ライントランセクト法 里山林を調べてみると
ライントランセクト法とは、森林とか草原などの植物の社会を一本の線か帯で切り取り、その断面(だんめん)、いわゆる構造を図で表して見る方法です。
森林の場合、一番高い木の並んだところを第1層(高木層)と呼びます。 低くなるにつれ、第2層(亜高木層)、第3層(低木層)、第4層(林床)などと呼びます。
高木層を二層に分ける場合もあります。これを階層構造といいますが、階層が多いほど豊かな林とも言えます。
また、そこに出現する種(植物の種類)が多いほど豊かな林とも言えます。
三田市上深田の里山の断面図です。
第1層は コナラ カスミザクラ コバノトネリコ(アオダモ)
第2層は タカノツメ ネジキ ウリカエデ ミヤマガマズミ
第3層は ヒサカキ アラカシ コバノミツバツツジ ヤブツバキ ツクバネウツギ ヤマウルシ モチツツジ ウワミズザクラ
第4層は サルトリイバラ イヌツゲ ソヨゴ ネザサ フジ ヒイラギ ヤマツツジ その他
4層にはっきりとわれており、種類のあるので豊かな里山林、コナラの森ということができます。