自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

北アルプス裏銀座を歩く・・・(その2)烏帽子小屋~野口五郎岳~水晶岳

2016年09月02日 | 日記

平成28年8月25日(木)晴れ


台風10号の影響が心配されたが、晴天に恵まれて楽しい山行となった。
今日は今回のメインの縦走路を歩く。

あちこちの山々が一望できたし、静かな落ち着いた北アルプス深部の山歩きは格別だ。

水晶小屋は、展望のいいところに建っており、一杯やりながら眺める景色は格別である。
ただ、定員30名と小さな小屋なのに、団体客が3組入っていたので、一つのふとんに2人と
いう状況だった。


<コースタイム>

烏帽子小屋(2551m)4:30・・・三ッ岳北峰6:00-30(朝食)・・・野口五郎小屋8:30・・・

野口五郎岳(2924m)8:45-9:00・・・竹村新道分岐9:40・・・東沢乗越11:10・・・

水晶小屋12:10-40・・・水晶岳(2986m)13:20-40・・・水晶小屋(泊)14:20

実質歩行時間 9時間


では、写真をどうぞ。


早朝4時30分に出発。


天気は良さそうだ。餓鬼岳方面が明るい。


夜明けだ。次第に明るくなってくる。夕べはよく寝たので調子がいい。


昨日、スタートした高瀬湖が見える。


高い山に登って見下す雲海は美しいもんだ。


烏帽子岳がちょこんと顔を出している。奥には南沢岳と不動岳も目を覚ましたようだ。


今日も無事、登山ができますように。


赤牛岳がモルゲンロートに輝く。


朝日を行く。実に快適な一日になりそうだ。朝の内は少し寒いくらいだ。


コマクサや


タカネツメクサが歓迎してくれる。


左奥が餓鬼岳とその右が燕岳かな。


おお、槍ケ岳が見えてきた。


小屋から1時間30分で三ッ岳北峰に到着。眺望がいいので、朝飯にしよう。小屋のおにぎりは美味い。
こんな見晴のいいところで、朝食とは何て贅沢なことか。


南方には、槍ケ岳や大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳などが聳える。


北北東には、針ノ木岳や蓮華岳、そしてその奥に双耳峰の鹿島槍ヶ岳が佇む。


北北西には、剱岳や立山連峰が見渡せる。


雲海もきれいだ。


いつまでも休憩してはいられない。野口五郎岳に向かって出発だ。


トウヤクリンドウも盛りのようだ。


槍ケ岳に向かって歩く。快晴だ。ホントに気持ちがいい。


お花畑と看板があったが、アキノキリンソウぐらいしか花はない。花の季節は終わったようだ。


赤牛岳のある読売新道の稜線がきれいだ。


水晶岳が見えてきた。双耳峰に見える。


まずは、野口五郎岳に向かう。


野口五郎岳と水晶岳が両方見えてきた。


緩やかな稜線だ。楽しみながら歩こう。


歩いてきた稜線を振り返る。三ッ岳も遠くなった。


赤牛岳の奥に薬師岳も少し顔を出している。


左手奥が、野口五郎岳だ。


山頂にいる人が見えますか?


野口五郎小屋を通り越す。


ガレ場を行くと


山頂の標柱が見えてくる。


二人の間に槍ヶ岳を写し込んで、誰かが撮ってくれました。野口五郎岳の文字が見えないのが残念だが。


水晶岳が正面に聳える。いい形をした百名山だ。


これから歩くなだらかな稜線が伸びる。やはり北アルプスは美しい。


槍ケ岳を正面に見ながら歩く。何と贅沢なことか。


アップで。槍ヶ岳を裏側から見るのは初めてである。表側と違い、岩ではなく崩れた土が違った雰囲気を醸し出している。


水晶岳までの稜線が一望できる。


何か見つけましたか?


野口五郎岳を振り返る。あまり特徴のない山に思われる。


竹村新道分岐。明日はここから湯股温泉に下りる予定だ。


ミヤマコゴメグサもあちこちに咲いている。可憐な花だ。


オヤマリンドウの群れ。


赤いチングルマの実も珍しい。


ここから東沢乗越までは、ゴロゴロした岩と大きな石の上を越えていかなければならない。


岩を登る。


登って下りて


また登る。神経も使うし、脚にもこたえる。


水晶岳の雄姿が美しい。癒される瞬間だ。


正面から左の稜線へと登っていく。


鷲羽岳がでんと構えて姿を現した。


竹村新道分岐から、約1時間半でやっと東沢乗越に着いた。これで、ゴロゴロ岩から解放される。


しかし、これから小屋まできつ~い登りが待っている。見上げただけで気力をそがれるようだ。


左はじに水晶小屋が見えてきました。右奥には水晶岳がたたずむ。


小屋が少しずつ近づいてくる。


黒部湖が遠く霞む。


最後のきつい登りに脚も悲鳴を上げている。


やっと水晶小屋に到着。ここまで7時間20分の行程である。まだこれから水晶岳が待っている。


小屋から眺める水晶岳。


水晶小屋から登ってきた稜線を振り返る。ハッキリ見えるとなぜかうれしいもんだ。


受付を済ませて、ザックを置いて、さあ、水晶岳に登ろう。


近づくと、ギザギザしたピークが4つある。この疲れた体で、あのピークを全て登ったり下りたり
しなければならないのかと思うと気持ちがなえてくる。


一つ目のピークを登る。ハシゴが掛かっている。


一つ目のピークを越えると、残りは全てトラバースだとうことが判明。助かった!!


山頂が見えてきたぞ。


山頂にはただ一人しかいないようだ。狭い山頂のようだ。


ついに山頂に到着。素晴らしい眺望だ。


南西方面の眼前にに雲ノ平が広々と横たわっている。その向こうの雲に覆われているのが黒部五郎岳のようだ。
来月後半には雲ノ平を予定しているので楽しみだ。


三俣蓮華岳は雲に覆われてしまった。


東の方には、今日歩いてきた野口五郎岳方面の稜線がクッキリと浮かんでいる。


野口五郎岳をアップで。


山頂には赤牛岳・読売新道の案内板がある。いつか是非歩いてみたいもんだ。


赤牛岳への稜線だが、残念ながら赤牛岳の山頂には雲がかかっている。


さて、下山しよう。


水晶小屋は実に見晴のいい所に建っているもんだ。


小屋の前のテーブルでの一杯がたまらない。
山々を見ながらゆっくりした時間を過ごせるのは何にも勝る贅沢である。


夕食のカレーライスがまた美味しかったので、大盛りを2杯食べたらさすがに腹に応えた。

1枚のふとんに2人とは窮屈だが、贅沢は言うまい、雨風が凌げれば有難い。



2日目はこれでおしまい。



↓弊社のホームページも是非ご覧ください。



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