世間では、特殊詐欺犯罪が猛威を振るっているという。
それは多くの人々が知るところだ。
それでも、だまされる人が後を絶たないのは、かなり巧妙にだますのだろう。
そんな詐欺の一つに、「還付金詐欺」があるそうだ。
還付金があると言って、口座情報を得たり、甚だしくは逆にATMから振り込ませるそうだ。
そんな「還付金詐欺」が、おいらにも近づいてきたのか?
◆還付金のお知らせが届いた
この郵便物は、居住する都市からのものだった。
行政からの郵便物ならば安全だ、いやいや行政を名乗っているだけかもしれない、もう少し慎重に見極めよう。
だが、金額がいかにもショボくわずか2,000円だ。
詐欺の撒き餌ならば、もう少し金額を多くするのではないかな。
この時点で、おいらは真正なものと判断したが、周囲はそんなものは詐欺に決まっていると助言してくる。
なので、1か月ほど放置しておいた。
その後は、何の音沙汰もない。
で、還付金振込先として自分の口座情報を返信しようと思ったのだが、
よくよく文書を見たら、マイナンバー連携口座に「レ点」を入れればそれでも良いらしい。
たしかマイナンバー取得時に、口座連携しておけば給付金等が迅速に振り込まれると説明があったはずだ。
ここで疑問というか怒りだ。
還付の原因は、行政側が計算を間違えて多く税を徴収したことによる。
だったら、連携口座に返金すれば済む話だ。
なのにわざわざ文書を発送し、還付金申請書なるものの返送を求めるのはひどい話だ。
そして、返送して2か月ほどが経過したのちに、無事に2,000円が振り込まれた。
おそらく還付金申請書が庁舎内をぐるぐると回り、3つか4つのハンコが押されたのちに振り込まれたのだろう。
税金は正しく使われなくてはならないことは当然だ。
それでも今回の事案は、行政の非効率性をまざまざと見せつけられたものです。