<以下の記事を復刻します。>
長崎原爆の悲惨さを描いた著作であり映画だ。木下恵介監督の映画・DVDがいまリリースされているが、その中でも最も印象に残る作品。著者は原爆で被爆した長崎医大の永井隆博士で、戦後、子供だった私が初めて読んだ著作である。
母が教えてくれなかったら理解できなかったが、子供心に分かったと思う。そういう意味で『この子を残して』は、忘れられない作品である。 映画は1983年に公開されたが、加藤剛や十朱幸代、淡島千景らの演技が懐かしい。反戦・平和を訴えた最良の作品の一つだろう。以下は予告編の映像。