もうパンパンで平積みも限界に達してきた。これで首都圏直下型地震でもくれば大動脈乖離でなく崩れた本に埋まって圧死だろうw さて先に書いた井形慶子のよみがえれ老朽家屋が2冊出てきた話は書いたけど まあ意図して好きな作家やエッセイストの同じ本を何冊も買うのはあたしの悪い癖だが これは理解に苦しむ。センセイの鞄 川上弘美著 平凡社刊 2003年16刷も2冊出てきた。まあこれだけ版を重ねているんだからそれなりに売れた本だろうが あたしからすれば川上弘美って名前は知ってるものの買う?って本ではない。セピア色のカバー 中も昔の人なら知ってるだろうがわら半紙みたいな薄茶色の紙。もうこれだけで記憶のページをめくるような本なのだな・・と推測はつく。普通ならあんまり知らない作家の本はまず図書館で借りて本棚に入れたい本なら そこで買う・・というのがあたしの本の買い方だけど 読み始めたが読んだ記憶は無い。話は30代の独身女性の主人公が高校時代の国語教師と呑み屋で交流を深めて行って だんだんお互いの過去が明らかになり ほぼ最後になるようになって センセイは死ぬ。で 残されたかばんを遺言でもらうわけだが 結局この本 最後の数行が書きたいが為にあるような本だ。鞄の中には・・・で終わる一行が書きたかっただけの本。正直 今風ではあるのだけど なんかセピア色の夢の中をふわふわ漂ってるだけみたいな内容で なんでこんなに売れたのか疑問だ。2冊あるのでとりあえず一冊は古書店に売りに行って もう一冊は嫁はんが読んだら古書店だろう。しかし よくもこんなつまらん話を延々と書くな・・と思ったら太陽の連載だったみたいで ノルマに追われて書くとこんなつまらん話ができるんだな・・と思った。
ポケベルの運用が終了したそうな。携帯やPHSが普及するまでは 外にいる人に連絡を取るのに有効な手段だったわけで JKなんかが公衆電話(既に過去のものだが)で必死にメッセージを送ってたのも過去のものとなった。その後携帯が普通になったのでもうとっくにサービス終わってると思ってたら まだやってたのね・・という感じである。数年前にPHSのウィルコムがサービス終了して まあまだ弱小が一部受け継いでサービスはしてるものの来年あたりには完全終了するらしい。で あたしもPHSユーザだったのだが 仕方なくMVNOのスマホとウィルコムを吸収したYモバイルのガラケーに乗り換えたのだけど・・MVNOのスマホって大手携帯会社の回線を借りてるので 基本的にメールは使えない。Yモバもソフトバンク回線を借りてるので携帯メールは使えない。SMSだけである。通話は普通にできるのだけど メールはキャリアメールが使えないので フリーメールを使うわけである。キャリアメールは勝手に着信するのでリアルタイムだけど フリーメールはメールソフトあるいはブラウザを立ち上げて自分で取りにいかなきゃならないわけだ。なのでメールが着信してもわからない。問題はそこではない。先日京都でバスに乗ってたら外国人(すごい巻き舌だったので英語圏のひとかどうかすら不明なのだが)に着信があった。で普通に電話に出て延々と話してるわけだが 海外はどうか知らんが 日本国内では交通機関の中での通話はご法度だ。電車やバスに乗るたびに ”携帯電話はマナーモードにして通話はご遠慮ください。他のお客様の迷惑になります”とアナウンスされるわけで 基本電話はかけるのも受けるのもダメなわけ。あー日本じゃバスや電車の中では電話はダメよ?と注意しようと思ったのだが なんと言えばいいのかわからない。なぜダメなのか?を説明できるような語学力も根拠もわからないのであーあ・・と黙ってたわけだ。昨日電車に乗ったら 中高年の女性グループが乗ってきて これからダイビングにいくらしく大声で話をしている。これは迷惑じゃないのか?かかってきた電話を受けるのと何が違うのか?って話である。まあ 半島や大陸の人達は母国でそうなのかも知れないが とにかく声が大きい。