昨日、もう一昨日の新聞の記事になるかな。
庄原市議会が発議した「島根原子力発電所2号機の再稼働に反対する決議」を賛成多数で議決したと。
新聞ではこの議決をどのように社会にアピールするかは書いていなかった。
これを中国電力に提出するのか?
松江市に対して考え直せと言いに行くのか?
内閣府に提出するのか?
どうしたいのだ?
決議の文章中で反対する理由が述べられていたが中途半端だ。
以下のように述べている。
原子力規制委員会は、原子炉等の設計を審査するための新規制基準は原子力施設
の設置や運転等の可否を判断するためのものであり、これを満たすことによって絶
対的な安全性が確保できるわけではないとしている。また、広島県と島根県が締結
した原子力災害時等における広域避難に関する協定及び島根県が作成した原子力災
害に備えた島根県広域避難計画において、本市は松江市八雲地区から 6,810 人の避
難者を受け入れることになっている。この避難計画は、自力での避難が難しい人へ
の支援や、自然災害で避難経路が使用できない際の対応、避難所での新型コロナウ
イルス感染症対策など、実効性に関する課題が山積している。
島根原子力発電所2号機が再稼働され、重大事故が起きれば、その被害は計り知
れないものとなる。何よりも重視しなければならないのは、住民の命と安全である。
その保証がないままに、原子力発電所を再稼働すべきではない。
絶対的な安全性という言葉の意味は?
この世の中で「絶対的」という文言を使うのはロシアのプーチンか北朝鮮のキム、中国の習近平ぐらいじゃないの?
新幹線も絶対的安全性がないと走らすなということになる。
飛行機も絶対的安全がないと飛ばせなくなる。
事故が起きたらそれから問題点を洗い出し、その解決策を講じるのが技術的進歩という。
新規制基準に問題点があるならそれを示して欲しい。
さらに、避難計画の問題が解決されれば稼働しても良いのか?
再稼働に反対なら中途半端な反対理由を書くべきではない。
私のブログでも福島の原発事故に関して書いている。しかし、所詮は素人の考えで批判的に書いているだけで特に責任もないし、その考えが事実に対して正確かどうかもわからない。
それは、個人のブログであるから良い。
しかし、市議会として議決するなら
専門家の意見を聞いたのか?
中国電力の話を聞いたのか?
原子力規制委員会を議会に呼んで話を聞いたのか?
広島県と島根県の担当者に避難に関する質疑を問い合わせたのか?
議員個人のブログやツイッターで反対意見を表明すれば良いのじゃない?
Dilettanteという単語があったなぁー
Oxfordの辞書によれば、
a person who does or studies something but is not serious about it and does not have much knowledge
Cambridgeの辞書によれば、
a person who is or seems to be interested in a subject, but whose understanding of it is not very deep or serious
悪口と違うでぇー 英語の勉強中。