<以下の記事を復刻します。>
テレビを見ていたら「デジタル教科書」のことをやっていた。詳しくは見なかったが、近いうちにそういう時代が来るという。教科書というのはあくまでも「図書」だから、デジタル教科書というのは少し語弊がある。要するに「タブレット」などを使った“教科書”のことである。断っておくが、私はITやメカに詳しくない。そういうものに素人の老人だ(笑)。 しかし、そう . . . 本文を読む
<2011年7月に書いた記事を思い出したので、一部修正して復刻します>
中国の温州で起きた高速鉄道事故は日本でも大きく報道されている。少なくとも39人が死亡、192人以上が負傷したというから大変な事故だ。事故の詳細をここで述べるつもりはないが、日本人から見ると、信じられないような驚くべきことが相次いでいる。 なにしろ、脱線事故直後に問題の車両を穴に埋めたり、わずか1日半で線路を開通させたりしてい . . . 本文を読む
<以下の記事を復刻します。>
政治や外交などの話をすると腹が立ってくるので、今日は「美人」について語ってみたい。その方が精神衛生上、良いのではないか。ある方のブログにお邪魔したら、「キャメロン・ディアスは美人か・・・」という記事が載っていた。読んでみたら、キャメロン・ディアスやジュリア・ロバーツなどの話だったが、要するに彼女らは魅力的(チャーミング)だが美人ではないというのである。私は最近のハリ . . . 本文を読む
<以下の記事は2009年12月3日に書いたものです。>
平山郁夫画伯
日本画壇の第一人者と言われる平山郁夫さんが昨日死去した。享年79歳。さて、絵画について素人の私は平山画伯を語る資格はない。ところが昨日、平山さんが他界されて、ふと、どうでもいい話を思い出した。以下のことは絵画という芸術とは関係ない話だから、何だつまらないと思われたらここから先は読まないでほしい。断っておくが、あくまでも閑 . . . 本文を読む
<以下の文を復刻します。>
1) 20世紀で最も偉大な文学者を挙げろと言われれば、私はロマン・ロランを挙げるだろう。「ジャン・クリストフ」などの文学作品のみならず、20世紀前半の世界に及ぼした彼の存在の影響は計り知れない。 その人類愛、ヒューマニズムと共に、彼の人格の高潔さは、正にその当時の世界の“良心”であった。しかし、ロマン・ロランの人類愛、ヒューマニズムは余りに . . . 本文を読む
<2006年7月27日に書いた記事ですが、原文のまま復刻しておきます>
1) 靖国神社への“A級戦犯合祀”問題で重大な事実が明らかになった。 過日、この問題について昭和天皇が「だから私はあれ(合祀)以来、参拝していない。それが私の心だ」と語っていたことが、日本中に伝わった。これは1988年(昭和63年)4月28日、当時の宮内庁長官であった故富田朝彦氏のメモ帳(日記)に . . . 本文を読む
<以下の文を復刻します。>
日本で最も有名な詩が『雨ニモ負ケズ』だろう。これはもちろん宮沢賢治が書いたものだが、原文は漢字交じりのカタカナ書きである。作られたのは1931年・昭和6年とされる。賢治愛用の黒い手帳に記されていた。私はこの詩に人間の一つの原点を見る思いだ。ただし、私には「決して怒らず」などということはできない。不義や不正を見れば怒って当たり前だ。しかし、この詩は私を、いや人々を惹 . . . 本文を読む
過去の作品をまとめる必要が出てきたので、この場を借ります。ご了承ください。
http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/9f3ba2ee9487bfcbdd963bec1dcb5dd6http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/f32ec83a9d5e1e99b48a905065d497a2http://blog.goo.ne. . . . 本文を読む
第十場(ブダペストの社会主義労働者党本部。カダルの部屋。 カダルのいる所にアプロが入ってくる)
アプロ 「いま入った報告だ、ナジ夫妻を逮捕したぞ」
カダル 「そうか・・・それで、ルーマニアへ連行するというのか」
アプロ 「うむ、隠密のうちにソ連軍兵士が連行している。 国民は誰も知るまい」
カダル 「私は、知って知らぬ振りをするわけか」
アプロ 「仕方がないだろう」
カダル 「ナジは反逆 . . . 本文を読む
第七場(ブダペストの社会主義労働者党本部。 カダル、アプロ、ミュニッヒ、マロシャン)
アプロ 「民衆の暴動はようやく鎮圧されたようだ。 まだ、所によっては、散発的な抵抗が続いているが、大したものではない。 国防軍も大人しくなってきたし、なにしろ、強大なソ連軍が要所要所を押さえてしまったから、反政府分子はもう身動きが取れない状態だ」
ミュニッヒ 「思っていたより、容易に暴動を鎮めることが出来たよ . . . 本文を読む
第四場(ブダペストのペスト地区の街路。 小銃などを手にした市民や学生が、右往左往している。 ソ連軍戦車が行き来する音。時々、機関銃の発射音が聞こえる)
市民一 「おい、みんな、戦車がこっちの方へ来るぞ! 建物の陰に隠れろ!」(市民達、建物の陰に集まる。 その場に、機関銃を持ったソ連兵が10人ほど登場)
ソ連兵一 「無駄な抵抗は止めろ!」
ソ連兵二 「この一画は、すでにソ連軍の戦車に包囲されて . . . 本文を読む
第四幕
第一場(ブダペスト工科大学の講堂。 30人ほどの学生の中に、メレーやペジャも加わっている。舞台の両側から、学生達の喚声や掛け声が聞こえてくる)
学生の代表 「祖国ハンガリーを愛する学友諸君、すでにご承知のように、ソ連軍は今日未明から、全国の主だった都市へ一斉に攻撃を開始し、ここブダペストにも大部隊が侵入してきた。 国会議事堂や放送局は、すでにソ連軍によって占拠されたようだし . . . 本文を読む
第七場(ブダペストのソ連大使館。アンドロポフ大使の部屋。 ミコヤン、スースロフ、アンドロポフがいる所に、カダル、アプロ、マロシャン、ミュニッヒが入ってくる)
カダル 「おや、ミコヤン同志、スースロフ同志もおられたのですか」
ミコヤン 「ええ、今日は重大な話しがあるので、あなた方をお待ちしていたのです。 さあ、そこに座って下さい」(カダルら、ミコヤンらとテーブルを挟んで椅子に座る)
カダル 「 . . . 本文を読む
第四場(ブダペストの首相官邸。 ナジがいる所に、国防相のマレテル・パール将軍が入ってくる)
マレテル 「総理、お呼出しにより参りましたが、どういうご用件でしょうか」
ナジ 「将軍、一体、ソ連軍の動きはどうなっているのかね」
マレテル 「東部国境から進攻してきたソ連軍は、一向に撤退する気配を見せていません」
ナジ 「うむ、アンドロポフ大使からの報告によると、ソ連政府はハンガリーにいるソ連人の . . . 本文を読む