私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

なぜ中国人は財布を持たないのか

2024-11-27 05:04:15 | メンタルヘルス
中島 恵 (著) 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版)刊 2017/10初版 230P 914円 マケプレでは280円からある。日本のそれを遙かに超えるスピードで激変する中国社会。街中ではシェア自転車が走りまわり、現金を持つ人・使う人もめっきり少なくなった・・と言う要約だが ウィーチャットペイ 要はスマホ決済を切り口に2017年秋の中国人像を描いた本。何でもスマホ・監視社会・パクリ・結婚事情など日本人の知らない中国の日常が書かれてる。著者は1967年生まれ。北京大学、香港中文大学に留学後 新聞記者を経てフリージャーナリスト。中国、香港、アジア各国のビジネス事情、社会事情などを執筆しているそうだ。 図書館の本だがこういう本は生ものなので 7年もたった今ではまた変わってるとは思うが 中国人の考え方はそんなに変わらないと思う。ただ文化大革命を経験した親の世代と20世紀終わりに生まれた若い世代とでは考え方がかなり違う。最初に銀座の老舗和菓子店でウィーチャットペイで決済できないのを日本は遅れてる・・と言いだす中国人夫婦の話から始まるのだが・・京都にいると 中国のスマホ決済以前の話で 世界的なクレカさえ使えないお店はなんぼでもあるし それで普通だと思ってるからなんで?という感じ。カード決済は店側が手数料を取られるので 地元相手にご商売されてる所はほぼ現金。閉鎖された大陸の国の決済手段が世界中で通用するわけでは無いんだが・・欧米でも多分使えないだろう。知らへんけど。大陸の方と関りがありそうな人は 読んでおくといいとは思うがわざわざ買う必要は無い本。
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レキシントンの幽霊

2024-11-27 05:03:37 | メンタルヘルス
村上 春樹 (著) 文藝春秋刊 1996/11初版 235P 1200円 手元にあるのは初版で後ろカバーに200円・・てバーコードシールが貼ってある。今マケプレでは1円からあるしほぼ全てが図書館にある。いつ買ったのかわからない。とりあえず みんなが高評価する春樹なので読んでおくか・・と買ったのだが本が呼ばないので平積みになってた。平積みの山が増殖しつづけてるので 仕方なく読んでるうちの一冊。あんた30年前の春樹を今更・・なんだろうが。もし僕らの言葉がウィスキー と これを読んだだけだが 1Q84もねじまき鳥・・も平積みにあるのだけれど それをどうするか?の指標だったりする。どれも積んであるだけ。 amazonのレビューは星4つ5つがほとんどで 面白くなかった・・という星1つ2つが多少いる。あたしは 星2つくらい。世間で高評価されてる作家ではあるが ごく普通の小説で 春樹の闇・・という人もいるようだが 個人的には 普通の・・某国営放送の朝ドラみたいで いいとも悪いとも言えないというか なんで高評価なのかわからない。村上春樹って国分寺駅の南口を中央線に沿って新宿方面に行くと右手に殿ヶ谷庭園てのがあって そこから坂を下る・・半分京都人のあたしは下る・・は下ル・・つまり南に行くという感触なのだが 実は坂をくだって東に行く・・という気色の悪い話で 殿ヶ谷庭園の東にあるビルの地下に74~77年の間ピーターキャットてJAZZ喫茶をやってたらしいが知らない。本家を知ってるので 数度しか行かなかった国分寺ほんやら洞はその坂の途中にある。本家の同志社の隣のほんやら洞は火事を出してそのまま閉店しちゃったが・・元国分寺市民なのだが国分寺って 中央線にへばりつくように西に長いので あたしは駅は国立で その北側の坂の上に住んでた国分寺市民だった。国立駅の北側は かろうじて国立市がへばりついてるが数分歩けば国分寺だ。国立は景観を大事にするのと 裕福なお家がおおいので駅の南側は大きいマンションはほぼ無いが国分寺は規制が緩いらしく 国立駅の北側は高層マンションが何棟も建ってる。昔ゴルフの練習場があったが あそこもマンションになってるだろう。もう長いこと行ってないからアレだが。まあ そんなこんなで 身近な村上春樹だが実はほとんど知らない。彼が京都伏見の生まれで兵庫で育った関西人なんだけど早稲田ってこともあって西の雰囲気は全く無い。
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死体と話す: NY死体調査官が見た5000の死

