この言葉は人づてに聞いたことがあったが、18世紀フランスの哲学者ジャン・ジャック・ルソーのものだったようだ。
たしか啓蒙思想家と呼ばれた方で、旧態依然とした体制や既成概念を壊すことで、
新しい社会を目指す一団の思想家の一人だったと遠い昔に学んだような気がする。
学問的には、中世的な思想や慣習を打ち破り、近代的・合理的な知識体系を打ち立てたということなのかな。
◆生きるとは呼吸することではない、行動することだ
我々は行動に移す前に、できないやらない理由をあれこれ考えてしまうものだ。
しかしルソーは、「生きていることを実感するには行動あるのみ」だと言う。
彼は放浪生活中に、懸賞論文を投稿しそれが評価されたことで人生の道が大きく開かれたそうだ。
これは行動するということを、自ら体現しているともいえそうだ。
→たしかに、ただ単に長く生きている人もいる。
何か行動しなければ生きている甲斐がない、という教えには考えさせられる。
一方で、人間はただ生きているだけで立派な存在だ、という教えもある。
どちらに与するか悩むところだが、それでもできるだけ行動しようと思うかな。