それが一番の問題

概要は後からついてくる

複眼の映像―私と黒澤明 橋本 忍

2011年03月07日 | 
複眼の映像―私と黒澤明 (文春文庫)
橋本 忍
文藝春秋


世阿弥は言った、「仕事は一日も休んではいけない」

黒沢明も脚本は休日無しに書き上げるそうだ。
ジャック・キャロアックの執筆スタイルもそうだった気がする。

最終稿までの長い道のり。

複数で書いて、その中から良いものを選んで使うスタイル。

そうして「7人の侍」は書かれた。

その方法で最高の作品を書いたら2度と使わない。
どんなに苦しくても他の方法で作品として上を目指す、、、。

頑固なところはあっても、礼節は守る、自分の基準かもしれないが。

大学ノートいっぱいの人物の彫り込み。

関わったひ人が燃え尽きるほどの激しさ。

黒沢映画のおもしろさにはそれなりの理由があるのだ。

黒沢明を詳しくしるための本は沢山あるだろうが、僕は彼について詳しく知らない。
執筆スタイルに興味があり、その欲は満たされた。

そう、自分に正直に生きた人なのだと思う。
多くの人と金が伴う映画業界でそれを通す強い気持ち。

見習うところは多い。

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