【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

INAXライブミュージアム Vol.2

2023-10-14 | 建物巡り
【 建築陶器のはじまり館 】↓ の見学を終えて、


続いて向かうのは…

【 建築陶器のはじまり館 】隣に併設されている
《 テラコッタパーク 》です。↓


この場所も是非見たい、と思っていた所なので
気持ちが昂(たかぶ)ります!

かっこいい門を通ると…


色んな種類のテラコッタが屋外に
展示されていました!↓


テラコッタというのは
建築の世界では、建物に取り付ける大型のやきもの装飾材
を指しています。

花や幾何学模様、動物などの装飾が施されたテラコッタは、
近代日本の建築を華麗に飾ったそうです。

この《 テラコッタパーク 》では
24物件のテラコッタの実物を間近に見ることが出来るのです。



門を入ってすぐの場所から
テラコッタが並んで展示されています。↓


ライオンにも龍にも見える
とにかく強烈な印象を残すテラコッタ。↓


これは、大阪にあった『大日本製薬』の建物に
取り付けられていたもので

製作は、伊奈製陶(いなせいとう)。
そう、INAX(イナックス)に商号を変更する前の会社が
制作したものです。


他にも
『武庫川女子大学甲子園会館』に
飾られていたテラコッタ ↓


設計は、遠藤 新(えんどう あらた)。
フランク・ロイド・ライトの助手として活躍した
遠藤 新だけに
ロイドの意志を継いでいるのが作品からも分かります。


大きなテラコッタも展示されていました。↓


『 旧郵船ビルディング 』のテラコッタです。
大正12年竣工。
関東大震災にも耐えて残った、貴重なテラコッタです。


『 横浜松坂屋本館 』のテラコッタも。↓


社標が入り、精巧な造りです。



精巧な造りといえば
このテラコッタも凄いです。↓


東京の『 朝日生命館 』(旧常盤生命館)です。
昭和5年竣工。


この建物は、鉄骨鉄筋コンクリート造の8階建ての
建物だったそうで、
このテラコッタは大阪陶業が製作しています。

上部にはランタンのようなテラコッタが、
下部には羊が支えるようなテラコッタが取り付け
られていました。


当時の写真を見ると
このテラコッタもインパクトの強いもので
あったことが伺えます。↓


まだまだ、あります。

『 建築会館 』のテラコッタ。↓


『自治省庁舎』のテラコッタ。↓



中でもユニークなテラコッタといえば
何と言っても、
これ!↓


『 大阪ビル1号館 』に飾られた
テラコッタたち。


恐いような、可愛いような、剽軽(ひょうきん)なような…


「いないいないばあっ!」と
されたような…(笑)


当時の写真が紹介されていますが、 ↓


建物の壁面に
これだけズラリと並んでいるの姿は
圧巻!迫力満点!ですね。


楽しかった《テラコッタパーク》。
でも、長く居過ぎて時間が足りなくなった。
ナンテコッタ!

お疲れ様でした…。

※ INAXライブミュージアムの記録はもう少し続きます。
又、次の機会に。


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