本人達は普通に会話してるつもりなんだろうが五月蝿い・・というか迷惑である。電話で大声で通話してる人はまず見ないし この五月蝿い会話するおばちゃんや外国人とどこが違うのか? 仕事で外回りしてる人達は緊急の連絡もあるだろうし 移動中でも通話する必要はあるだろう。それでなければ携帯電話の意味が無い。交通機関の中では私語禁止 私語したら罰金・・とでも言うなら それもいいだろうがなんか変だ。まああたしは夜行高速バスでの移動が多いので みんな寝てる夜間での通話は禁止でいいと思うが そうでない場合はなぜ禁止なのか不明だ。みんな普通に受け入れてはいるけどおかしいと思わないか?というのがあたしの意見である。どうしても禁止にしたければ バスや電車では電波を遮断するジャミング(電波妨害装置)でも付ければいいのに・・と思う。もっとも電波遮断すればネットも見れなくなるわけで困る人が大半だろうけど 10人中7人くらいが黙々とスマホを見ている薄ら寒い状況も改善できるとは思うが・・あたしは禁止しろ・・と言ってるわけではない。かかってきた電話に出るくらいいいんじゃないの? あるいは急ぎの電話くらいはかけてもいいんじゃないの?と思うわけ。交通機関の中で大声で騒いでる連中とどこが違うんだ?そんなに他の人の迷惑に・・と言うなら交通機関の中では私語禁止・・にでもすればいいと思うのだがw
本棚に入らなくなってきたので 雑誌の類やカタログを整理したら よみがえれ老朽家屋 井形慶子著 新潮社刊 2011年初版が出てきた。どういうわけか2冊出てきた・・と言う間抜けな話だ。ヤフオクで買ったりamazonのマケプレで買ったりしてると 買ったかどうかを忘れてしまう・・というのもあるが 本棚を2段 奥と前に入れているのが良くないぽいw まああるものはしょうがない・・としてパラパラめくったら 読んだ記憶が無いので読んだ。内容は吉祥寺の井之頭公園の傍の中古建売を2980万で買った話 敷地15坪の3DK 築31年。再建築可能な物件で吉祥寺の街中でこれは安い。結果毎月8万 27年のローンでこの家を買うわけだが ただ買うだけではない。予算350万で(当初の予算だ)イギリス風にリフォームしようという無茶な話だ。井形慶子にしても麻生圭子にしても イギリス趣味で それをどうだこうだいうつもりは無いけど・・あたしも英車に乗ってるしトライアンフやBSAのバイクは大好きである。アメリカよりイギリスの方が何倍も好きなあたしだが ここまで変な傾倒されると笑ってしまうw 井形慶子はイギリス風 麻生圭子は 古い京都の町家暮らしに疲れて全部投げ出して 琵琶湖湖北の別荘地でイギリスかぶれの生活をしてる。まあ 麻生圭子の最初の北区の町家は5年の定期借家で 修復は全部自分持ちだったらしいから 相当お金があるのだろう。最初に住んでた御所南のマンションだって賃料は半端じゃ無いはず。 あの辺て買えば中古で1億3千万とかいうから 賃貸でもすごいだろう。5年で賃貸満了になって 東山の松原橋の近くの茶室付き京町家に越したらしいけど ここが300坪 また修復は自前だ。家賃はかなり割り引いてもらったらしいけど 場所が場所だけに半端な金額では無いはず。で 修復は自前 維持も広いだけあって大枚かかるし つきあってる店や旦那が 名店や大店なのだから やはり世の中金だな・・と思う。で 京都人以上に理想とする京都人をやろうとしてたから無理がきたのだろう。イケズが原因では?とも言われてるが 金が続かなくなったのと 形だけ以上の京都人をしようとしたからそれで限界が来たのだと思う。今の京都の若い人はそんなことせえへんよ?ということまで やってたわけだから そりゃ疲れるだろう。自然体で京都を楽しむことができなかったのが 湖北の別荘に引っ越した大きな理由ではないか?と想像されるけど 本人じゃないからあくまでも想像の域である。さて 井形慶子だが ロンドンに家を買うとか老朽マンションの軌跡なんてのも出してるが基本的に ずうずうしい。