私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

さらば,男性政治 (岩波新書 新赤版 1955)

2023-12-24 06:04:35 | メンタルヘルス
三浦 まり著 岩波書店刊 2023年初版 298P 1078円
著者は 67年生まれ。慶應からカリフォルニア大バークレー校院から政治学博士。2021年、フランス政府より国家功労勲章シュバリエ受章。現在─上智大学法学部教授で専攻─現代日本政治論、ジェンダーと政治 だそうで納得した。政治の問題はみんな支持政党が違うだろうから ここで自民は社会は共産は・・と言うのは避ける。本としてどうか?という話に限定するがご了承願いたい。まーすさまじく頭いい人なので とにかくいろんな主張がきっちり検証されててキレのいい論理を展開してるので 惚れる。タイムリーだったのは 先に上げた 安藤優子さんの自民党の女性認識が引用されてるところ。まあ博士論文と上智の法の教授の本を比べてもいけないのかもしれないが 安藤さんのは中ほどで自民党議員履歴書で稼いでいて 主張したいところは半分くらいなのに比べて 本書はみっちり詰まってる感じ。たとえが悪いかも知れないが 安藤さんが森の中の数本の木を分析‣主張展開してるのに対して 三浦さんのは森全体を広く それでいて深くみて展開してるところだろうか。文献の引用も結構な量なので ちゃんと読み込んでるところはさすがだ。あたしが頭悪いんだろうがオーバーフローして一度読んだだけでは3割ぐらいしか整理できないので 今の段階ではこれぐらいしか書けない。まだ出たばかりなので 古本が700円以上するので 新本を買うべきだろう。買いやすい値段だし。ただ今月は中古のノートを買ったので すでに大幅に予算オーバーしてる。無職の主夫としてはまずいよなぁ・・というわけで 買うのは来年入ってからだが 文句なしに書棚に収めたい本。返却期限が来年8日なので 次に予約が入らなければ延長できるししばらく図書館ので我慢する。読むべき本だと思うので興味を持たれたら買われることをお薦めしたい。図書館で借りると返却期限に追われるし 吞んでたりするとわけわかめになるからだ。ネタが絶品の特盛海鮮丼を食べてる気分だ。さて一度は読んだので返してこようかと。まだ手元に2冊あるし2冊来そうなので また借りればいいかと思ってる。
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知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた

2023-12-24 03:33:55 | メンタルヘルス
矢部 宏治著 講談社刊 2018年初版 296P 1100円
著者は60年博報堂マーケティング部を経て書籍情報社代表だそうだ。書籍情報社って何?という話は置いといて・・もともと これは知ってはいけない・・の続編らしい。こちらも予約に入れたんだが先約があって順番待ちで この2が先に来た。昔 週刊実話・・て根拠のない大嘘を本当らしく載せてた週刊誌があったんだが これはそのお仲間。文字はでかい 行間は広い 太字が多い 傍点だらけ・・て中身がない分水増ししたなのがモロ。ゴミです。評価する意味すらない。自民党政権とアメリカとの密約について書いてるのだが あきれるほど酷い。読みたい方はどうぞ。あたしは20Pで投げたが せっかく借りたんで半分まで読んだが あまりにもバカらしいので投げた。あまりにもアホらしい内容なので 予約待ちしてる知ってはいけない・・の予約は取り消してくる。10万部売れたとか言ってるが呆れたのは事実。
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京都ルール

2023-12-20 04:30:27 | メンタルヘルス
都会生活研究プロジェクト[京都チーム]著 中経出版刊 2011年初版 158P 1047円 
なんでこんな古い本を・・と言われそうだが 基本変わって無い。ルール本のうちの一冊で 東京・大阪・名古屋・博多・北海道なんてのもあるようだ。これを買ったのは死にかけた前の年で7円だった。これ 京都・・といっても洛中のルール。山科・南・伏見は地元の不動産屋ですら あの辺は京都ちゃう・・と言うので除外。あたしは洛中で職人目指して仕事してたので 半分くらい京都だが 外から見る京都の謎が普通になるので それ京都ルールなん?・・としか言えない。 大学4年だけの人はどうか知らんけどねぇ。京都市民に言わせたら しょーもない本や・・と言うやろう。これ普通やんか・・なんでこんなんが本になるん?という感じだ。ネタが濃くないので すんなり読める。伝統産業で仕事してると 年配の方と関わらざる得ないが そっちは濃いので苦労する。先日紹介した京のわる口・・を理解しなきゃきついが その前に軽く読んでいただければいいかと思う。しかしなんでこんな時間?と言われそうだが 昨日は心臓てダウンして細切れで寝てたんで変な時間に目が覚めるのだ。いつもだとあと1時間でお弁当の支度に起きる時間でもある。
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自民党の女性認識――「イエ中心主義」の政治指向

