奇跡を起こした村のはなし (ちくまプリマー新書) | |
吉岡 忍 | |
筑摩書房 |
知らなかった、こんな村が存在していたなんて。
あらゆる言い訳を許さない実績がここにある。
1人の村長さんが牽引していたということにも驚いた。
心底から村のことを考えた人なんだと思う。
役人仕事なんて馬鹿にして言うことがある。
そういわれても仕方のない現状があるように思うこともある。
でも、それってやっぱりおかしい。
この村がかつて置かれた状況は、今日の企業が直面する多くの問題よりも深刻であったはず。
ひっくり返せないのではない。ひっくり返すことができると信じていないだけなのだ。
勝者がいれば敗者もいるのは確かだが、死ぬまで負け続けることはない。
負けっぱなしでいるからいけないのだ。
考えて勇敢に行動すれば、いずれはどこかで勝利を勝ち取ることができるのだ。
そんな気持ちにさせられた。
人生をつまらなくしているのは他ならぬ自分である。
読み返すべし。