今読んでるのは シャクシャインの戦い 平山裕人著 寿朗社刊(聞いたことのない出版社だ) 2016年初版 2500円もする。 書名の通り 北海道というか蝦夷で起きたアイヌと松前藩との戦いの記録である。といっても あちこちの資料を読み解いてまとめた本だが・・著者は北海道教育大出の小学校の先生だ。アイヌ文化では何冊か書いてる。この出版社も札幌でアイヌ関連の書籍がメインぽい。まあシャクシャインと言えば水曜日のカンパネラが頭に浮かぶあたしなんだがw これは史実なんで結構重いうえ アイヌの言葉(カタカナ)+和人(すさまじい当て字)+現在の地名の読み+現在の漢字表記・・で混乱するだけでなく 正直読みづらいw まあ通読して思ったんだけど もう数十年前に アメリカ映画でソルジャー・ブルーって騎兵隊がインディアンを虐殺するニューシネマがあったりして(騎兵隊の制服が青なのでそう呼ばれる) 当時としてはアメリカって正義の国じゃないのか?と呆れた(今は更にあきれてるが)記憶があったが 同じことをあたしらの祖先をアイヌにしてるわけで こりゃダメだな・・というのが正直な感想である。まあ読みにくい本だが 気になったら図書館で借りて読んで欲しい。
2018年て今年じゃないか 2017年のファンタジーノベル大賞だった 隣のずこずこ 柿村将彦著 新潮社刊を読み終えた。審査員に森見登美彦氏が含まれてるので期待したんだが(森見氏自体が 太陽の塔で大賞とってるんだけど)平板で面白くない。これも半日で読んでしまった。 権三郎狸・・って発想は面白いんだが やおい(やまなし おちなし いみなしの頭文字だ)なのだ。まあ一応オチらしいものはあるのはあるが 後半まで平板。期待してたんで 欲しいものリストに入れてたんだが これに1500円出して蔵書に加える気は無いので削除。でも 図書館で借りて読むならいいと思う。ただなぁ このタイトルもう少しなんとかならんのかなぁ・・と思う。賞に応募したときは 権三郎狸の話・・だったらしいが 本になるにあたって改題したらしい。表装見ないでタイトルだけ聞くと まさに一昔前のエロ映画かAVのタイトルだw さてこれを返してシャクシャインの戦いを取ってこよう。