念願かなって赤坂離宮の見学へ。1909年、東宮御所として建設された赤坂離宮は洋風建築技術の総決算!迎賓館として使われるようになったのは1974年のこと。この時、和風別館も建設され日本風の接遇も可能に。

門の前に立つと、すでにこの世界観。真っ直ぐで長いアプローチは威厳を感じます。玄関ホールから2階に続く階段は赤絨毯が敷きつめられ、見上げた先にはアーチ状の絵画が。2階に向かう賓客を朝日で出迎える趣向。反対、1階の正面玄関に降りていくときには夕日でお見送りするというおもてなしの心を演出しています

見どころは5つの間。賓客のサロンとして使われている「朝日の間」は女神オーロラの天井画が描かれ、桜花モチーフの緞通が敷かれています。条約の調印式や首脳会談で使用される「彩鸞の間」は石膏金箔張りレリーフの架空の鳥鸞や軍隊調のモチーフ、公式晩餐会で使われる「花鳥の間」は天井に描かれた油絵や壁に飾られた七宝焼に花や鳥が描かれ、板壁の落ち着いた部屋になってます。

バッキンガム宮殿やヴェルサイユ宮殿も参考にしたというだけあって、西洋の宮殿の中に迷い込んだよう。でも室内の誂え、建物の中外のそこかしこに日本風の装飾や伝統文化が混在し、豪華絢爛だけでなく日本の誇らしさも感じられる素晴らしい場所になってます。

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主庭中央には噴水や花壇も。前庭からの荘厳な佇まいも素敵だけど、主庭の華麗な佇まいも素敵♪
2019年・東京メトロ24時間券で、第2弾