少しでも建築をかじってれば この予算ならここまで・・とわかるのだが 麻生圭子の旦那が京都の一級建築士に対して 井形慶子はほぼ素人である。建築とかリフォームとかって いかに優秀な職人と仲良くなれるか?が全てを決めるのだが この人 最初に工務店と決めた金額で 自分のプランを完璧に推し進めようとするところがいけない。優秀・・というか腕のいい職人て数が少ないうえ 腕に覚えがあるから 金額だけで受けた仕事は嫌がるものだ。コーヒーの差し入れすればそれで 職人をうまく使って理想の家ができる・・と思ってるところが この人のあさはかなところだ。もう 施主が一番偉くて予算内で自分の理想がかなわなきゃみんな職人や工務店のせいにする。こんな施主に当たった工務店も職人もかわいそうと言うしかない。全部読んで 井形慶子・・って私はもの言う施主で きっちり予算守らせて こんな立派な家が吉祥寺にできたのよ おほほほ・・って内容でしかない。まあ買って損した 読んで損した本では 麻生圭子より酷い。簡単に言えば駄本である。読んだところで何も得るものは無い。著者のエゴが鼻につくだけだ。どうしても読みたい人は図書館で借りてくれ。買ったら古書でも間違いなく後悔するw あーあたしのも古書だな 258円損した。
ロマンが無い・・ってあんた カテゴリメンタルヘルスのまま 本やら不動産やら書いてるのはおかしいんじゃない?とか言われそうだが あたしそのものがメンタルヘルスなのでご勘弁。今日は静岡まで精神科の通院だったのだが 平日まともな時間に出ると通勤通学で座れないどころかすし詰めになるわけで それで3時間半立っていくのは辛いんで5時に起きて9時の開院に間に合うようにいくわけ。まあ 今日は少し立ってたけど 8割がたは座れたのでまあいい。先月末から調子が最悪で 先々月に抗鬱剤と安定剤と眠剤を減薬したのが悪かったか もう風呂屋の煙突の中の根元で愛を叫ぶ・・状態である。仕方ないので元に戻してもらって眠剤も増やした。が 話はそこでは無い。熱海から小田原まではJR東海道線を使うんだけど 東京からだと沼津行きがあるが 熱海からだと熱海始発がある。これだと確実に座れる。今日は運よく それに当たったので楽勝で座れたのだけど 東海道本線と言えども 沼津まで行くのに通勤型の横一列のロングシート車両である。これに使われてる車両がE223系といって山手線、京浜東北、中央線あたりを走ってる通勤型車両だ。ロングシート型っていかに多くの人員を輸送するか?が主眼となってるので 地方に行くと走ってるような4名対面式(関西の私鉄ではシート背もたれが移動できて2名と4名の切り替えができるのがあるが)は全く無い。これが東京から沼津まで走ってる。で 小田原で乗りこんだのだが しばらくして斜め前の70代と思われるじーちゃんが袋の中からなんか出す。飲み物か?と思ったらお弁当。蓋に何も貼ってなかったから デパ地下(熱海にデパートはあるのか?という話は置いといてだ)か駅構内で買った幕の内かフライかなんか知らんが食べ始めた。これが美味そうに良く噛んで食べてるwロングシートの通勤車両である。当然お茶を置くようなスペースは無い。並んで座ってるわけだから 隣の人はにおいがするだろう。まあ11時過ぎてたからお昼でお腹空いてたんだと思う。でも通勤仕様のロングシートで駅弁(広義に言えばだ)は無いだろう。山手線や中央線の中でコンビニ弁当食べるみたいなもんである。まあ小田急でもドア脇でサンドイッチ食べてるおっちゃんがいたけど弁当である。あー言っておくが 汽車の中で弁当を食べるのはいいけど電車の中(新幹線は除く)で弁当はちょっと勇気がいるな・・と思う。周りの冷ややかな目を気にせず悠々と弁当を食べ終わったじーさん あんたはえらい!というべきか 常識の無いやつ・・と思うか これだから年寄りは嫌だ・・と思うか さあ君はどれだ? あたし?朝食べずに出てきたから うまそーだなーと指をくわえていたのであるw
