つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

管を用いて天をうかがう

2023-03-31 06:49:12 | 日記

紀元前4世紀の中国の荘子によるそうだが、こんな言葉があるんですね。

管を用いて天をうかがい、錐を用いて地を指すなり

これは、細い管からどれだけ天を眺めても大空の大きさはわからないし、錐を地面に突きさしても大地の深さは測れないということで、

どれだけ知識を蓄えた気になっていても、世の中の森羅万象全てに通ずることはできないという意味のようだ。

井の中の蛙に似たような意味合いなのかな。

 

どぶの中で遊んでいたい

 そんな荘子は、有能さが知られ、国王から財宝を与えられて臣下となることを求められたそうだ。

 だが彼は、郊外のいけにえになる牛は、長年美食で養われて錦繍で飾られるが、挙句の果てには祭壇に引かれていく。

 その時になって、ああそんな牛であるよりも、野放しの豚でありたいと思っても手遅れだ。

 私は自由を縛られるよりも、どぶの中で遊んでいたい、と述べて固辞したという。

 

 →自身がまだ世に出る前だと思っている人も、スポットライトの当たる場から遠ざけられた人も、

  こんな負け惜しみを言ってみるのも精神安定上いいかもしれませんね。


行即是空

2023-03-30 06:35:20 | 日記

行即是空(ぎょうそくぜくう)とは、仏教の用語らしい。

おいらは、別に仏教に帰依しているわけではないのだが、適切な訳語がないのでそのまま用いさせていただく。

その意味はこういうものらしい。

 

◆人の行いに固定したものはない

 自分だけが正しいと思うから苦しくなるそうだ。

 世の中には、早めに床に就いて朝早く起きるのが気持ちがいいし、時間効率もいいという人が居る。

 反対に、やるべきことを十分やってからゆっくりと床に就いて、朝もゆっくり朝寝坊の方が調子がいい人も居る。

 あるいは、自由業の人は、寝たいときに寝て起きたくなったら起きて働くのがいい仕事のコツだという人も居る。

 

 これはつまり、いいとか悪いという事は定まってはいないという事。

 多くの人々の生活は、生まれつき無意識のうちにそうなっているということらしい。

 自分の行動パターンだけが正しいと思うと、自分の心が苦しくなる。

 行足是空とは、人の行いや行動は、固定したものはないという理解のようだ。

 その人その人の生まれつきのものなので、自分は思う通りに行動すれば良いし、他人のことはほっておけば良いということ。

 

 →他人のことはほっっておけ、というのは最高の教えなのかもしれませんね。

 

 

 

 


「水」循環と富士山の川

2023-03-29 06:40:05 | 日記

我々の住むこの地球上の「水」は、循環しているということを遠い昔に学んだ気がする。

すなわち、陸地とくに山地に降った雨が川となったり地中にしみこみ地下水となって、いずれは海に戻る。

その海の水が太陽に熱せられて水蒸気となり、雲となって陸地に雨を降らせるという循環だ。

それはなんとなくわかるのだが、富士山にはそんな川がないような気がする。

これは、いったいどういうことなのだろうか。

疑問に思ったので、ちょっと調べてみました。 

 

◆富士山の山腹には川はない

 富士山には年間約20億立方メートル(どのくらいかピンとはこない量だが)ほどの降水量があるそうだ。

 だが想像通り、富士山の山腹には川はないそうだ。

 現在の富士山は、約10万年前に出現した古富士の上にできたものらしい。

 約1万年前から始まった噴火で、溶岩が流れ出し、その上に火山灰や火山礫などの噴火物が堆積している。

 つまり富士山の山腹は、火山灰や火山礫が繰り返し次々と堆積しているわけだ。

 そしてこうした火山性の土は粗いため、山腹に降った雨はすべて山体の中にしみこんでしまう。

 しみこんだ水は、地下水として約3000メートルほど流れて、はじめて地表に現れるのが白糸の滝だ。

 古富士の地層は水がしみこまないので、現在の地層との間を水が流れていくイメージのようだ。

 そしてそれらの「水」は、富士五湖に流れ込んだり、浅間神社や湧水公園等に湧き水となって姿を現すという事らしい。

 

 →なるほど富士山は、他の山とは異なり、山腹がスポンジのような地層に覆われているということなんでしょうね。

 

 

 

 


言い訳はやめる

2023-03-28 06:48:04 | 日記

やりたいことはあるし、やる意欲もある、でも時間がないから・・・ という人がいる。

この主張(言い訳)における反論については、ホリエモンの言葉に全面的に同意したい。

時間は人々に等しく平等だ。

成功する人には時間があって、そうでない人には時間がないなんてことはあるはずがない。

 

◆世の中はトレードオフだ

 時間がないというのは、それを行うと今やっているなにかをやめなければならないからそれが出来ない、ということなのだろう。

 しかし、世の中はトレードオフだ。

 時間がないならば、どちらかに決めなければならない。

 もっと言えば、何かを始めるならば何かを捨てなければならないと考えるのが正しい。

 それを当たり前なこととして、身に着けるべきだ。

 

 朝から晩まで働いていて、睡眠時間もろくにとれていない!という人がいる。

 だが、そんな忙しさは、まやかしだと断言できる。

 他人からの要求に自分の時間を差し出していれば、忙しいのは当然だ。

 それは、自分の目の前のことに没頭していないし、自分のやるべきことが分かっていないから、

 意味もなく忙しい気がしているだけだ。

 そんな状況ならば、自らの環境を変えるべきで、

 変えないのは結局あなた自身が不満はあってもその環境が「楽」だからそうしているだけなのだ。

 

 →うん 厳しい言い方ですがそうかもしれませんね。

 

 


今すべきこと

2023-03-27 06:38:20 | 日記

かって日本は、世界からジャパン・アズ・ナンバーワンとか、ルックイーストとか呼ばれて世界から羨望されたものだ。

アジア各国も、欧米諸国も日本から学ぼうというような流れがあったはずだ。

だが、最近の日本はどうだろう。

日本国家・日本人や日本企業が無能とは決して思えないが、現在は社会の仕組みが制度疲労を起こしているのかもしれない。

現在、世界的に見て成長力が高くイノベーションに溢れているという評価の高い、シンガポールや台湾・香港はどうだろう。

平たく言えば、彼らは世界や世の中の変化に社会をうまく適応させていくことで成長を続けてきたのではないのか。

 

◆日本国や日本人は今からどうすべきなのだろうか

 我々が今すべきなのは、「昔はよかったなぁ」と懐かしむことではないし、

 「日本の将来は暗いな」と悲観することではないはずだ。

 我々は、何もない焼け野原から国家を再建してきた日本人なのだ。

 「今」の時代に合った新たな制度や仕組みを取り入れていくことで、日本国の再成長は可能だと確信する。

 願わくば、施政者にそんな施策を願いたいものだ。

 シニアの抽象論という批判は甘受しますが、方向が定まれば全力で協力する気力ならばまだまだ残っているおいらだ。