2024-11-21 06:48:22 | メンタルヘルス
バーバラ・ブッチャー (著) 河出書房新社刊 2024/8初版 320P 2640円
amazonには 「古典となる運命にある一冊」パトリシア・コーンウェル(『検屍官』シリーズ)激賞!2023年Amazonベストブック選出!
Netflix「殺人事件ファイルニューヨーク」原案! だそうだ。日経の書評から拾った本。予約いれたら即準備中になったが取りに行ったら次待ってられるので2週間と言われた。著者は10代からアルコール依存でNYの法医学死体調査官。海外ドラマでボディ・オブ・プルーフって検死官のドラマがあるが 不評だったらしく3クールで打ち切りとか・・まあ派手なアクションや銃撃戦とかないし死体が画面に大写しにはならんと思うのでむべなるかな・・あのアメリカの暗い感じの犯罪ドラマみたいな内容の本。320Pなのに読んでも読んでも終わらない。盛り上がりに欠けるというか暗い描写が続くので読み疲れするというか・・元アルコール依存症からNYの検屍官になるという 自己肯定感というか上向き思考がいかにもアメリカ人女性‥と言ってしまえばそれまでだが・・今134Pだが読むのが苦痛だ。これに2640円出すか?と言われたら図書館でいいか・・と。と思ったら 後半の方は面白い。同時多発テロ NYのワールドトレードセンターに旅客機突っ込んで多数の死者が出た悲惨な現場で活動してたらしい。まあ 組織で働いてる人だと理解しやすいが 同僚や上司との関係性みたいなことがストレスになるし 管理職だと権力争いにもなる。あたしは 現場が好きだったし 一人親方の自営だったんで あんまりそういうストレスは無かったが クライアントの事務所に席があったので そっちが権力争いでごたごたしてるのを見てる。本書でも死体相手の日常は どれだけ平静であろうと努力しても 乗り越えたと思っていても 仕事を愛していても 澱のようなものは溜まってきて一線を超えると精神をやられる。ソフト屋さんも精神科かかってる人は多い。 あたしも精神科のお世話になってた。著者のように一線超えなかったんで入院隔離まではいかなかったが いろんな薬を飲みながら3回の未遂で搬送されたりで もうダメ・・というのもよくわかる。クライムサスペンス好きが選ぶ本だがメンタルを病んでる人には後半の方は役に立つと思うのでお勧めしたい。精神が健康な方は理解しにくいだろうが 欝の人ってこういうところで苦しんでるんだよ?というのを理解するのにもいい。検屍という仕事が‥と言うより著者の強さが印象に残った本。高いから図書館にあればいいと思うので買わないけど。次待ってる人がいるのでとりあえず返してきてもらう。
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人はどう死ぬのか (講談社現代新書 2655)

