文筆家の楠木建氏の幸福論に頷かされた。
幸福というものは、人間の最大の関心事と言ってもいいだろう。
そう、人はみな幸福になりたい存在だ。
世に、上手に幸福になる人はいる、それは自分で自分の幸福を見つけられる人だ。
そう願いつつも、それがきちんと叶う人はそれほど多くはない。
なぜなのか。
◆「他人との比較」が自らの幸福感を遠ざける
その大きな原因は、「他人と比較」することにあるのです。
そしてそれは、フランスの哲学者モンテスキューが既に述べている通りだ。
「ただ幸福になりたいと望むだけならば簡単だ。
しかし他人よりも幸せになりたいというのであれば、それは困難だ。
われわれは、他人を実際以上に幸福だと思っているからだ。」
→二人から気づかされます。
そうなんでしょうね、自分の幸せは自分で感じればいいものです。
それを無意識のうちに他人と比較すると、他人ほど幸福ではないとなってしまう。
そしてその他人とは、なんの不自由もなく素晴らしく幸福な存在だと勝手に想像している存在なのだから。