ウッドストックがやってくる・・の中で書いたのだが suumoのインタビューで森見登美彦氏が出てる。元々奈良の人で京大で左京区にいて 京都が舞台の話を書いて本屋大賞にもなった人だ。太陽の塔から恋文の技術 きつねのはなし 夜は短し歩けよ乙女 四畳半神話体系 有頂天家族(順不同)までは絶賛するのだが なぜか夜行あたりから面白くなくなり熱帯は既に意味不明である。なんというかいつから村上春樹路線に鞍替えしたのか?と思わせるような意味不明のファンタジーが続いて あーもう森見さん終わりか・・と思ったら戯曲とコラボした四畳半タイムマシンブルースが出たので ネタきれたかな・・と思ったのだが このインタビューを見てその理由がわかった。最近は“僕の京都”を壊しにかかっているんです・・ということらしい。森見:さらに、次に刊行予定の『シャーロック・ホームズの凱旋』は、ロンドンと京都がごちゃまぜになったような「ヴィクトリア朝京都」が舞台なんです。ここ最近は、京都を壊しにかかっているというか。いったん粉々にしてしまおうとぼんやり考えています。
――なぜ、京都を壊そうと考え始めたのでしょうか。
森見:以前、フジテレビ系列のトーク番組『ボクらの時代』で小説家の万城目学さんとご一緒したとき、「どんどん型になっていく」みたいなことを言っておられたんです。例えば、僕の小説を何冊も読んできた読者の皆さんのなかでは「森見登美彦が書くなら、京都が舞台で学生が出てきて何か変なことが起きる」という型ができてしまう。さらには読者のなかだけでなくて、自分のなかにも型ができてくる。僕としては、その“型”に従おうとすると行き詰まるから、いろんなやり方でそれを潰そうとするんですよね。潰したなりに新しいものができれば作品になると思うんです。このところずーっと、型を潰そうとしています。
ということらしい 全インタビューが読みたい方はこちら
まあ 作家として日々進化していかなきゃならん・・というのはわからんでもないが 空知英秋みたないなノリでもいいのでは?とも思うがそうはいかないらしい。今度出る新作のシャーロック・ホームズの凱旋にしても またぶち壊されて再構成された京都になりそうで ファンをやめるわけではないが 新本では買わないで価格がこなれたら買ってみようか?という感じだ。好きな作家で片岡義男がいるのだがサンデー毎日にコトバのおかしみコトバのかなしみ・・てコラムを連載してるんだが 感性は片岡だが面白くない。昭和の時代に量産してたものは若者の感性に訴えかける小説なのだが 妙に理屈っぽくなって残念。1939年生まれだからもう80超えてるわけで仕方ないのかな・・と思うが どうもやりきれない。平成生まれが 昭和生まれなんておっさん・おばさんの集まりじゃないか・・というのに似ている。好きな作家の作風が変わっていくのは必然なんだろうけどなんか寂しい。懐古趣味・・てばっさり切り捨てるのもありだろうが やはり好きな時代というのはそれぞれにあるのである。
――なぜ、京都を壊そうと考え始めたのでしょうか。
森見:以前、フジテレビ系列のトーク番組『ボクらの時代』で小説家の万城目学さんとご一緒したとき、「どんどん型になっていく」みたいなことを言っておられたんです。例えば、僕の小説を何冊も読んできた読者の皆さんのなかでは「森見登美彦が書くなら、京都が舞台で学生が出てきて何か変なことが起きる」という型ができてしまう。さらには読者のなかだけでなくて、自分のなかにも型ができてくる。僕としては、その“型”に従おうとすると行き詰まるから、いろんなやり方でそれを潰そうとするんですよね。潰したなりに新しいものができれば作品になると思うんです。このところずーっと、型を潰そうとしています。
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まあ 作家として日々進化していかなきゃならん・・というのはわからんでもないが 空知英秋みたないなノリでもいいのでは?とも思うがそうはいかないらしい。今度出る新作のシャーロック・ホームズの凱旋にしても またぶち壊されて再構成された京都になりそうで ファンをやめるわけではないが 新本では買わないで価格がこなれたら買ってみようか?という感じだ。好きな作家で片岡義男がいるのだがサンデー毎日にコトバのおかしみコトバのかなしみ・・てコラムを連載してるんだが 感性は片岡だが面白くない。昭和の時代に量産してたものは若者の感性に訴えかける小説なのだが 妙に理屈っぽくなって残念。1939年生まれだからもう80超えてるわけで仕方ないのかな・・と思うが どうもやりきれない。平成生まれが 昭和生まれなんておっさん・おばさんの集まりじゃないか・・というのに似ている。好きな作家の作風が変わっていくのは必然なんだろうけどなんか寂しい。懐古趣味・・てばっさり切り捨てるのもありだろうが やはり好きな時代というのはそれぞれにあるのである。