6月の閑散期を利用して研修登山に行ってきました。
一つ目は、大分県、熊本県、宮崎県の県境に位置する祖母山です。
まずは、熊本駅から九州横断鉄道に乗って大分県、豊後竹田まで移動。
少しレトロ調の車内は、旅行気分を盛り立ててくれます。ほとんどの人は阿蘇で下車、山に登りそうな人はひとりもいません・・・。
豊後竹田駅からは、レンタカーを利用して30分程で神原キャンプ場へ。登山口は、どこへ行っても不便な所なのでレンタカーが便利だったりします。
案の定、こちらも周りには何もないので、スーパーで食料を調達してきました。
神原キャンプ場は、残念ながら過去の遺物で寂れていました。私のような物好き以外、利用する人はいません。
ちなみにバンガローを借りて一泊なんと470円。寝袋などは持参しないといけませんが、
山小屋に泊まったりするのに慣れている方はいいかもしれません。
バンガローの中はこんな感じ。荷物が散らかっていてすいません。
ぼろぼろですが、6畳ぐらいの広さがあり、なにより電気があるのが良かったです。
翌日、深田久弥も登った神原コースより入山。
神原川沿いを登っていくので途中、滝を見る事ができます。苔なども生えていて、屋久島で言えば白谷雲水峡にどことなく似た雰囲気です。
こちらは御社の滝。昔、山に入る人たちが禊をした場所。
水の音を聞きながら、渓流沿いを歩くのは、とても気持ちが良いものでした。
五合目の小屋。大きく立派な建物です。屋久島にもこれぐらい大きな小屋がほしいなあ・・・
この後は、(分かる人には分かる屋久島の愛子岳登山道のような)急登が続きました。
いのちの水。名前のわりにはあまり、水が流れていません。
あまり水場としては期待しない方が良いのかも。
一通り登り終えると開けた空間が・・・国見峠です。山頂まであと少し。
1756m山頂到着。眺めは・・・真っ白でまったく何も見えませんでした。残念
梅雨時に登る私がいけないですね。
帰りは、霧がかかり幻想的な風景にも出会いました。
しかし、その後は大雨。石が滑りやすく、足元も泥でぐちゃぐちゃ、なかなか骨の折れる山行でした。
最後は、(行きは見つけることが出来なかったので)下社・健男社にもよって登山の無事を感謝しました。
緑の濃い原生的な山は、植物の種類も多く、登るたびに新たな発見がありそうな玄人好みの山。
本当は、5月上旬から中旬アケボノツツジの咲く頃に登ってみたいです。
あすは、久住山へ向かいます。 つづく