つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

サムライ

2021-02-28 06:52:28 | 日記
イギリスの歴史学者のトインビーはこう語る。
「日本はトルコ以東において西洋人に侵略されなかった唯一の国である。」
日本は植民地にされることなく、それどころかアジアの中で真っ先に近代化に成功した。
そんな理由について、ひすいこたろう氏はこう言う。

◆日本には多くのサムライがいたから
 ときは幕末、白人帝国主義による欧米列強が、侵略によって海外領土を広げていった時代だ。
 アジアの国々は次々と植民地にされていった。
 お隣の大国清国(中国)でさえも、イギリスに打ちのめされ香港を奪われ、西洋人に奴隷のように扱われていた。
 そんな中、ついに日本にもアメリカ海軍艦隊の黒船がやってきた。
 このままでは日本も間違いなく植民地にされてしまう。

 さらにペリーの黒船来襲の翌年、安政大地震・南海地震・首都直下型地震と3連発で発生した。
 異常気象による凶作や、コレラまで猛威をふるった。
 幕末は、天変地異・経済破綻・伝染病・黒船・凶作が一挙に押し寄せたわけだ。
 そんな混乱の中でも日本は唯一植民地にはならなかった。
 その理由は、日本には多くのサムライがいたからだそうです。

 彼が言うサムライとは、軍事力のことではありません。
 サムライとは、一番大切なものに、一番大切な命をかけた者。
 日本には、自分よりも大切にしたいものを守るサムライがいたからだそうだ。

 そんな話を聞くと、日本政界の現況に絶望感を感じてしまいます。
 サムライがいない日本は、これから衰退していくのかもしれませんね。

生活やビジネスの戦いとは

2021-02-27 06:14:43 | 日記
伝聞に過ぎないのだが、幕末の新選組の一番の手練れは近藤勇ではなく沖田総司だったという。
知性は乏しかったとか、結核で早逝したとかいろいろと言われている。
だが、そんな沖田総司の言葉として、こんなのが残されている。
その言葉は、真の戦いとはどういうものかということを雄弁に物語っていると感じます。

◆戦場とはこういうことだ
 「大刀を損じれば小刀を抜きなさい。小刀を損じれば鞘で、鞘を損じれば素手でも戦いなさい。
  戦場では誰も待ってはくれないのですよ。」
 確かにその通りだと思う。
 命のやり取りをしている戦場では、誰も待ってはくれないものだ。
 だがこの言葉は、我々の生活やビジネスにも多くの示唆を与えてくれる。

 我々の生活やビジネスは、ある意味で常に戦場にあるとも感じられる。
 日々、待ったなしで戦い続けているということだ。
 であるならば、総司のこの言葉も我々が心掛けておくべき思いへの示唆ともとれる。
 戦場では、考え込んでいる暇はないし、悩んでいる暇もない。ただ闘い続けるだけだ。
 我々は時として、そんな当たり前のことを忘れてしまっているのかもしれない。
 心したいものだ。

 さらに、ドイツの詩人ヨハン・ゲーテはこう言う。
 「自分自身を信じてみるがいい。きっと生きる道が見えてくる。」
 やはりどんな状況に追い込まれても、自分自身のおかれた状況で戦うしかないようだ。
 人生は戦い続けなければならないようです。
 それをやめたときは、負けなのです。
 なかには、自ら負けを認めて退場する道もあるのでしょうが、おいらはまだまだです。

税金について

2021-02-26 06:39:01 | 日記
確定申告の申告期間がスタートした。
今年は密を避けるために期間が延長されるらしいが、おいらは電子申告なのであまり関係がない。
ふと思ったのだが、そんな税金はいつから始まったのだろう。
そこにはずいぶんと長い歴史があるようだ。

