hell EP」 リリースレーベル
https://abnormalbroadcasting.bandcamp.com

NET WEIGHT / EL PESO NETO DE LA VIDA

スペイン発 Fastcore/Hardcore、NET WEIGHT
2012年、21曲収録アルバム。

1～2分の曲もありますが大体は 30秒前後で前のめりでスタスタと飛ばしまくるファストなドラムと楽曲、そしてがなり叫び歌うボーカル。。と、ここまでなら言い方は悪いですがよくあるスタイルなのですが、本アルバムではここにメロディックなギターをちょいちょいぶち込んでくるファストコア/ハードコアなのです。速くてメロディックだと日本でいうメロコアじゃないか、と思われるかもですが、あくまでサウンドはファストコア/ハードコアな ささくれた荒さ がベースで、そこにメロディックなフレーズと気持ちのメタリックさを備えたギターがブレンドされたハードコア、というのが私の感想です。。以前の音源でもメロディアスな要素はちょいちょい入っていますが、本音源ではより踏み込んだメロディックさが全てではないですが入っているので、ファストコア/ハードコアという紹介で端から手を出さない方でもいけるのではないかと思う、なかなか面白く、聴き応えのあるアルバムです。中でも 2、4、9、19曲目などがアルバムの良いアクセントになっていると思います。。本音源をリリースした 2012年で一旦活動休止した様ですが、再び活動している様です。

Bandcamp - https://netweight.bandcamp.com
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CELL ROT / Demo Ⅰ&Ⅱ

US溌 Hardcore、CELL ROT

■Demo (2016) / 3曲収録
■Demo Ⅱ (2017) / 4曲収

Exhaaust というハードコア/パワーバイオレンスバンドのボーカル以外のメンバーが新たにボーカルを迎えて始めたバンド、CELL ROT。。サウンドの紹介に Blast/Midtempo/Mosh と表記しているのですが、正にそれらが合わさったハードコア/パンク、そしてパワーバイオレンス、またビートダウン/モッシュハードコア好きまでアピール出来るのではないかと思うブルータルで悪いサウンドで、程好い厚みと重みで畳みかけ、更にディープな咆哮ボーカルも攻撃的で悪さに追い打ちをかけ、ボリュームを上げて聴いていると嫌なことを蹴散らしてくれるブルタルモッシュサウンド！

Bandcamp - https://cellrothc.bandcamp.com