<以下の記事を復刻します。>
長崎原爆の悲惨さを描いた著作であり映画だ。木下恵介監督の映画・DVDがいまリリースされているが、その中でも最も印象に残る作品。著者は原爆で被爆した長崎医大の永井隆博士で、戦後、子供だった私が初めて読んだ著作である。母が教えてくれなかったら理解できなかったが、子供心に分かったと思う。そういう意味で『この子を残して』は、忘れられない作品である。 映画は1983年に公開さ . . . 本文を読む
<以下の文は2002年4月に書いたものですが、一部修正して復刻します。>
1) 私がアメリカ人と初めて接触を持ったのは、太平洋戦争直後のことである(昭和20年の秋ごろだったか)。 まだ4歳ぐらいの幼児だった私は、名古屋市内に住んでいた。 日本が戦争に敗れたので、アメリカの進駐軍が大勢 名古屋にも入ってきた。 私の住まいの目の前に、日本銀行の広大な支店長宅があったが、アメリカ軍はすぐにその家を接収 . . . 本文を読む
<以下の記事を原文のまま復刻します。>
松永安左エ門翁
タイトルの「官僚は人間のクズだ!」というのは、私が言っているのではない。しかし、内心そう思っているかもしれないが(笑)。 この言葉を吐いたのは(年配の方なら知っていると思うが)、かつて日本の『電力王』 『電力の鬼』と言われた松永安左エ門である。先日、ある記事を書いた時に松永翁を紹介したことがあるが、よくぞ言ってくれたと今さらながら思う . . . 本文を読む
<2002年7月15日に書いた以下の記事を復刻します。>
参議院本会議場
1) 私は別稿(「参議院は必要か? その廃止を考えよう」http://www.geocities.jp/yajimatakehiro/3.html)で、参議院の廃止を提唱したことがあるが、以前にも増してその意を強くしている。 要するに、今の日本であれば「一院制」で十分であり、「二院制」はかえって混乱を引き起こしている . . . 本文を読む
<2016年8月に書いた以下の記事を復刻します。>
日本人初の宇宙飛行士・秋山豊寛(とよひろ)さんのことを書きたくなってきた。と言っても、私は彼との付き合いがわずか2年余りなので、多くは語れない。しかし、30代中半の若いころ、記者クラブで一緒だった彼のことは決して忘れられない。だから書くのだ。もう40年以上も昔になるが、私がフジテレビの外務省詰めの記者をしていた時、秋山氏はTBSの記者として . . . 本文を読む
<2011年10月30日付の朝日新聞記事を要約した文章を、改めて復刻します。>
4日前の朝日新聞(2011年10月30日付)に、中国社会について興味深い記事が載っていたので、ぜひ紹介したいと思う。まだ読んでいない人にとってはきっと参考になるだろう。 中国は一言で云えば「金まみれ」の社会である。まず驚いたのが、「教師の職もカネ次第」というタイトルの中身だった。これは中国東北地 . . . 本文を読む
<2022年9月2日に書いた以下の記事を復刻します>
テロリストと英雄は紙一重の差である。もしテロリストが、わが身を犠牲にして、敵国の首脳や自国の「国賊」「売国奴」などを殺せば、その人は英雄と呼ばれるだろう。 有名な例としては、韓国の安重根(アン・ジュングン)は日本の伊藤博文(初代首相)を暗殺して、英雄と呼ばれるようになった。韓国には安重根の銅像があちこちに建っている。恋人とストーカー、天才と狂 . . . 本文を読む