つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

登りたい山

2025-01-01 06:53:59 | 日記

我が国の首相である石破さんは、次期米国大統領のトランプ氏と面談を模索しているそうだ。

既に故安倍元首相夫人は面談している。

そしてもう一人、ソフトバンクの孫正義氏もそうだ、巨額の米国内投資がそのお土産だったそうだ。

そんな孫氏は、こんな言葉を語っている。

お正月に静かに受け止めたいものだ。

 

◆登りたい山を決める、これで人生の半分が決まる

 人生において、目標設定がいかに重要かを語った言葉だろう。

 ただ氏は、目標や夢という言葉ではなく「志(こころざし)」という言葉を好むようだ。

 

 次いでコピーライターの糸井重里氏だ。

 自分にとって、本当に大事なことってなんだろう。

 自分にとって、本当に大切な人って誰だろう。

 このふたつを、本気で思っているだけで、いい人生を送れるような気がする。

 

 作家伊坂幸太郎の著作からならばこうだ。

 あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか。

 

 →さあ、今年も一年頑張りましょう。


積極的な気持ち

2024-12-31 06:43:22 | 日記

人生や仕事の中で、誰しも多くの困難にぶつかるものだ。

その困難が大きく見えるときほど、心は後ろ向きになってしまうのではないか。

そんなときに諸氏は、どう対応しているのだろう。

中村天風師は、こう言う。

 

◆心が「積極的になる」とすべての問題が消える

 積極的な気持ちになれば、一切の問題は、氷が熱に合ったと同じように溶けてしまうもの。

 運命は「天命」と「宿命」に区分される。

 「天命」に属する問題は、天に任せればいい。

 そして任せたならば、いつまでもくよくよしない、そのことで心に安心と安定を与え、未来に目を向けることができる。

 

 「宿命」の解決には、気持ちを積極的にすることだ。

 そうすれば、氷が溶けるように問題自体が溶けてなくなってしまう。

 逆に言えば、問題の多くは消極的な気持ちから生まれている。

 冬の夜、雪が樹木に降り積もり枝葉をへし折らんばかりだ、だが一陣の風(積極の風)が吹けば、雪は飛ばされ落下、

 問題自体が吹き飛ばされて消えてしまうものだ。

 こうして「宿命」は消え去るのだ。

 

 →このシンプルな教えは覚えておきたいものです。

 

 


「知る」と「実践」

2024-12-30 06:53:58 | 日記

漠然とは感じていたが、こうして説明を受けると良くわかる。

空海聖人、「病人に対(むか)って法経を披(ひら)き談ずとも、病を療するに由(よし)無し」。

病人を目の前にしていくら経を唱えても、あるいは医学書を開いて病名を説明してやっても、病の治療にはならないのだ。

だからこういうことでもある。

 

◆夢をかなえる本を読むだけでは夢はかなわない

 インフォームド・コンセント(治療前の説明)をいくら綿密にやってくれても、

 肝心の治療行為をしてくれなかったら、病気は治るはずがない。

 能書きよりも治療をしてくれということだ。

 日常でも似たような例は多い。

 

 自己啓発や自分探し、夢をかなえる方法、あるいは血液型や星座で自分の性格を知る、そんなセミナーや書籍は多々ある。

 そんなセミナーを受けたり、本を一生懸命読んで、なるほどそうかと納得してやる気や元気を得るのはいい。

 でもそこで終わってしまうと、医者の説明だけを聞いて、ああこれで治ると治療を受けずに帰宅するようなものだ。

 「知る」だけではなく、それを生活の中で「実践」していくことでしか自分は変えられないのだから。

 

 →空海さんが現代にも共通するそんなことを述べていたとは驚きです。


「矛盾」は当たり前

2024-12-29 06:55:49 | 日記

「公正世界仮説」なる理論があるそうだ。

社会心理学者のメルビン・ラーナーという方が、1960年に発表したようだ。

それは、世界というものは良いことをすれば良い報いがあり、悪いことをすれば悪い報いがあるという、考え方だ。

それは聞いた限りでは、一定の同意感が得られる。

努力をすれば明るい未来が開けるという思い込みは、受験勉強や自己啓発などの前向きな生き方の原動力にもなるからだ。

だが・・・

禅宗のご住職だ。

 

◆「公正世界仮説」を無条件に信じてはいけない

 例えば、難病を患ったのは本人や先祖が何か悪いことをしたからだ、なんていう理論が成り立ってしまう。

 新型コロナ感染症が広がったのは、人類の自然破壊への警告だという某教団の言い分が通ってしまう。

 世の中に矛盾があるのはおかしい、だからそれはあってはいけないと考える人がいます。

 

 そうではありません。

 人は必ず死ぬのに、この世に生まれてくるという究極の矛盾もあります。

 矛盾はある、不合理はある、理不尽なこともある、だから「矛盾」を当たり前として受け入れるべきです。

 その方が、ずっと心がラクになって生きていけるものです。

 

 →そうですね、矛盾はくやしいけれど、静かにそれをやり過ごすのもいいのかもしれませんね。

 

 

 


「成瀬」

2024-12-28 06:54:19 | 日記

全国的にはどちらが有名なのだろうか、格安うな重の「うなぎの成瀬」と、宮島未奈さん著作中の「成瀬あかり」。

おいらはどちらも好きで、諸氏が成瀬中毒になる気持ちもよくわかるつもりだ。

だが今日は、うなぎは脇において「成瀬あかり」の方について。

 

◆諦めずに楽しい人生を送る

 前作の「成瀬は天下を取りに行く」には、衝撃を受けた。

 久しぶりに痛快な小説?だったと思う。

 待ちかねた今回は、「成瀬は信じた道をいく」だ。

 あいかわらず滋賀県のローカルなスポットというか、話題というかがちりばめられていてそれらも興味深い。

 膳所(ぜぜ)駅だとか、ミシガンクルーズとか、琵琶湖親善大使とか、ゼゼカラ(膳所から世界へ)とかだ。

 

 あかりは独特の生き方・考え方のようだ、マイペースと言ってもいいのかもしれない。

 そんな行動は、すぐには理解できない人も多いのかもしれないな。

 それでも、次々とやりたいこと=楽しいこと=目標をみつけてあきらめずに行動する。

 そんなあかりの行動力に、思わず引き込まれてしまうのはおいらだけではないだろう。

 豆知識も得られた。

 京都や滋賀の人には常識なのかもしれませんが、京の都に近い琵琶湖は近江(おうみ)、

 対して都から遠い浜名湖は遠江(とおとうみ)と言うのだそうだ。

 別にお勧めはしませんが、読めば面白く痛快なことは請け合います。