矢野住建 Create the ideal

簡単に妥協したくない方へ。理想を創る、宇都宮市の矢野住建ブログです

下野市の現場にて

2012年02月24日 | 注文住宅 トピックス
なかたです。

今日は天気がとても良いです。本日は晴天なれど波高し。NHK大河ドラマ 坂の上の雲でのセリフを思い出しつつ、、だんだんと春らしさを感じています。

ところが弊社のメンバーたちは、私をのぞいてほぼ全員が花粉症なので、ウキウキすると同時に何か構えている雰囲気をだしている今日この頃です。

さてさて、下野市の新築予定現場もいよいよ大詰めを迎えています。
敷地の確定測量もほぼ終了しまして、あとは、役所の立会のみであります。


上記の敷地の一角に計画している建物でありますが、以前も記載しましたとおり、土地には公図なるものが管轄の法務局に備えてありまして、現況はどうあれ、公図と地図が違うかことが多々あります。
聞くところによるとこの公図なるもの、明治時代に作られたものらしく現況と違うのは仕方がないことで、
そのため個別案件で処理しているのが実務であります。



上記写真の点線は何を示しているのかは、実はこれ水路です。写真の通り、現状は宅地ですけど、公図上に水路がまたがっているわけです。こうなるとややこしくて、建築基準法という法律で、その中に接道義務というものがあります。つまり、道路と敷地が2m以上接していなければ建てじゃダメですよ。という内容です。

じゃあ、なんで今、建物が建ってるの?という疑問も湧きますが、当時は規制が緩かったのでしょうか?そのあたりは詳しく分からないですが、現在はダメ。ということです。

そうすると、敷地と道路の間の水路を土地所有者は購入する手続きが必要になります。

これが面倒だったので、接道義務もクリアしている南側にある地続きの土地に建築しようと思い、管轄の役所にて協議はするものの、(開発課)ここで、市街化調整区域の縛りが・・・・

調整区域とは、基本的に建物は建ててはいけない区域です。(都市計画法に規定されています。)
ただし、例外規定はあります。今回はご結婚された息子さんの建物を計画していますので、本家は農家であるし、分家住宅では可能です。が、、
例外規定の条件のひとつに、本家住宅が適法に建物が建っていることがありました。

うーーーん。やっぱり水路の払下げか・・・・・・・・

というわけで、確定測量がほぼ終わりましたので、役所立ち会い後にて、水路の払い下げの手続きを実行するところであります。

いやーーー。建物を建てるだけなのに、いろいろな事が多くて大変です。

事前に調べるって大切なことであります。土地購入後、このような問題があって、建物が建たなーーーいなんてことになったら、トラブルです。(※土地売買に農地法が絡んだりした場合などなど・・)

買われる前にぜひご相談を
または、私たち仲介業務もできますので(宅地建物業の免許はありますよ
トータルサービスは受けられるますよ。 ※宣伝です(笑)

以後、進捗がありましたら、ご報告いたします。

では。

※栃ナビも更新していますので、そちらも見てくださいね。


※中央はご依頼主様でーーーす。 ついでの記念撮影
 ちなみに電気屋さん。当然、YANO住建の建築する際のレギュラーメンバーです。
 いつも丁寧に、また、適切な処理のもと助かっています。 感謝