人気の青春18きっぷだが いろんなノウハウ本が出てて 一日2410円でJR前線の普通・快速列車が乗り放題・・ってすごくお得なきっぷみたいに思えるので色々調べてみた。元々 これはお金のない学生が長い休みに安く旅行するために企画されたきっぷで 昔は青春のびのびきっぷ・・と言ってたと思う。時代は変わって 青春18きっぷなんて名前になったのだが 青春18・・ってあるから18歳以下の学生専用で学生証とかいるんじゃないか?と思われそうだが 実は大人でも つまり70のじーさんだって使える切符である。5回綴りで12050円(値上がりした) 一日当たり2410円で普通列車と快速が乗り放題 差額を払えば特急の自由席やグリーンの自由席も使えるぽいけど それでは意味が無い。さて このきっぷ 本当に安いか?と言えば色々制約がある。まず東京から関西方面に行くためには 18きっぷが使える時期に一日に一本運航されてる ムーンライトながら・・に乗る必要がある。これは昔大垣行夜行・・として毎日運航されてた列車だが 今は季節運航で 大垣行夜行は全席自由席だったので 行列して席の争奪戦だったのは 年配で利用された方ならご存じだろう。だが ムーンライトながらは全席指定になったので まずこれに520円(上がったか?)いる。さらに この指定券はほぼ奪い合い状態なので1か月前から購入はできるが これは争奪戦だ。さて東京からムーンライトながらに乗るとする。で 東京駅までの別に切符が別にいるのは当然。さて 東京駅23時10分発のムーンライトながらだが ここで問題がある。青春18きっぷというのは当日から0時を回った最初の停車駅までを1日とするので 当然東京駅から青春18きっぷを使うと0時を回った最初の停車駅小田原までで1回分を使ってしまう。なので裏技として 東京から小田原までは別に切符を買って小田原を過ぎてから検察の車掌にスタンプを押してもらうという技がある。東京-小田原は1518円だから確かに18きっぷを1枚使うより安いのだが 東京から遠いところから使う 東京駅まで2410円以上かかるなら2回分使えばいい。もったいないけど。 2日分を使って今って5340円だ・・まあ 多摩地区なら立川に出て南武線で登戸まで出て小田急で小田原って手もあるが料金はそんなに変わらない。さて大垣まで無事についたとしてもここまでで4448円 仮に大阪まで行くとするとこの先は新快速だ。あたしは大阪が実家なのでよく夜行高速バスで行く まあ大阪よりも京都の方が多いんだが どちらも料金は同じで安い時だと6000~7200円 こちらは3列シートだし 通年運航である。18きっぷは学生が休みの時期しか使えないので使い勝手が悪い。大阪より先に行きたい‥と言う人は19時間乗れば小倉までは行けるみたいだが 少なくとも関西あたりまで行くなら高速バスの方が快適だ。まあ広島くらいまでとなるとバスだと1万2千円近いので18きっぷはお得だが ほぼ一日座ってる覚悟があるなら それもいいだろう。まあ小倉まで行けるのはいいが着くのが小倉は0時過ぎなのでその日の宿をどうするか?って問題がある。若けりゃベンチで寝袋で・・というのもありだろうけど。昨今50歳からの・・とか60歳からの・・の青春18きっぷで行く旅本がいっぱ出でてるけど まあ図書館で何冊も借りてみたけど そんな無謀なプランはひとつもないw 夜には宿でのんびり・・ってプランばかりである。若いから無理というか無茶ができるのであって 何歳でも使える青春18きっぷだけど 本来の意味で使えるのは大学生か20代の放浪者だけだろうな・・と思う。あー18きっぷの本はみんなゴミだから買わないように。唯一買っていいのは 青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行 (だいわ文庫) 文庫 – 2015/7/11 702円だけだ。これはあたしも買ったがこれで十分である。