2023-12-20 01:33:25 | メンタルヘルス
安藤 優子著 明石書店刊 2022年初版 308P 2750円
先週だかの日経の書評に出ていて ちょいと面白そうだったんで買うまでもないが 図書館検索したらあったので借りてきた。なんで去年出た本の書評が今頃でてるのか良くわからん。著者を見ないでタイトルだけ見て借りたのだが 安藤優子?どこかで聞いたことあるけど 誰だろう?と思ってたら奧付に ニュースキャスター・・てあるのやっとわかった。遅い時間のニュースJAPANでよく見てた安藤さんか・・まあそれはいいとして 生まれは58年だから65歳。最近見ないからなにやってんだろう?とは思ってたが。彼女は上智で 嫁さんも上智が第一志望だったので・・てそんなんどーでもええんやけど。キャスターしながら上智の院で博士号取ったらしい。でもグローバル社会学博士て 何するん?さて50Pほど読んだところで どうも話がくどい。無理に引き延ばしてる感じがするので嫌だな・・と思ったので amazonのレビューを見に行ったら星4つで結構絶賛されてる。評価は高いわりにレビューの数は少ない。あとがきを見てたらその理由がわかった。本書は博士論文「国会における女性過小代表の分析ー自民党の政治指向と女性認識の形成」に加筆修正したものだそうだ。どうりで読みずらいわけだ。出版社も聞いたことのないところだし・・ハードカバーで立派な装丁なんだが 2750円も出して他人の博士論文て読みたいのか? 着眼点は面白いのだが じゃあどうするか?が全く述べられていないので分析しただけ。全文でなくていいので主張となるⅠの女性認識の形成と再生産 自民党の政治指向をめぐって・・の122Pと 終章の33Pだけでいい。レビューで後半の方が面白いというが そこの部分は女性認識ではなくて男性含めての自民党議員の履歴書なので逸脱してる。150Pなら新書でいいし手に取る人も増えるだろう。読まれなければ本は意味が無い。amazonのマケプレでは古本が2400円台なので謎だ。女性の政治への参入の障壁になってるのが 派閥政治 イエ中心主義 縦型個人集票システムの基盤である個人後援会とかは面白い。が・・だ 55年に誕生した自由民主党が75年の学習院の香山健一の日本の自殺・・やら76年の東大の村上泰亮山・佐藤誠三郎・公文俊平の文明としてのイエ社会・・あたりに引きずられ大平正芳に多大な影響を与えた・・て70年代にそんなアホな理念で政治をやってたのか・・と思うと呆れる。男は外で働き 女は家を守る・・てのが日本型福祉社会・・て時代錯誤も甚だしい。日本の政治家って基本世襲で家業になってるわけで地盤もカネもない女性や新人は落選するようなシステムだしなぁ。もう一度読みたいとは思わないので返してくるが読みたい方は図書館でどうぞ。最後まで読まなきゃ何も言えないから苦行だった。しかし博士論文てこれでいいの?・・と思うと 博士・・てなんよ?と思わなくもない。
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中央線をゆく、大人の町歩き: 鉄道、地形、歴史、食

2023-12-19 04:08:26 | メンタルヘルス
鈴木 伸子著 河出書房新社刊 2017年初版 203P 726円
著者は飯田橋の出版社勤務だったらしいが 何者?とググってみたらこんな人
「主婦と生活」を皮切りに多数の女性誌編集に携わる。1981年「ESSE」(扶桑社)の創刊メンバーに加わり、編集長として100万部雑誌に育てる。新雑誌「LUCi」創刊・編集長を経て、2000年に株式会社扶桑社取締役。
1950年生まれだから今73か・・いい仕事してるな・・と思う。文庫で726円とお安いので気軽に買えるけど 中央線沿線在住でない限り 中央線?ああ 東京から長野に行く電車ね・・くらいの認識だと思う。本書は中央線と言いながら都内だけ つまり東京から高尾までの各駅の文化 戦後の街の紹介がメインで amazonのレビューに浅い・・と書いてるバカがいるので むかっとして良い評価を書いた。編集がうまいなーと思うのは 新宿から始めて吉祥寺で一旦終わり 次は東京から代々木まで そして三鷹から高尾・・て構成になってるところだ。内容も歴史やら文化のある店やら文化人の紹介をうまいことまとめて ニヤリとさせてしまう。まあ沿線に住んでる人を読者として書かれた本。 あたしは元京都の職人を目指してたがソフト屋に転向して東京に出たクチ。当時親が吉祥寺にいて仕事はいくらでもあるわよ~という甘言にのせられたわけ。東中野のソフト会社から三鷹 府中とソフト畑。 住んだのは吉祥寺・国分寺・国立だ。中央線沿線というのは文士や70年代のヒッピーなんかの若者文化 そして喫茶店文化が濃く 東京でありながら東京を醒めた目で見てるところに好感が持てる。東京在住だが都内に興味が無く もう20年以上になるが 山手線乗ったのは数回で 銀座や赤坂 原宿なんてどこにあるのかすら知らない。池袋も渋谷も行ったことはないし行きたいとも思わない。新宿はバスタ新宿だけ。基本的に東京に興味が無いが中央線沿線は好き。本書 住んでないとほぼ興味が無いからか マケプレでは1円から非常に良いがごろごろある。あたしも最初はつまんないだろうなーと思ったがamazonの欲しいものリストから削除する前に図書館検索したらあったので借りてみて 即マケプレで買った。買った古本屋が南武線 稲城長沼のお店・・て最後までローカル色満載。中央線沿線に住んでる方には とても良い本なので強くお薦めしたいが それ以外の方には絶対お薦めしない。個人の感覚で言えば 下京の山鉾町 つまり祇園祭の鉾や山を持ってる町内に暮らしてる方達と同じで町内が世界・・という感覚に近い。あたしの東京は新宿から西 立川までなのだ。他に 山手線をゆく、大人の町歩き: 鉄道、建築、歴史、食・・てのも書いてられるがこれには全く興味が無いw
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