2024-11-20 01:37:21 | メンタルヘルス
久坂部 羊 (著) 講談社刊 2022/3初版 224P 990円 売れてないのか手放す人が少ないのか古本は新本に近い値段なので ここはまず図書館だろう。あたしも図書館の本。先に書いた 人はどう老いるのか・・と同じ著者でこちらの方が先に出てる。著者のうんぬんは先に紹介してるんで省略。amazonの紹介だと 誰にも訪れる「死」。しかし、実際にどのようにして死んでいくのかを知っている人は少ない。人がどのような末期を知らないと、虐待に等しい終末期医療に苦しみ、悲惨な死を迎えることになりかねない。肉親が迎えたとき、そして自ら死を覚悟したとき、どのような死に方を選べばいいのか。その日に備えて、読んでおきたい「死の教科書」・・なんて書いてあるが これどうなんだろうねぇ・・ あたしは急性大動脈解離で死にかけて生還率3%です・・と 死亡宣告みたいなのされたわけで まず助からないから覚悟しておいてください・・だったらしい。主治医の説明では肺に行く動脈と脳に行く動脈の2本が内膜が剥がれて血管を塞いだらしいので 脳のダメージもあるようで記憶がまだら。昔の記憶も相当抜け落ちてるので 見た目は普通の健康体だが 仕事やらこれから先をごっそり失ったのは痛い。まーそんなこんなで三途の川手前で引き返してきたが これとて 偶然が重なった・・というか運が良かっただけに過ぎない。大動脈が人工血管に置換されてるわけだが 100年経ってもだいじょーぶ・・なわけがないので いきなりお星さまになる確率は限りなく高い。 明日目が覚めたら運が良かった・・くらいの 死がお隣にあるような状態。久坂部さんも言うように死は一生に一度の経験なので 本人はどーでもいい。身近な人が死にかけてる時に周りはどうすればいいのか?という本だ。久坂部さんのおとーさんも いい人生だった もう十分生きたと言われてたようだが 同感。年が明けると生還してから9年になるが これはおまけだと思ってるのでいつ終わっても いい人生だったなと思うので死ぬ準備はできてる。あー話は変わるがエンゼルケア・・って聞いたことがある方もいるだろうが 亡くなった後の処置で 口に綿詰めて体拭いて死装束に着替えさせて 女性なら化粧 男性なら髭をそる・・てのは知ってたが 肛門から指突っ込んでうんこを掻き出すこともするそうで そういうのは看護師の仕事らしい。叔母は津の保健所の婦長さんだったが そういう現場を経験してたんだろうな・・と思うが あたしにはとても無理だ。強い人でないと無理。本書では安楽死やら尊厳死 無駄な延命治療とか まあ色々書かれてるが おそらくあたしには縁が無いが これ読んでるあなたたちには起こり得ることなので 本書は買わなくてもいいが是非とも読んでおいて欲しいと思う。人の死ってタブーなのだけど 誰もが必ず死ぬので他人事ではない。 
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続けて

2024-11-19 00:08:43 | 日記
久保坂羊の人はどう死ぬのか 講談社現代新書を読んでる。まだ途中なので生きてたら改めてあげるつもりだが・・あたしは 明日の朝お星さまになってるかもしれん。自慢ではないが6回の救急搬送があるし 一度は生還率3%だったので もう死が身近過ぎる位置にあるのだが・・どれも全部苦痛は無かったんで あー死にゆく人はこんな感じなのだなというのが漠然とわかる。タバコ 本数は1/10だが止めないし お酒も呑む。普通の人は自分が死ぬ・・ということをそれこそイスカンダルのおとぎ話くらいにしか思ってないだろうが それはそれでいい。こんなおっそろしい話を日常で考えてたら欝になっちゃうから。人生はやってみなきゃわかんない・・とブレイディみかこさんは言うが その通り。下の方でも目いっぱい生きてきたので 明日お星さまでも後悔はない。支えてくれたみんなに感謝である。チャットの友人の熊本のみかん農家さんの早生のみかんがすごく美味しいとおかんが言うのだが 個人情報もメールも知ってるが送ってくれる?と頼む行為に高い壁がある。チャット維持できてないのに そんな都合のいいお願いはできない。もういろんなことがぐちゃぐちゃで 多少穏やかになれるのは加茂川のいつものベンチで大文字眺めてる時くらいだ。ダメダメだよなぁ・・と思うがどうしようない。世間ではこういうのを負け犬と言う。
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