ハレ時々オンデマンドTV

オンデマンドTVの感想やら日々の見聞録

東京ゲームショウに行ってきた

2008-10-11 22:03:29 | Weblog
東京ゲームショウ2008



何年ぶりかで東京ゲームショウに行ってきた。
ゲームの世界は久しくご無沙汰しているので
何がどうなっているのかよく分からないが
相変わらず、人は入っている。

自分の分かる範囲ということで、ついCAPCOMのブースで
『バイオハザード5』のPVに見入ってしまった。

本作は「ハリウッド」クォリティを目指したそうで
俳優や制作はほぼアメリカのハリウッドで行ったそうだ。
最終的な画像はCG処理されるのだが
キャラクターや彼らの動作をリアルにするために
俳優、女優が存在する。

簡単に製作過程を紹介すると
 1.絵コンテを起こす
 2.それに沿った実写(風景など)を行う
 3.それぞれの俳優がモーションセンサーをつけて
   グリーンバックでアクションシーンを撮影する
 4.各シーンをCGで合成する
 5.顔にモーションセンサーをつけて
   アップの仕上げとアフレコを行う
 6.BGMの録音もハリウッドのスタジオで
   フルオーケストラで行う
ということになる。
実写の映画そのものよりもよほど手間ヒマがかかっており
ひとつひとつのシーン仕上げる時間と人手を考えたら
気が遠くなりそうだ。

プロデューサー氏によれば
とにかく現在の最高のものを目指し、
画像のリアリティと迫力、CGならではの特殊効果
さらにストーリーの重厚さは映画作品と肩を並べるという。
「このゲームを知らないということは
 トップを知らない、ということだ」という言葉に
自信のほどが表れている。

制作費の話はしていなかったが
近年のゲーム制作にかけられるコストは
下手な映画を軽く上回るので、この作品も
ご多分に漏れず、であることは想像に難くない。

ゲームは既に子どもの手を離れて
一般的な「エンターテインメント」として認知されてきた。
とはいえ、こうした大作が出るたびに
たかがゲームごときにここまでやるか、という
ご意見も確かにあるだろう。

しかし、やるからには頂点を目指すというエネルギー
やったことがないことに挑戦しようとする強い意思があるからこそ
テクノロジーの可能性が広がっていくことも、事実なのだ。

比較の対象としては適切ではないかもしれないが
10年で月に立つ、と宣言したことで本当に
月面着陸が実現したこととも似ているように思う。
人は大きな目標を持つことで
夢と勇気を持って階段を上ることができるのだ。

ゲームというエンターテンメント・ビジネスは
インターネットや通信の世界と密接に結びついている。
パソコンやテレビ、携帯電話の発展には
ゲームで培われたノウハウが少なからず貢献してきた。
その裏には、娯楽としてのゲームという枠にとらわれず
ビジュアルや音響の可能性を追求してきた
制作者たちの「こだわり」と「夢」がある。

たかがゲーム、されどゲームが
未来の映像と音によるコミュニケーションの領域を
改革していく大きな力になることは間違いないのだ。

そういう意味で、一時期の勢いは失ったとはいえ
日本(世界)のエンターテインメント・ビジネスが
これからも夢と勇気を持ち続けることを、期待してしまうのだ。

また、同じ意味で
任天堂がこの場にいないことを、ちゃんと考える必要があるだろう。



東京ゲームショウ2008 10月9日(木)~10月12(日) 幕張メッセにて

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 倉庫 萌え~~~ | トップ | Perfume 『GAME TOUR』 DVD »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きゅうママ)
2008-10-14 17:46:05
お久ぶりです。
私が“インベーダーゲーム”をやっていたのが中学生。
高校の頃に“初代ファミコン”で、マリオをやってましたね・・・。
その後出た、機種の半分以上は買ってます。。。。
今は“プレステ2”と“PSP”と“DS”がありますが・・・。
ほとんど休眠状態です。
“動物の森”に燃えていた頃は、寝る間も惜しんでやっていましたが・・・。
その後の、体と目の疲れが・・・(ToT)
今のソフト事情は、全く分かりません。
でも、画像綺麗ですよね。。。。
でも、個人的には、インベーダーゲームのような、シンプルなものが好きだったりしてます。
返信する
きゅうママさまへ (アナログオヤジ)
2008-10-16 00:41:03
毎度ありがとうございます。

確かに、ゲームはシンプルな方が面白いですね。
人が集まると「桃鉄」なんか最高です。
自分的には
反射神経を使うアクション物や
根性とアタマが必要なRPGが苦手なので・・・
って、単にニブイってことか???
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事