憂生’s/白蛇

あれやこれやと・・・

箱舟  ☆☆5(№19)

2022-12-17 13:15:54 | 箱舟 第三部

彼女が私を護った?

そういうことになるのだろうか?

私の考えすぎで単に本当に共存するだけ?

だが、それは、彼女の罠でしかなかった。

私の深層心理はマイナスエネルギーの存在を恐怖として信じ始めていた。

これが、いっそう、自分から彼女からの答えをひきだそうとする心理になっていった。

私はひどく、気分が沈みはじめた。

それは、ほかでもない。

自分をのっとろうとする存在である彼女にふりまわされてしまったせいだ。

ひどく、気持ちが沈みながら、彼女の存在が気になる。

マイナスエネルギーを発生する存在なんてあるものだろうか?

もっと、いえば、悪霊なんて、いるものだろうか?

自分の心のせいでしかないと彼女の存在を知る前なら

私は一笑にふすことができた。

だが、得たいの知れないマイナスエネルギーがあるという事実に驚愕しつつ、

それを知ることができる彼女が、私の中にいて、

私自体は彼女の存在自体にエネルギーを吸いとられているという感覚はなかった。

彼女は私の味方でしかないのか?

私が感じた「いずれ、彼女にのっとられてしまう」という感覚は

マイナスエネルギーに感じた恐れと同じ質のもので、

おそれなどかなぐりすてて、彼女の存在をうけいれて、

ただ、本当に共生していけばそれでいいのだろうか?

私はこの時点で、彼女の存在をどう考えればよいのか、

わからなくなってしまった。

わからなくなった私は彼女に依存しはじめた。

どう考えればよいかわからないブロガーに遭遇すると

私は彼女に問うようになってきた。

このブロガーは宇宙人と交信するって、いってるけど、

その宇宙人って、あなたと同じ宇宙人?

彼女は笑いながら、なぞの言葉を残す。

「そのひとは、トライアングル・レスポンス」

私は馬鹿のように、その言葉を検索する。

彼女が与えてくるヒントをたぐっては、私はその言葉の意味合いを考えてみた。

だが、あるときから、彼女の言葉がこちらが質問しないうちから

私がおもうか、おもわないかのうちに、答えをだしはじめ、

私はまたも、それを検索し始めていた。

 

「エンシェント・エイジ」

私が検索したロゴは酒の名前だった。

その意味合いがわかったのは、もうすこし後のことになるが、

この頃から、彼女の様子がかわりだした。

「ポテンシャル」

「インフィニティ」

「ヒエログラフ」

と、単語の交信しかしてこなくなる一方で

私がこういう言葉を書き込み始めると彼女ははっきりと

「やめなさい」と、命令しはじめてきた。

私はこれに逆らい始めた。

なにかしら、違う寄生型宇宙人が混入しはじめている。

彼女と思っていた交信は実は彼女からのものでなく、

私の中に内在するものを調べている。

そんな風に感じ始めたのだ。

そうしていくうちに、私の中が奇妙に転換じはじめていた。

彼女の交信をキャッチできなくなってきたのだ。

そして、私はこのこともふくめ、箱舟にかいていく決心をした。

私は彼女の言葉にまどわされながら、

彼女の存在をうけいれなければならないのだと考えていたときには

おもいもつかなかったことだったけれど、

寄生型宇宙人は彼女だけじゃないということだった。

彼女のタイプは「不安や恐れ」というマイナス感情をはしごにしていくタイプ。

そして、どういうわけか、別のタイプの寄生型宇宙人が私の中に入ってきた時

私は彼女をうけいれて、共生していく必要がないと気がついたのだ。

むこうは、勝手にはいってくるものでしかない。

そこを心理的ゆさぶりをかけて、私を拘束しようとしたはずだった。

ところが、私は彼女からの拘束を解いた。

別のタイプの存在がはいってきたことにより、

私は自分の意志で介入してくる相手を選べるのだと気がついたのだ。

介入する相手を選べるという事は逆にいえば、

介入しないということも選べるはずじゃないかと思ったとき

私はいつのまにか、彼女に洗脳?洗意識されていた自分だと気がついた。

 

 



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