誰に向かって語った言葉かは知らない。
たぶん、若者に対しての言葉だったのだろう。
でも、どんな世代であっても考えさせられる言葉だと思う。
コピーライター・作家の中島らも氏だ、名門の灘中学出身らしい。
◆そんな夜があったかい
「大人にならずに死ぬなんて、つまらんじゃないか、せめて恋人を抱いて、もうこのまま死んでもかまわないっていうような夜があって、
天の一番高い所からこの世を見下ろすような一夜があって、死ぬならそれからでいいじゃないか。」
なるほどそう聞けば、まだまだ死ぬわけにはいきませんね。
らも氏の言う、天の一番高い所からこの世を見下ろすような夜はまだ経験がないからです。
その高みは、人により異なることでしょう。
それでも何かをやり遂げた、もうこれ以上は出来ないところまでやった、なんて経験はありません。
それは、自分の甘い生き方を反省させられる言葉でもあるようです。