潜入ルポ アマゾン・ドット・コム 横田増生著 朝日新聞出版 初版2010年を読み終えた。最初に言っておくが これは面白い。惜しむらくは既に絶版で定価880円にもかかわらず amazonのマケプレで定価以上の値段がついてるので 読みたい人は迷わず図書館にどうぞw さて 本書は2005年に出た 潜入 アマゾン・ドット・コムの光と影に 第二部 ブックオフとの関係 マーケットプレイスが利益の源泉 電子書籍について 増補したものである。光と影のほうは131円からあるのだが 残念ながら本書は高値止まりしてるので買わない。というのも 先日マケプレwで 歴史文化遺産 日本の町並み 上下刊セットを2500円+送料257円で買ったからだ。まあ新本ならほぼ2000円*2で4000円 本書に初めて触れたのが 大動脈乖離で大手術して退院して 地元の循環器で診てもらってるのだが そこの待合にあったのである。結構いい値段なんで迷ってたのだが 新本買うより1300円くらい安いのでポチった。が 診察待ってる間に上下とも読んじゃったので内容は知ってるのだ。で 思ったのだが 日本て いいところがいっぱいあるので 特に海外に行きたいと思わなくなったのだ。更に読んでるうちに あたしが求めているのは日本の町並みではなく 今は無い津の伯母の家や学生時代を過ごした京都の町並みなんだと・・なんで 本書は呑みながらながめるくらいでしかないのだが それでも良書である。さて 戻るがamazonのマケプレでほとんどの本を買ってるあたしとしては この潜入ルポは面白かったと言っておく。あと マケプレで1円本が多数あるからくり(自動最安値に更新してくれる有料ソフトがあるそうだ)や 個人レベルでマケプレに出品すれば 手間だけかかって利益が出ないどころか赤字になるそうだ。横田氏いわく マケプレは金を払って古本を捨てに行く場所らしい。まあでも おかげで欲しい本はほとんど買えたし 良しとしよう。
既にポチったw 京の大工棟梁と七人の職人衆 笠井一子著 草思社刊 初版1999年。京都の職人8人の一人語りである。あたしも若いころ京都で手描き友禅の職人を目指してたことがあるので ここに出てくる職人の言葉はすっと身に入ってくる。あたしは結局彼女との生活がまず第一だった軟派なので 同じ職人でもIT職人になったけど・・本書に登場してくる職人はみんな表に出ない人たちである。が 自分の手でものをこしらえていく その考え方というか妥協しない しかし人の意見もきく・・という姿勢は人生全てに共通するものだなぁ・・と思う。あたしは会社員ではあるが 若いころから形の無いもの ソフトウェアの職人だったわけで 彼らの言わんとするところがよくわかる。金より技 自分が納得できる仕事(彼らは常に上をめざすので納得しないのだが)をするのが何よりも大事だ・・ということが本書には溢れている。口先だけで金を稼ぐのを悪いとは言わないけど 手仕事が基本であろう。そういうあたしは山梨の山奥で電動工具振り回して大工仕事してたわけで 自分の手から何かを生み出す楽しみを知ってる。なんで料理だって整備だってするわけだが・・本書は誰が読んでも納得できる内容ではない。ただ職人志向の強い人には是非お奨めしたい一冊である。お金にはならんけどねーw
チプカシと言って まあ略語だけどチープカシオ 安いカシオのデジタルやアナログの腕時計を指すのだが これを改造する人がいるらしい。カシオで代表的なデジタルのメタルブレスのA158やA168 ウレタンだとF84とかF91あたりがメジャーだが このあたり風防というか前面のパネルが昔風というかちょっと子供っぽい。アラームクロノグラフだのイルミネーターだのいらない文字が多くてごちゃごちゃしてるのである。で チプカシのマニアは分解して前面の風防ガラス・・といってもプラスチックだが 裏側に印刷してあるので これをマニキュアの除光液なんかでどうでもいい文字を丁寧にこすり落として再塗装してすっきりさせるそうな。まあA158だって1500円くらいの代物でプラスチックのボディに金属メッキしてあるだけなんだが そこまで改造してすっきりさせるのが流行ってる。が 少し前に100均のダイソーの安い時計のブランドでブループラネットというのがあるのだが ここからA158の丸コピーが出てるのを見つけた。これ文字盤に余計な文字や色が無いのですっきりしてる。値段は300円だw 電池は本家と同じCR2016だが中のチップの消費電力が多いらしく本家A158は電池寿命7年だが こちらは1~2年だ。でも この時計 裏蓋は小さなプラスねじ4本でとまってるだけなので これも100均の精密ドライバで簡単に外せる。電池は?というと これまた国産の三菱あたりのが2個で100円で売ってる。なんで 本家を買って改造するのも楽しいんだろうが この300円のデジタルがコスパが良すぎるw まあブレスの作りが悪くて強度も足らないので さすが中国製とか思うが 機能的には全く同じなので選ばない手は無い。さすがに高級なお店や高級な服に合わせるのは無理があるけれど そもそもそんな店いかないしそんな服も無いw 知人で50万くらいのロレックスしてるのもいるが まあ風防欠けても修理はできるけど 精度はこっちの方が上だ。本に4000円出すのは惜しくないが 時計に大枚つぎ込むのはどうなぁ・・と思う。大体時計なんか時間がわかればいいわけだ。最近の若い人はスマホがお友達だから腕時計しない人も多いわけで ますます意味が無い・・と思う。まあスイス製高級機械式時計・・っていいけど(あたしはブライトリングのナビタイマーが欲しいけどw)普段はこれでいーんじゃないか?と思う。今欲しいのは逆輸入のセイコーの機械式ダイバーズだが これとてamazonで2万円切ってるw 安い時計をいっぱいもってるけど アクセサリならそんな見栄はらなくていいんじゃないか?と思うのである。