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有明アリーナは東京オリンピックのバレーボール会場として新設され
その後改修を加えて、汎用性のあるスポーツ・文化施設として生まれ変わったもの。
このPerfumeのライブが杮落としだったらしいのだが、おじさん的にはそんなことどうでもよくて、
今回の目玉は何といってもかしゆかの姫(巫女)カットが生で見られること!
ここのところPerfumeのライブは、会場空間を床だの壁だのを縦横無尽に使い
三次元的にビジュアルが展開する斬新なもので、
言わば「空間全体が統合されて一つの作品」となるものだった。
今回も基本的にはそうした流れを汲みつつ、少し趣向が変わって
3人の存在感を強調し、歌い、踊るナマの姿に集中できる演出になっていたと思う。
つまり、姫(巫女)カットがよりよく見える、というわけで
4階席からでも十二分にかしゆかの艶姿が堪能でき、満足、満足w。
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元をたどれば、新アルバム『PLASMA』そのものがシンプルな曲調でボーカルを立たせているものが多く
アナログ的な奥行き感があって、おじさんの耳にもよく馴染む印象だった。
一瞬、昔に帰ったかとも思ったが、そういうことではなくて
コロナとかAiとかいう時代の中で、もう一度生身のPerfumeを体感してほしい、ということなのだろう。
正直、30過ぎてこの曲か?と思ったりもしたのだが、30過ぎてこれができるのも、Perfumeらしいところ。
「まだまだ続けます!」とあーちゃんも言っていたことだし、このまま最後までついていくしかないw!
たまたま会場に行く前に、ららぽーと豊洲に寄ったのだが
野外の広場で、いわゆる地下アイドルのステージを見てしまった。
6~7人の中・高生と思しき女の子たちがまばらな観客を前に、一生懸命に歌っていた。
15年前はPerfumeの3人も、広島で同じことをやっていたのだなあと思うと、感無量ではあった。
やっぱり、Perfumeは凄いよ。
Perfumeのこの間の9年の進化と、我々の9年間の変わらなさに愕然としますが。
まだこれからも未来を見続けるエンディングには、我々もまだまだこれからと元気をもらえますね。
お互いに、体に気をつけてがんばりましょう。