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どこでもいいからどこかへ行きたい (幻冬舎文庫)

2024-12-31 01:34:59 | メンタルヘルス

pha (著) 幻冬舎文庫刊 2020/6初版 262P 660円

1978年生まれ。大阪府出身。京都大学総合人間学部を24歳で卒業し、25歳で就職。できるだけ働きたくなくて社内ニートになるものの、28歳で退社。以来毎日ふらふらしながら暮らしている・・らしい。今46歳か・・

家にいるのが嫌になったら、突発的に旅に出る。カプセルホテル、サウナ、ネットカフェ、泊まる場所はどこでもいい。時間のかかる高速バスと鈍行列車が好きだ。名物は食べない。景色も見ない。でも、場所が変われば、考え方が変わる。気持ちが変わる。大事なのは、日常から距離をとること。生き方をラクにする、ふらふらと移動することのススメ・・・だそうだ。 元々は2017年に出たひきこもらない・・という単行本に加筆して文庫化したもの。内容とか別として 文庫で660円という値段は至極真っ当。まー幻冬舎・・という時点で一抹どころかすさまじく不安ではあるけれど うちの図書館は持ってないし古書は高いので メルカリで300円で買った。京都時代のネタは 冬とカモメとフィッシュマンズ と 京都には世界の全てがあった の2つだけ。住んだことが無いとわかりにくいが あたしは学生時代も最初のやりたい仕事が京都だったので よくわかるが 外から古都京都というか観光京都を見てる方には あのゆるい感じは理解しにくいかも。他はニートの普通のエッセイ。彼ももう46なのでこれまではこれで良かったと思うが まだ先は30年くらいあるよ?という現実を本人や周りがどう納得するのか?という問題はある。本書天気のいい日に 鴨川のベンチで鳥羽梅さんのたこ焼きつつきながらビール吞みながらバカねーと読む本。これは文字の漫画。個人的には全部京都ネタだったら もう少し面白かっただろうと思う。

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