それが一番の問題

概要は後からついてくる

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎 夏海

2010年12月04日 | 
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎 夏海
ダイヤモンド社


僕はこの本を肯定します。

原書をわかりやすく解説する本はたくさんある。
原書が難解であるために読むのに時間がかかるのなら
誰かが噛み砕いて説明してやるのは自然なことだ。

それがここまでわかりやすい形で物語になっている本は、
僕にとってこの本が初めて。
斬新に感じた。

内容も良くわかる。
とても判りやすい例え話。

ただねぇ、絵はどうかと思う。

広く認知されている本だからいいけど、そうじゃなかったら
この本は電車で開きずらいと思う。
表紙カバーをつけるかあるいは表紙そのものをとってしまえばいいんだけおど。

書店で表紙デザインに惹かれて手に取った人と逆に止めた人の割合はどうなんだろ。
気になる。

思い切ったデザインを実行した心意気は文句なしに凄いと思いますが。


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チーズはどこへ消えた? スペンサー ジョンソン

2010年12月04日 | 
チーズはどこへ消えた?
スペンサー ジョンソン
扶桑社


優れたアナロジー。
ストレートに言っても伝わらないことをアナロジーの力で納得させる。

読んでいる当たり前のことしか書いてないように思えるが、
この当たりませが当事者にはわからないことだったり、認められないこと
だったりする。

他にも書きたいことはあっただろうが、敢えて入れなかった点。
ネズミとチーズというアナロジーを選んだ点は、読んでみてから感じた成功要因。
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サイゴン・ピックアップ 藤沢 周

2010年12月04日 | 小説
サイゴン・ピックアップ (河出文庫―文芸コレクション)
藤沢 周
河出書房新社


藤沢周の小説は3冊目かな。
この作品は最後まで読み終えなかった。

池波正太郎のエッセイ集と同じタイミングで読んでいた。
環境が悪かったのか、、、。

藤沢周の小説の主人公の行き詰まり感はなぜか共感することができる。
「僕もいづれこうなるかもしれない」という危機感に襲われる。

今やその危機感が当たりそうな予感に変わり、
怖くて読み進めることができなくなったのかも知れない。

などと考えてみる。
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おおげさがきらい 池波正太郎

2010年12月04日 | 
おおげさがきらい (講談社文庫)
池波 正太郎
講談社


読んだ環境が悪かったかな。
一つ一つのエッセイの記憶がない。

断片的に覚えている場面といえば、のぞきをこらしめるところや、
母親が仕事を休むときの芝居くらい。

株屋をやっていたのは前から知っていたし。

、、、もう一つ思ったことは、東京下町生まれの人は、
肩肘はらなくても東京下町人だということ。
物の見え方、感じ方、変化のとらえ方、どれもそう。

それは最近の下町ブームの「粋」だの「いなせ」だのとは
違う部分が多い。

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