◆古代エジプト文明からあるらいい
 「税」に関する最も古い歴史は、古代エジプトの遺跡から発見されたパピルス文書に書かれた農民からの徴収記録だという。
 ずいぶんと古い時代からちゃんとあるものだ。
 そして日本で正式に税が徴収されるよになったのは、学校の教科書で習った646年の大化の改新からだという。
 土地と人民はすべて国家の所有と定めた公地公民制というやつだな。
 そうそうそこではたしか、租(そ・コメを納める)庸(よう・労役)調(ちょう・特産物)の3種類の税があったはずだ。

 時代を下って室町時代に入ると、収穫された作物にかけられる年貢が税の中心となり、江戸時代までそんな調子だ。
 だが年貢は収穫量に左右されるために事前の予想がつきにくい欠点がある。
 なので明治時代に入ると、
 所有している土地の価格や収入・会社の利益に対して課税されるという現在に至る仕組みが取り入れられたわけだ。
 さらに新たな税として、消費税なんてのも考えだされて、我々庶民の痛税感はどんどん増してきたという訳ですね。
 でも国家運営や社会生活のためには、みんなできちんと税を納めましょうね。
 

力強いとは

2021-02-25 06:19:36 | 日記
イスラム教というのは、それほど古くからある宗教ではないそうです。
おいらはあまり宗教心はないのだが、こんな言葉に惹かれた。 
APUの出口治明学長が教えてくれたことです。
イスラム教の開祖ムハンマドは、西暦600年前後の方らしい。
その言行録ハディースは、コーランとともにイスラム教の骨格をなしている経典です。

◆ハディースの中の言葉です
 もともとはごく普通の商人だったそうです。
 それが神の啓示を受け、神の言葉を伝える預言者となり、布教活動をしながら政治指導者にもなったそうです。
 さらには、軍事的指導者にもなり、イスラム教に基づく国家を建設したそうです。
 同じ開祖でも、イエスやブッダとはかなり趣が異なる方だと思います。
 そのムハンマドの言行録であるハディースには、我々一般の人々も努力次第でそれを成し遂げられるとの希望も湧きます。

 前置きが随分と長くなりましたがこの言葉です。
 「力強いとは相手を倒すことではない。怒って当然というときに自制できる力を持っていること。」
 怒りの感情に心が支配されてしまうと、判断力が鈍ってしまうものです。
 そんな時の言葉や行動にロクなものはないものです。
 人間は感情の動物ですので、怒ることはしかたがないことなのですね。
 だからこそ、それをコントロールできる人こそが本当に強い人なのでしょう。
 願わくば、こういった経典に沿って、宗教的いざこざや戦争が自制されることを望みたいものです。

メロンはお好き?

2021-02-24 06:28:51 | 日記
おいらはメロンが好きだ。
特に所謂「生ハムメロン」が好きだ。
あの甘じょっぱな複合的な味わいは他では味わえないと思う。
ことにそれが、お姉ちゃんと一緒(スナック・キャバクラ)ならば、味わいはさらに深まる。
そんな煩悩の塊のようなおいらなのだが、そのメロンを真剣に考察してみた。

◆マスクメロンの網目に意味はあるのかな
 あの白い網目で覆われた薄緑色のマスクメロン、高級感を演出するのに一役買っているこのレースのような網目。
 実はただのひび割れらしい。
 マスクメロンは、中身である実の成長速度の方が、外側の皮の成長速度よりも早いらしいのだ。
 そのために、皮に内部からの圧力がかかり、負荷に耐え切れなくなった結果、ひびわれが出来るのだという。
 
 そのひび割れが出来ると、それが完全な亀裂にならないように内部から果汁が染み出してくる。
 それがコルク状に固まると、かさぶたのように盛り上がった網目となるなだ。
 つまりは、ひび割れとそれを補修する接着剤のようなものということなのだ。
 ひび割れは世間ではあまり評価されるものではない。
 だが、「どんな人でも生きている限り存在の必要がある。」
 という米国の思想家・哲学者ラルフ・ウオルドー・エマーソンの言葉と重ね合わせれば見えてくるものがある。
 あの網目はひとつの必然だったのです。
 あだやおろそかにはできません、生ハムメロン、じっくりと味わいたいものです。