2018年て今年じゃないか 2017年のファンタジーノベル大賞だった 隣のずこずこ 柿村将彦著 新潮社刊を読み終えた。審査員に森見登美彦氏が含まれてるので期待したんだが(森見氏自体が 太陽の塔で大賞とってるんだけど)平板で面白くない。これも半日で読んでしまった。 権三郎狸・・って発想は面白いんだが やおい(やまなし おちなし いみなしの頭文字だ)なのだ。まあ一応オチらしいものはあるのはあるが 後半まで平板。期待してたんで 欲しいものリストに入れてたんだが これに1500円出して蔵書に加える気は無いので削除。でも 図書館で借りて読むならいいと思う。ただなぁ このタイトルもう少しなんとかならんのかなぁ・・と思う。賞に応募したときは 権三郎狸の話・・だったらしいが 本になるにあたって改題したらしい。表装見ないでタイトルだけ聞くと まさに一昔前のエロ映画かAVのタイトルだw さてこれを返してシャクシャインの戦いを取ってこよう。
期待できそうである。2017年の日本ファンタジーノベル大賞の受賞作。となりのずこずこ 柿村 将彦著 お約束の新潮社刊 3月22日に出たばかりなんで 当然amazonのマケプレには無い。あったら怖いがw まさか・・とは思ったが図書館検索したらヒットしてもう確保されてるw この賞 選考委員が恩田 陸、萩尾望都、森見登美彦という豪華な顔ぶれ。 もう一冊シャクシャインの戦い 平山裕人著 札幌 寿郎社刊 2016年初版 は準備中になったので これが確保されたら借りてたのを返しに行きがてら取りに行ってくる。連休入る前に読んでしまわないと・・連休は大阪で串カツ 京都でハイライトである。まー病院やらケアマネやらバリアフリー工事の業者と打ち合わせ等 色々用事はあるんだが・・
amazonの購入履歴で 昨日頼んだ日本の町並み 上下刊セットがいつ配送されるのか配送状況を見ようとしたらリストに無い。キャンセルされた注文を見てみたらキャンセルされてる。小金井の古本屋 空売りしやがったな?というところ。まあ勢いでポチったわけだが 昨夜冷静になって失敗したかな・・と思う注文だったのだ。というのはこういうこと。マーケットプレイスで上下セットで2500円 程度は可 帯つき 送料は257円だ。なので 総額2757円。これを新本で買うと一冊1944円*2-ポイント値引きが37円 当然新本だから送料は無料・・って計算すると マケプレで中古買うのと新本買うのと1094円しか違わない。まあ ポイントが無かったとしても1131円の差だ。上下セットで2500円・・て安く思えるが計算してみたらこんなもん。これなら新本の方がいい。キャンセルされて 実はほっとしてる。そういや 中国から送られて来るはずの栞とかエッグタイマーはどうなったのか・・・半年くらいたつのにまだ未着なのであるw まあどちらも100円ちょいなんだが
潜入ルポ アマゾン・ドット・コム 横田増生著 朝日新聞出版 初版2010年を読み終えた。最初に言っておくが これは面白い。惜しむらくは既に絶版で定価880円にもかかわらず amazonのマケプレで定価以上の値段がついてるので 読みたい人は迷わず図書館にどうぞw さて 本書は2005年に出た 潜入 アマゾン・ドット・コムの光と影に 第二部 ブックオフとの関係 マーケットプレイスが利益の源泉 電子書籍について 増補したものである。光と影のほうは131円からあるのだが 残念ながら本書は高値止まりしてるので買わない。というのも 先日マケプレwで 歴史文化遺産 日本の町並み 上下刊セットを2500円+送料257円で買ったからだ。まあ新本ならほぼ2000円*2で4000円 本書に初めて触れたのが 大動脈乖離で大手術して退院して 地元の循環器で診てもらってるのだが そこの待合にあったのである。結構いい値段なんで迷ってたのだが 新本買うより1300円くらい安いのでポチった。が 診察待ってる間に上下とも読んじゃったので内容は知ってるのだ。で 思ったのだが 日本て いいところがいっぱいあるので 特に海外に行きたいと思わなくなったのだ。更に読んでるうちに あたしが求めているのは日本の町並みではなく 今は無い津の伯母の家や学生時代を過ごした京都の町並みなんだと・・なんで 本書は呑みながらながめるくらいでしかないのだが それでも良書である。さて 戻るがamazonのマケプレでほとんどの本を買ってるあたしとしては この潜入ルポは面白かったと言っておく。あと マケプレで1円本が多数あるからくり(自動最安値に更新してくれる有料ソフトがあるそうだ)や 個人レベルでマケプレに出品すれば 手間だけかかって利益が出ないどころか赤字になるそうだ。横田氏いわく マケプレは金を払って古本を捨てに行く場所らしい。まあでも おかげで欲しい本はほとんど買えたし 良しとしよう。
既にポチったw 京の大工棟梁と七人の職人衆 笠井一子著 草思社刊 初版1999年。京都の職人8人の一人語りである。あたしも若いころ京都で手描き友禅の職人を目指してたことがあるので ここに出てくる職人の言葉はすっと身に入ってくる。あたしは結局彼女との生活がまず第一だった軟派なので 同じ職人でもIT職人になったけど・・本書に登場してくる職人はみんな表に出ない人たちである。が 自分の手でものをこしらえていく その考え方というか妥協しない しかし人の意見もきく・・という姿勢は人生全てに共通するものだなぁ・・と思う。あたしは会社員ではあるが 若いころから形の無いもの ソフトウェアの職人だったわけで 彼らの言わんとするところがよくわかる。金より技 自分が納得できる仕事(彼らは常に上をめざすので納得しないのだが)をするのが何よりも大事だ・・ということが本書には溢れている。口先だけで金を稼ぐのを悪いとは言わないけど 手仕事が基本であろう。そういうあたしは山梨の山奥で電動工具振り回して大工仕事してたわけで 自分の手から何かを生み出す楽しみを知ってる。なんで料理だって整備だってするわけだが・・本書は誰が読んでも納得できる内容ではない。ただ職人志向の強い人には是非お奨めしたい一冊である。お金にはならんけどねーw